「手つだいが こうかいに かわる」9歳の少女が作った天才的“ことわざ”が書籍化 1年半かけて100個以上を考案

付録「死にかた占い」付き。

» 2019年02月20日 14時30分 公開
[高橋ホイコねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 9歳の天才少女が考えたオリジナルのことわざ“自分ことわざじてん”(関連記事)の書籍化が決定しました。2017年9月にTwitterに母親が投稿した「てつだいが こうかいに かわる」「こうきゅうな けしょうひん いってきずつ」などが話題に。それ以降、1年半かけて100個以上のことわざを考えました。

自分ことわざ 「自分ことわざじてん」が書籍化!

 書籍には、さくらこちゃん自身が執筆した“ことわざ”に、ことわざの意味と具体的な例、イラストが入るほか、三省堂国語辞典をつくっている飯間浩明氏による本物の解説が掲載されます。

 例えば「手つだいが こうかいに かわる」のページには何が書いてあるのでしょう。

  • ことわざ:手つだいが こうかいに かわる
  • 意味:一回手つだったら、たくさん やらされた
  • 例え:小さい子とあそんだら まい日 あそばされた

 そして、さくらこちゃんのオリジナルことわざに対して、飯間先生が「似たことわざに『ひさしを貸して母屋を取られる』というのがある」と解説を入れています。

 他にも「千円札にお湯をかける:(例)千円札にお湯をかけても、ふくらんでふえるわけがない」などユニークなことわざが多数収録されています。

手伝いが後悔に変わる 手伝いが後悔に変わる:1回手伝ったらたくさんやらされたの意

高級な化粧品一滴ずつ 高級な化粧品1滴ずつ:いくら高くても、少しずつ使ったら意味がないの意

千円札にお湯をかける 千円札にお湯をかける:(例)千円札にお湯をかけても、ふくらんでふえるわけがない

私にひとつアボカド 私にアボカド:「ネコにかつおぶし」の意

 書籍化のきっかけは、やはりTwitterの投稿でした。さくらこちゃんの圧倒的な才能にひとめぼれした出版社が、2017年9月に連絡し制作が始まりました。

 最初のうちはテンポよく書けていましたが、興味が薄れてしまったのか、ある日パッタリと筆が止まってしまったそうです。編集担当者は、メールや手紙のやりとりで毎回「なぞなぞ」を交換するなど工夫をして気分を盛り上げ、鉄棒・ブランコなどの過酷な接待(?)もこなしました。

 一方、さくらこちゃんはトイレに「ことわざがんばる!」と貼り紙をして、自分を鼓舞してがんばりました。

自分ことわざじてん トイレの貼り紙

 解説を担当した飯間氏は「それぞれの作品は、読んでいると、思わず微笑・苦笑し、なるほどと膝を打ちます」とコメントしています。さくらこちゃんが何十年か前の自分とよく似ているところがあると感じ、解説を引き受けたそうです。

自分ことわざじてん さくらこちゃんによる飯間氏の似顔絵

 ちなみに付録として、さくらこちゃんによるもうひとつの超・話題作「死にかた占い」(関連記事)がついてきます。2018年8月に話題となったもので、くじ引きを引くと、自分の“死に方”が占えるというもの。おかあさんが占ったところ「バンジージャンプの ひもが ながすぎて 死ぬ」という死に方でした。他にはどんなくじが入っているのでしょうか。あんな死にかた、こんな死にかたが、全部読めます。

死に方占いの表紙 アルファベットを選ぶと、あなたの死に方が占えます。「この本を読んでくれた人は、とくべつに何回引いてもいいよ」(さくらこ)

 単行本「自分ことわざじてん」は、ライツ社から3月21日に発売されます。税込1404円、全112ページ。

高橋ホイコ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/16/news007.jpg まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  2. /nl/articles/2411/16/news013.jpg 自宅のウッドデッキに住み着いた野良の子猫→小屋&トイレをプレゼントしたら…… ほほ笑ましい光景に「やさしい世界」「泣きそう」の声
  3. /nl/articles/2411/15/news016.jpg 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. /nl/articles/2411/17/news066.jpg 「ヤバすぎwwww」 ハードオフに1万8700円で売っていた“衝撃の商品”が690万表示 「とんでもねぇもん見つけた」
  5. /nl/articles/2411/16/news014.jpg 330円で買ったジャンクのファミコンをよく見ると……!? まさかのレアものにゲームファン興奮「押すと戻らないやつだ」
  6. /nl/articles/2411/14/news014.jpg ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  7. /nl/articles/2411/11/news056.jpg 大量のハギレを正方形にカット→つなげていくと…… “ちょっとした工夫”で便利アイテムに大変身! 「どんな小さな布も生き返る」
  8. /nl/articles/2411/17/news038.jpg 58歳でトレーニングを始めたおばあちゃん→10年後…… まさかまさかの現在に「オーマイガー!!!」「これはAIですか?」【海外】
  9. /nl/articles/2411/17/news039.jpg 母犬に捨てられ山から転げ落ちてきた野良子犬、驚異の成長をみせ話題に 保護から6年後の“現在”は……飼い主に話を聞いた
  10. /nl/articles/2411/17/news004.jpg 「水曜どうでしょう」“伝説のシーン”そっくりな光景にネット騒然 「ダメだ笑っちゃう」「なまら怖い」
先週の総合アクセスTOP10
  1. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  2. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  3. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  4. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」
  5. イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
  6. 「この動画お蔵かも」 親子デートの辻希美、“食事中のマナー”に集中砲火で猛省……16歳長女が説教「自分がやられたらどう思うか」
  7. 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
  8. 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
  9. 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」
  10. 「天才」 グレーとホワイトの毛糸をひたすら編んでいくと…… でっかいあのキャラクター完成に「すごい」「編み図をシェアして」【海外】
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた