泳ぎたい鳥と飛びたい魚が出会ったら…… 小学生のときに書いた絵本が「深い」「これは名作」と人気集まる
最後の言葉を読んだあとにもう1回読みたくなる。
Twitterユーザーのだぶりゅー(@03x24)さんが小学生のときに描いたという絵本が「これは名作」「子どもの頃に出会いたかった」と話題になっています。
絵本に登場するのは、さかなを見て「およぎたいな〜」と願うとりくんと、とりを見て「とびたいな」と願うさかなくん。一度挑戦するも失敗した2匹は、それぞれ「あのさかなをたべたらおよげるかも」「あのとりにたのもう」と思い、話しかけます。
そして話し合いの結果、さかなくんの願いを聞いたとりくんが彼を口でくわえたまま空を飛びます。「どう? たのしい? きいてる? さかなくん」と飛んだ感想を聞くも、すぐに「あっしんでる!」と気づくとりくん。水から出て死んださかなくんですが、次はとりくんが「よし! たべたらおよげるぞ!」と彼を食べて、ばっしゃ〜んと勢いよく水の中にダイブします。しかしそれでとりくんが泳げるはずもなく……?
最後のページに書かれたのは、それぞれのお墓と、「けっきょく2ひきはしんだ。さかなくんにはさかなくんの とりくんにはとりくんの あなたにはあなたの いいところがあるんじゃよ」という言葉。かわいい絵柄で予想外な展開をみせながら、ラストのメッセージでやさしく人生の教訓を伝えるという深い内容に、Twitterでは「小学生の作品とは思えない秀逸な絵本」「人生の真理を小学生で悟ってしまうとは」と称賛の声が多く寄せられ、25万近いいいねが集まる人気を呼んでいます。
コメントでは「普通に絵本として欲しい」と書籍化を希望する声もあり、「僕の小学生の時の作品がここまで評価されると思ってなかったです」とだぶりゅーさん。そういった声に「出版してもっとたくさんの人に読まれたいという気持ちもありますが、難しいかもしれません」としつつ、これから出版社から声がかかった際には「もし本屋などでこの絵本を見たら手にとってみてください!」とコメントしています。
ちなみに今回の自作絵本の裏に書かれた「500円」の文字や、最後の言葉が「じゃよ」になっていることに独特のセンスを感じる声も上がっていますが、後者については「当時の僕ではここの部分を「だよ」にすることが照れ臭くて出来ませんでした。『じゃよ』にすることにより僕の言葉ではないように表しました」と説明しています。
画像提供:だぶりゅー(@03x24)さん
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