離乳食を題材にした絵本風「りにゅうこく物語」ママたちから絶賛 離乳食中&これから始める家庭に笑顔をくれる
ゆっくりゆっくり仲良くなっていこうね。
赤ちゃんは誕生から、おむつにおっぱいやミルク、予防接種と慌ただしく時を過ごし、個人差はあるものの生後5、6カ月くらいから「離乳食」という新しい世界に挑戦していくことになりますね。赤ちゃんもママも手探り。そんな離乳食について描かれた絵本風のストーリーがかわいらしく、離乳食を始めたママ、これから始めるママなどの共感を得ています。
2018年1月に男の子を出産したというyukko(@yukko_96)さんがTwitterで公開したこの絵本風のストーリーは「僕ちゃん」が「りにゅうこく」を冒険し、お米や野菜などと少しずつ仲良くなっていくというもの。
第1話「ぼく、りにゅうこくへ」では、ママに「りにゅうこくへいってらっしゃい」と送り出された僕ちゃんが「りにゅうこく」の前にたたずみ、ここには何があるんだろうと不安になるシーンから始まります。ママはお食事用のスタイ(エプロン)とスプーンがあれば、大丈夫だと言ってくれますが……。でも、どこに行けばいいのか分からない僕ちゃんは、近くにいたトマトたちに道を尋ねます。「こっちに行ったらいいのかな?」とフルーツ村の方を指さす僕ちゃんに、トマトたちは「ダメダメ! はじめに会うのはお米さんよ!」と教えてくれます。
第2話は、「ぼく、お米さんのお家へ」。先ほど道を聞いたトマトたちに連れられて行ったのは、お米さんの家。早速、お米さんと仲良くしようとした僕ちゃんに、トマトたちは「キャア! ダメよ、お米さんはまだ準備が終わってないわ!」と止めます。お米さんたちは、僕ちゃんとごあいさつする前にまずお風呂に入ってじっくりゆっくり体を柔らかくして、うらごし器さんを通ったら、初めて、僕ちゃんとごあいさつ。僕ちゃんはお米さんの甘い香りがお気に入りに。どうやら、お米さんとは仲良くなったようです。また明日会おうと約束するも、僕ちゃんはおなかを壊してしまい、りにゅうこくでの冒険は少しお休みになりました。
3話の「はじめまして にんじんです」では、僕ちゃんがやさい村にやってくると聞いて、たくさんの野菜たちがワクワクドキドキ。第1印象が大切だとおめかしをして待っています。野菜たちはいっぺんにごあいさつができないので、一列に並びます。最初はにんじん。ごあいさつをしてギューッとするも、僕ちゃんの反応はイマイチ。にんじんは「いいのよ。初めてなんだからビックリしちゃうわよね。ゆっくりゆっくり僕ちゃんのペースで仲良くなっていきましょ」と話しかけます。無理せず、ゆっくりが大切なんだ!
この後、トマトさんの初めてのごあいさつは僕ちゃんのご機嫌が悪く、それまで仲良くなったお米さんやにんじんさんをもってしてもうまくいかず、その日は終了になってしまったり、かぼちゃさんとの初ごあいさつで、僕ちゃんが好きになりすぎてしまったり、お豆腐さんとはなかなか仲良くなれなかったりと、いろいろな仲間と出会っていきます。
今いるやさい村以外にも、フルーツ村、おさかな村、おにく村、ミルク村などが待っています。でも、僕ちゃんは、途中で他の村に行かなくてはいけないのかなと不安になってしまいます。すると、にんじんさんが、今まではママのおっぱいやミルクで大きくなってきたけれど、ここではみんなの力を借りて大きくなる準備をしていること、がんばって仲良くなれないことがあっても、人生の中で仲良くなったり、ケンカしたり、仲直りしたりするから、みんなと向き合うことがすてきなことだと、僕ちゃんに教えてくれます。
なかなか仲良くなれないときにはブレンダーさんの活躍で仲良くなれたり、マグマグという新しいアイテムを手に入れたり、ブブブブーとなんとなくぜんぶ吐き出してみたり、そんな風にして、冒険は続くのでした。
離乳食は一進一退。ママが手をかけて作ったものに限って食べてくれなかったり、せっかく作ったものを手づかみでポイポイ投げられてしまったり……「何で食べてくれないんだろう」と思うこともあるかもしれません。でも、この僕ちゃんとりにゅうこくの仲間たちのお話を読めば、ゆっくりでいいんだ、と思うことができそうです。味から食感から何しろ全てが新しいことだらけ。きっといつかは食べられるようになるから、それぞれのペースでのんびりと冒険を続けられるといいですね。
なお、物語全編はTogetterにまとめられています。
画像提供:yukko(@yukko_96)さん
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