ど、どうしちゃったの? トヨタが金ピカ車「ニシノクラウン」発表、キンコン西野さんがデザイン(1/2 ページ)
なんじゃこれはぁぁぁ……!
トヨタ自動車は3月11日、お笑い芸人のキングコング西野亮廣さんとの特別コラボ車「ニシノクラウン」を公開。2019年3月12日から東京・表参道のギャラリースペースで一般公開します。
西野さんは芸人活動だけにとどまらず、絵本作家(関連記事)、映画制作、美術館の建設活動など、これまで誰もできなかった、枠にとらわれない活動で知られます。
「いつかはクラウン」「ザ・日本の高級車」──。トヨタ・クラウンは、1955年の初代登場から半世紀以上に渡って続くトヨタ、及び日本を代表するセダン。2018年6月にフルモデルチェンジされた現行15世代目(関連記事)は「対BMW、対ドイツ車」であり、「トヨタ史上、最高に楽しいクルマ」とうたいます。デザインと走行性能、“運転する楽しさ”に力を入れたスポーツセダンとしての性格を強め、さらに先進機能の数々を搭載した次世代に向けた初のコネクテッドカーとしても訴求するべく、かなり大きく性格を変えました。
クラウンを「保守的である」「変わらない」「オトーサンのためのクルマ」「権威の象徴」などと思っている消費者もいます。トヨタはフラグシップ車種のクラウンで毎回「革新」の価値を訴えているとしていますが、クラウンオーナーは平均年齢が毎年1歳ずつ上がっているという調査データがあり、同社はこれをどう変えていくか悩みを抱えていました。「“保守イメージを覆したい。クラウンは革新的である”。枠にあてはまらない自由な発想をする西野さんならば、新世代に向けたイメージも“革新”してくれると思った。これまでクラウンに接点がなかった人に届けたい」(トヨタ 第2国内販売部部長の杉浦宏哉氏)
コラボのテーマは「(革新のクルマと訴え、消費者の意識を変えたい)クラウンを、西野さんなりにデザインしたらどうなるか」。
確かにクラウンは、前の14世代目でもユーザーや車両そのものの若々しさや新しさを訴求すべく、ブッ飛んだ色(でも、実物を見ると意外といい色)の「ピンククラウン」を発売して話題になりました。しかし2019年3月現在も「クラウンってどんなクルマ?」の意識はそれほど大きく変わっていないかもしれません。ほとんど結び付かないクラウン×キンコン西野の組み合わせ。だからこその「打破」「確変」狙い。現行クラウンのさらなる訴求施策として新たな方法に挑戦する理由はここにあるようです。
西野さんも、「大企業のトヨタが、歴史的車種のクラウンで、ここまで大きく挑戦しようとしていることに面白さを感じた」とし、2万人超の会員がいるという西野さんのオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」のメンバーを巻き込んで、「作る過程からエンターテインメントにして挑んだ」としています。
「2万2000人のメンバーを巻き込んで一緒につくる。すると、彼らは“自分のこと”として考え、自身で“私がつくったんだよ”と胸を張って発信します。“受け”ではなく、自身のこととして発信するようになる。これが革新につながるのではないかと考えます」(西野さん)
金ピカゴールド×紺の異色カラー「ナポレオン」をイメージ 「なぜ?」に込めた狙い
ニシノクラウンは「ゴールドと紺」のツートンカラーが特徴です。何でこんな色になったのでしょうか。
「クラウンは、“デザインと走りの楽しさ”と“先進のコネクテッド機能”が二大特長だと聞きました。2つの武器がある。2つの角を持つバイコーン(二角獣)がいる。二角といえばナポレオンの帽子。このナポレオンの帽子はゴールドと紺だ──。このように詰めていったのです」(西野さん)
この他に、サビッサビにしちゃう“錆び”を表現する案もあったそうです。「俺は推しだったのですが、みんなの意見で却下となりました」(西野さん)
「広めることが目的。だから、見て終わりではなくて、見た人がちょっと人に話したくなるような“雑学”を込めたのです」(西野さん)
そして、西野さんは会見の場でいきなり発案します。
「そうだ。ハッシュタグ“#ニシノクラウン”付きでInstagramに画像をアップしてくれたら、俺が必ず『いいね!』押しますよ!」(西野さん)
こちら、予定にはなかったことのようで、トヨタ関係者は「ほえ? んん??(だ、大丈夫っすか?)」な顔をしていました。
ニシノクラウンは2019年3月12日〜17日の6日間、東京・表参道ヒルズとソーカルリンクギャラリーで一般公開します。
2019年3月現在ニシノクラウンの一般販売予定はありませんが、このハデハデな色はラッピングフィルムで実現しています。「これいい!」「これ欲しい!」との声が多く集まればオプションやフィルムの販売など何らかの方法で実現するのでしょうか。ともあれ、行って、見て、何を感じたか、そして何か後行動を起こしてみると、これまでなかった「革新」があるかもしれませんね。
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