「大学生活はスマホがあれば十分」は誤解? 大学が今「ノートPC必携化」を進める理由(1/2 ページ)
なぜスマホだけではダメなのか。
大学生に、ノートPCはいらない――こんなキャッチコピーを使った“逆説的な広告”が、3月はじめにネット上で話題になりました(関連記事)。
「Microsoft Surface」のPRを目的とした、電車内などで掲出されているもので、広告いっぱいに文字がズラリ。バイト探しや合コン、旅行の計画などをするだけなら「スマホがあれば、大学生活は乗り越えられる」と前置きし、その上で「自分を成長させるためにはSurfaceを使おう」と主張する内容です。
背景には「若者のPC離れ」を感じさせる広告ですが、実は近年、大学では「ノートPC必携化」の動きが進んでいることをご存じでしょうか。「スマホ1台あれば十分」どころか、PCがなくては大学生活は送れない……そう定めている大学について、その意図や実態を調査してみました。
「若者のPC離れ」どころか「ノートPC必須な大学生」
Googleなどの検索サービスで「PC 必携」のキーワードで検索してみると、各大学による公開資料が大量に出てきます。
大学ICT推進協議会らが行ったアンケート調査(2018年)によれば、有効回答を得た四年制大学490機関のうち、モバイル端末の必携化を実施しているのは25.5%(125機関)。その約半分が、学部、学科などにかかわらず「全学的に推進している」と答えています。
一見すると、学生のPC所有率が低いから、義務化しなければならない」という話のようにも思えますが、実際には別の理由があるようです。例えば、広島大学は2015年度から全学部でノートPCを必携化していますが、その前年度の新入生のPC所有率は96%。同校では義務化するまでもなく、ほぼ全ての学生がPCを持っているのです。
では、なぜ改めて「ノートPC=学生は持っていなければならないもの」と位置付けるのでしょうか。
大学によって掲げる理由はさまざまですが、おそらくもっとも分かりやすいのは九州工業大学の資料。同校ではPCを使った演習形式の講義が多いほか、履修登録、教材配布などにもオンラインシステムが利用されていますが、学校にあるPCは「台数や時間的制約もあり学生のみなさんにとって十分な学習環境とは言えないのが現状」とのこと。
九州大学も2014年、これと同様の理由を「ITmedia エンタープライズ」の取材のなかで述べています。記事によると、学生数1万9000人に対し、学生向けのPCは約1000台。「時間割の8割ほどが講義時間で埋まっていて、学生が講義時間外に使おうと思ってもほとんど使えなかった」といいます。つまり、学校側で用意するのが現実的ではないから、学生1人1人に所有してもらおう、というわけです。
「若者のPC離れ」というよりは「PC不慣れ」?
その他、ノートPC必携化の理由としてよく見られるのは「ノートPCならどこでも作業可能」「教材を持ち運ぶ負担が軽減」「eラーニングに利用」「ペーパーレス化」など。正直なところ、これらの多くは「ポータブルなデジタル端末は便利」の一言で片づけられる話で、「どうして学生が使い慣れているスマホではいけないのか」という疑問に答えてくれるものではありません。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
-
「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
-
もう別人じゃん! miwa、大胆イメチェンで面影ゼロに「まさかのこんな色になってるとは」「だれー!?」
-
「ぶち抜きたいです」 辻希美、懇願拒否された13歳長男が“荒くれ反抗”……息子の室内破壊に嫌悪あらわ「言葉が出ない」
-
異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
-
「キュウリが冷凍できるとは76年も生きて来て知らんかったなあ」 野菜ソムリエプロが教える冷凍&活用アイデアが328万再生
-
「虎に翼」、壮絶過去演じた16歳俳優に注目の声「違国日記の子か!」 「ブラッシュアップライフ」にも出演
-
築36年物件の暗くてボロいトイレをリメイク→ぐーんと垢抜け! 驚きのビフォアフに「すごいですね!」「天才」の声
-
【今日の計算】「13+8×2−11」を計算せよ
-
辻希美&杉浦太陽、15歳迎えた長女のレアな“顔出しショット”でお祝い 最近は「恋バナ」で盛り上がることも
- 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
- 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
- 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
- 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
- “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
- 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
- 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
- お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
- 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
- 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
- フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
- 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
- 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
- フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
- スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
- 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
- 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
- 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
- がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
- 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」