肉×寿司には無限の可能性がある! 元気寿司の全従業員参加コンテスト「キッチンファイト」で革命的新メニューを食べてきた
ファイナリストたちのメニューは9月17日より順次商品化されます。
2019年9月5日、明治屋ホール(東京都中央区)で元気寿司商品開発コンテスト決勝大会「キッチンファイト 6thシーズン」が行われました。
キッチンファイトとは、1万人以上いる元気寿司の社員・パート・アルバイトが全員参加できる商品開発イベント。回転寿司業界では最大規模の商品開発コンテストで、ファイナリストに選ばれたメニューは実際に発売されます。
回転寿司でも年々人気が高まっているのがお肉系のメニュー。そこで元気寿司の人気メニューネタに加え、伊藤ハムの人気商品を組み合わせる「ファミリー愛されメニュー」をテーマに肉メニューのアイデアを競いました。
家族みんなで楽しめるメニューの開発を目指し、過去最高の837品が集まって覇を競い、狭き門をくぐり抜けた5品が登場しました。
回転寿司業界の肉メニューはある意味完成されていて、商品の開発がむずかしく新たなメニューが世に出てきていないことが課題。その壁を打ち破るがごとく、果たしてどんな一品が現れるのか。
パワフルおかず!「まぐろメンチWithウインナー」
まず登場したのは元気寿司真岡店の店長、落合和幸さんが開発した「まぐろメンチWithウインナー」。まぐろメンチのあっさりした味と、ウインナーのジューシーさがコラボした商品です。
店長としてまぐろメンチのさらなる有効活用のアイデア。まぐろメンチの包容力でアルトバイエルンの歯ごたえを生かした力作です。
なお今回は審査員6人と特別審査員3人に、事前の一般投票結果とSNS審査結果、全ての点数を合計して第6回のチャンピオンが決定するシステム。特別審査員として北斗晶・佐々木健介夫妻と、タレントのIMALUさんが参加しました。
その北斗晶さんはまぐろメンチWithウインナーに対し「アルトバイエルンは子どもが大好きだし、ボリュームがあるのでお得感があっていい」と母らしいコメント。筆者も食べながら、わんぱくの子どもがかぶりつくのにパワフルなおかずメニューだと感じました。
モチサク&スパイシー「ピリ辛やみつき生春巻き」
お次は元気寿司烏山店でパートを務める、糸井成江さんの作品「ピリ辛やみつき生春巻き」です。
伊藤ハムのグリルチキンスライスを使用し、モチモチとサクサクをピリ辛ソースで仕立てたやみつきになる一品。
筆者もいただきましたが、野菜をふんだんに使い、シャキシャキとした食感とさわやかな後味の中にあるスパイシーな辛さ。魚系のメニューをいろいろ食べたあとの口直しにもピッタリに感じました。
法師人社長も「寿司は違和感のないおいしさがすごく大事で、(その意味でも)非常においしく感じた」とコメントしています。
ちなみに今回ねとらぼの営業担当である三ツ谷は、こちらを激賞していました。
甘みと辛みの共演「いなチキッ!」
次は魚べい大田原美原店のパート、渡村奈緒実さんが考案した「いなチキっ!」です。さすが全従業員参加型コンテストで、またもやパートさんのファイナリスト登場となりました。
いなりの甘みとチキンの旨みとラー油の辛味が融合した新感覚いなり寿司で、まずいなりの甘い皮が下地になりながら、ネギとラー油とごはんが織り成す妙味がおいしさを醸し出します。
これには「絶妙な新感覚で、いなりの革命が起きそう」とのただならぬコメントも飛び出しました。
四位一体の楽しさ「4色サルサロール」
続いては、魚べい京都八幡店のチーフとして活躍する、入社2年目の上垣勝也さんによる作品「4色サルサロール」です。
赤・黄・緑・白(トマト・チェダーチーズ・サンチュ・シャリ)の食材をメキシカンソースで調理したサルサロールで、レタスと愛娘の好きなベーコンスライスでごはんをくるくるっと巻いて食べる一品。
伊藤ハム代表取締役社長の柴山育朗氏は、「口に入れた瞬間、野菜たっぷり感がありますね」と味を評価するとともに、「ベーコン一枚を切らずにぜんぶ使ってるので、食材メーカーとしてはたくさん(ベーコンを)使ってもらえそう(笑)」と、社長らしい商売っ気たっぷり(?)なコメントもさく裂しました。
世界的チェーンの結晶「ナポリ風チャーシュー」
最後は海外事業部の本社スタッフ、佐々木綾さんが考案した「ナポリ風チャーシュー」です。
伊藤ハムの釜炊きチャーシューととろけるチーズの濃厚な旨味とピザソースの酸味のバランスを取ってみせたこの一品は、イタリアを放浪していた学生時代にナポリのピザに感動し、いつかその味を寿司に仕上げたいと思い、念願かなったメニューなのだとか。
これには試食した法師人社長も、「お寿司屋さんにこういう味付けはあまりなく、ほかのものを食べる間につまみたくなる」と評価。
さらに「口に入れた瞬間にまずおいしい、チャーシューとチーズと酢飯がこれだけマッチするというのがビックリした」とのコメントも。ちなみに筆者イチオシのメニューでもあります。
海外事業部によるこのような国際色豊かなメニューが登場した背景には、元気寿司の海外店舗が多いことにも由来します。
寿司の大衆化を掲げ、関東地方で初の回転寿司を1968年に創業した元気寿司は国内で(3ブランド合計)156店、しかし海外店では194店と、実は海外のお店のほうが多いのです。
海外店舗では現地のオーナー側が独自で考えたメニューも出せるそうで、現地の方の好みに合わせたメニューも出しているので、その国ごとにバラエティに富んだメニューがあります。
さらに海外のフランチャイズ店へ向けて新しいメニューも提案しており、例えば「つけ麺」も取り入れられたのだとか。その経験も生かしての今回のメニュー開発だったそうです。
ついに結果発表
ついに審査の発表です。店舗での試食による一般投票では4色サルサロールが1位を獲得。さらにTwitter投票されるSNS投票で最高得票数だったのはナポリ風チャーシュー。
さらに一般・SNS投票を合計した点数では、ピリ辛やみつき生春巻きが33点で1位となりました。
そしていよいよ総合順位の発表です。5位はナポリ風チャーシュー。4位には審査員特別賞にあたるIMALU賞も獲得したまぐろメンチWithウインナー。3位は北斗・健介夫妻賞も獲得した、いなチキッ!でした。
とうとう王者の行方はこの2人に絞られました。栄冠に輝くのは、ピリ辛やみつき生春巻きか、4色サルサロールか……。
2位のピリ辛やみつき生春巻きを抑えて見事チャンピオンとなったのは、「4色サルサロール」でした。
メニュー制作者の上垣さんは、「こんなに緊張したのもはじめてですし、うれしいこともはじめてです」と喜びを語りました。
全員で会社を作り上げる元気寿司ならではのイベント
店長、パート、本社スタッフと、立場がいろいろ違う人たちがファイナリストとして残った今日。回を追うごとに応募総数がどんどん増えて、年1回の機会を楽しみにしている従業員さんも多いとか。
全員で会社を作り上げる元気寿司の社風を象徴するような全員参加型イベントであり、それが「回転寿司のファミレス化時代」に幅広いお客さんの評価を獲得することにつながるとのねらいがあるそうです。
それは僕たち客側にとってうれしい新メニューとして還元されます。次回も開催予定なので、飽和状態と言われる回転寿司業界を一歩前に進めるメニューに期待して見守りましょう。
ファイナリストたちが開発したオリジナル商品は順次、元気寿司・魚べい・千両の実際のお店で販売。その先陣を切って、2位のピリ辛やみつき生春巻きが9月17日より各店のメニューとして登場しています。
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提供:元気寿司株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ねとらぼ編集部/掲載内容有効期限:2019年9月30日