「別れた元カレの母親が私の家を占拠している!」ヤバイ母子に振り回される相談者 「テレフォン人生相談」先週のハイライト(1/2 ページ)

「がんで余命半年だ」詐病で我が家に入り込んだ元カレの母親。

» 2019年09月30日 11時10分 公開
[北村ヂンねとらぼ]

 「テレフォン人生相談」(ニッポン放送・月〜金曜11時〜 配信)先週のハイライト。今回ピックアップしたのは9月24日(火)放送の今井通子パーソナリティー回。とっくの昔に別れた元カレの母親が、自分の持ち家を占拠してしまい、出ていかないという恐怖の相談。


テレフォン人生相談 パーソナリティ:加藤諦三(評論家)、今井通子(作家・登山家)、ドリアン助川(作家・ミュージシャン)、柴田理恵(女優・タレント) イラスト/北村ヂン

がんは私の勘違いだった

 相談者は53歳女性。結婚歴はあるが、20年ほど前に離婚しており現在は独身。12〜3年前まで付き合っていた元カレは53歳。その母親が86歳(今回の記事中の「母親」「お母さん」はすべて元カレの母親のこと)。

 元夫との離婚後、14年前に住宅を購入して住んでいたのだが、どうもそこに元カレが転がり込んできたようだ。

 12〜3年前に男女の関係は終わったものの、元カレは仕事上のパートナーでもあることから(会社の共同経営者?)、その後もズルズルと「同居人」という関係を続けていたという。そして5年前に元カレの母親まで同居することになる。

 元カレと母親の関係も良好ではなく、幼稚園の頃に父親と離婚し、最後に会ったのは17歳の頃。30年振りに突然母親がやって来て「がんで余命半年だ」と告げられたらしい。元カレはさすがに年老いた母親を不憫に思ったのか、「最期くらいは看取ってあげたい」ということで相談者に頼み込み、同居することになったのだという。

 もう、この段階で相当マズイ。

 別れた男と10年以上同居を続けているのもアレだし、なおかつ母親まで受け入れてしまうとは。よっぽどのお人好しなのか、薄らボンヤリしているのか……!?

 とはいえ、当初は「それ(余命半年)ならば……」と考えていたようだが、同居をはじめてみたら「がんは私の勘違いだった」と言い出したのだ。これは明らかに計画的!

 その上、しばらくすると、相談者に暴言を浴びせてくるようになったという。

 「うちの息子(元カレ)をたぶらかして、財産をみんな私(相談者)が乗っ取ったとか。いや、もともと私の家なんですけどって……」

 役所へ「(相談者に)虐待されている」と通報したり、近所トラブルを起こすようにもなり、同居に耐えられなくなった相談者は、別に家を借りて引っ越してしまったという(元カレは別の家を借りてそっちに住むことに)。

 それ以降、母親はそのまま相談者の持ち家を占拠し続けているのだ。

 この母親がヤバイのはもちろんなのだが、息子である元カレもかなりどうかしている。

 当初は母親の生活費を出していたというが(当たり前だ)、ある時、母親が会社に乗り込んで来て嫌がらせをされたため「もうこんなの母親とは思えない」と言い出して、援助を打ち切ったというのだ。

 おそらく、相談者の家を占拠し続けている件に関しても我関せずというスタンスをとっているのだろう。

元カレとの関係性にも問題が

 この日のアドバイザーは三石メソード主宰で翻訳家の三石由起子。まくし立てるようにズバズバと問題点を指摘していく。

 「親と思えないってカレが言うのと、アナタがこの女の人と付き合えないというのとは決定的に違うわけですよ。カレは血のつながりがあるわけですから」

 その通り。援助をしないのは勝手だけど、自分が連れてきた母親なんだから、相談者の家から追い出すところまでセットでやってくれなければ困る。

 「アナタはね、お母さんを相手にしない方がいいと思うんだけど」

 三石先生は母親は無視して、元カレに「お母さんの家賃を払ってください」と請求するべきだとアドバイスをする。しかし相談者としては金の問題ではないのだ。

 実は、元カレが母親への援助を止めたため、現在は生活保護を受給しているようで、家賃分として役所から相談者へ振り込みされるようにはなっている(とはいえ、生活保護1人世帯分の家賃、微々たるものだろう)。相談者は、むしろ「もう振り込まないでくれ」と役所に申請しているのだ。

 「家賃を受け取ってしまったら、私が容認している形になるので……」

 だったら家賃としてではなく、元カレに家慰謝料として賃分の金額を請求することを提案するが、相談者はそれにも難色を示す。

 「カレからお金を取るっていうことは、結局会社の資金が目減りするっていうことでもあるんです」

 いくら社長だとしても、会社の資金と個人資産は別物だと思うのだけど。とにかく相談者は元カレを巻き込むのをイヤがっている様子。この元カレとの関係性にも問題がありそうだが……。

 「ホントに(母親が)目の前から消えて欲しいっていうことであれば、この家は当分の間、自分の物にはならないという風に決心してね、貸しているだけの関係だっていう風に割り切ることしかないって言ってんですよ、私は」

 それでも相談者としては、とにかく家を取り戻したいという気持ちが強いようだ。今、計画しているというすごい作戦を告白する。

 「お母さんが買い物かなんかに出かけた時に、私が家に入って、これから一歩も家に入れないように、私が籠城する形ですね。鍵を全部取りかえまして。もう一切入れないから、その時に保護してくださいって役所の人に言ったんです」


テレフォン人生相談 激しいアドバイス。スカっとしたけど法的には問題ないのか? イラスト/北村ヂン

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2405/01/news138.jpg イオンモールで販売「シフォンケーキ」にカビ発生、5000個回収へ “下痢”の報告で調査中……出店企業が謝罪
  2. /nl/articles/2402/21/news158.jpg 業務スーパーの“高コスパ”人気冷凍商品に「基準値超え添加物」 約1万5000個販売……自主回収を実施
  3. /nl/articles/2405/01/news092.jpg “スケスケ成人式コーデ”が物議のモデル、「3度見される服」を披露 「コレは見ちゃうわ」「洗っても大丈夫なのか」の声
  4. /nl/articles/2405/01/news095.jpg 秋元康、AKB48卒業の柏木由紀に送った手紙が物議 “冒頭の一文”に「昭和丸出し」「嫌すぎる」
  5. /nl/articles/2405/01/news013.jpg IKEAの新作カーテンが「家中これにしたい」ほどすてき!→どうやって付けているの? 垢抜けインテリア術に視線集中「すっごいかわいい」「色味が最高」
  6. /nl/articles/2405/01/news093.jpg 500円玉が1つ入る「桔梗のお花ケース」が100万件表示超え! 折り紙1枚で作れる簡単さに「お小遣いあげるときに便利」「美しい〜!」
  7. /nl/articles/2404/30/news015.jpg 【今日の計算】「500×99」を計算せよ
  8. /nl/articles/2404/30/news165.jpg 「これは変態だ」 職人が“鉄の塊”から作った「はぐれメタル」がガチすぎる 狂気の手作業に驚き「いかれてるw」
  9. /nl/articles/2405/01/news104.jpg 「そっち使うの?!」「これは天才」 さびだらけの鉄くぎをぐつぐつ煮込むと……? DIYに役立つ“まさかの使い道”が200万再生
  10. /nl/articles/2405/02/news013.jpg 2歳娘、自分のバースデーフォトをセルフタイマーで…… プロ顔負けの仕上がりに「すごーーーーーーー!!」「天才すぎます」と称賛の声
先週の総合アクセスTOP10
  1. 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  2. 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  3. しぶとい雑草“ドクダミ”を生やさない超簡単な方法が115万再生! 除草剤を使わない画期的な対策に「スゴイ発見」
  4. 天井裏から変な音がする→スマホを突っ込んで撮影したら…… 映った“とんでもねぇ”モノに「恐ろしい」「何これ」と騒然の196万表示!
  5. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  6. 誰も教えてくれなかった“裁縫の裏ワザ”が目からウロコ 200万再生のライフハックに「画期的」と称賛【海外】
  7. 「電車の中で見ちゃダメ」「笑ったww」 実家からLINE「子ヤギがすばしっこくて捕まらない」→送られてきた衝撃姿が320万表示!
  8. 顔の半分は童顔メイク、もう半分の仕上がりに驚がく 同一人物と思えない半顔メイクが860万再生「凄いねメイクの力」
  9. 元「AKB48」メンバー、整形に250万円の近影に驚きの声「整形しすぎてて原型なくなっててびびった」
  10. スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 庭に植えて大後悔した“悪魔の木”を自称ポンコツ主婦が伐採したら…… 恐怖のラストに「ゾッとした」「驚愕すぎて笑っちゃいましたw」
  2. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  3. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  4. 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
  5. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  8. 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  9. 築152年の古民家にある、ジャングル化した水路を掃除したら…… 現れた驚きの光景に「腰が抜けました」「ビックリ!」「先代の方々が」
  10. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評