マンホールからドロップスまで…「北斗の拳」愛にあふれる佐久市の取り組み

» 2019年11月03日 10時30分 公開
[ニッポン放送(1242.com)]
ニッポン放送

 ニッポン放送「週刊 なるほど!ニッポン」(10月6日放送)では、「長野県佐久市は『北斗の拳』への愛が溢れている!? あたたたたーっ!! お前はもう行きたくなる」というトピックスを紹介した。

photo (c)武論尊・原哲夫/NSP 1983

 「我が生涯に一片の悔いなし」「お前はもう死んでいる」など、数々の名言がある「北斗の拳」。コミック累計発行部数1億部を超える伝説的漫画だが、原作者・武論尊先生のふるさとである長野県佐久市が、「北斗の拳」への愛が溢れていると話題になっている。

 佐久市の観光課・観光振興係の係長である田中進さんに、立川晴の輔が話を伺った。

photo (c)武論尊・原哲夫/NSP 1983

晴の輔:長野県佐久市というと、東京から新幹線でどれくらいかかるのですか?

田中:約70分ほどかかります。軽井沢駅の次の駅である「佐久平駅」で降りていただくと、佐久市になります。

晴の輔:その佐久市が、「北斗の拳」だらけなのですね。

田中:毎年GWに「佐久バルーンフェスティバル」というイベントを開催しておりまして、今年(2019年)は「北斗の拳」のバルーンを作り、武論尊さんにも来ていただいてお披露目をしました。また9月8日にケンシロウを始め、ラオウやユリア、サウザーなどのキャラクターをデザインしたマンホールを、佐久平駅前に北斗七星の形で設置しました。

photo (c)武論尊・原哲夫/NSP 1983

晴の輔:そのマンホールを7つ見て回ったら、北斗七星を回るようになっているのですね?

田中:そうです。巡回バスにも、ケンシロウやラオウが描かれています。また東京と行き来する高速バスに描かれているキャラクターが、「佐久市に来い」とPRしています(笑)。

晴の輔:すごくはっきりとしたPRですよね。「来てちょうだい」ではなく「佐久市に来い」。ケンシロウにそう言われたら、「ハイ!」と言いたくなりますよね。

photo (c)武論尊・原哲夫/NSP 1983
photo (c)武論尊・原哲夫/NSP 1983

田中:市内の消防署の看板にも、「北斗の拳」が描かれています。防火を啓発しているものなのですが、消防署の署長さんの手描きなのですよ。

晴の輔:ええっ?

田中:2ヵ月ぐらいかけて描かれていました。

晴の輔:署長さんもファンなのですね。市役所にも「北斗の拳」グッズがあるのですか?

photo (c)武論尊・原哲夫/NSP 1983

田中:あります。例えばポスターや、武論尊さんのサインですとか、「我が生涯に一片の悔いなし」と武論尊さんに描いていただいたフィギュアもあります。他にも等身大のケンシロウ、ジャギの胸像が置いてあり、観光課に訪れた方をお迎えしています。実はこれは、私の私物でして…。

晴の輔:この胸像がですか!? 集めていらしたのですか?

田中:はい、そういえば家にあるなあと思いまして。以前も静岡県、愛知県、埼玉県など県外の方が来てくださり、少し舞い上がってしまいました。

photo (c)武論尊・原哲夫/NSP 1983

晴の輔:かなり盛り上がりますよね。佐久市民にとって、「北斗の拳」とはどのような存在なのでしょう?

田中:大きな存在になっていると思います。ご年配のおばあちゃんもマンホールを見て回って、「カッコいい男だわね〜」と言っていました。

晴の輔:「北斗の拳」のお土産などもあるのですか?

田中:はい。サクマドロップスで有名なサクマ製菓さんの工場が佐久市にある縁で、5月に第1弾としてジャギをデザインしたコラボ商品を発売し、大変好評でした。8月24日には第2弾として、「雑魚キャラ」に焦点を当てたドロップスも発売しております。

photo (c)武論尊・原哲夫/NSP 1983

晴の輔:今後、「北斗の拳」で企画されていることはありますか?

田中:「マンホール・カード」を作っておりまして、12月にはみなさんにお配りできるようなスケジュールで進めています。ぜひ、佐久市に来ていただきたいと思います。

週刊なるほど!ニッポン

FM93AM1242ニッポン放送 日曜24:50-25:00


Copyright Nippon Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/18/news202.jpg 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. /nl/articles/2412/20/news023.jpg 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  3. /nl/articles/2403/21/news088.jpg 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  4. /nl/articles/2412/21/news038.jpg 皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
  5. /nl/articles/2412/21/news056.jpg 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  6. /nl/articles/2412/21/news088.jpg 71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】
  7. /nl/articles/2412/20/news096.jpg 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  8. /nl/articles/2412/18/news015.jpg 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  9. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  10. /nl/articles/2412/17/news195.jpg 「ほぼ全員、父親が大物芸能人」 奇跡的な“若手俳優の集合写真”が「すごいメンツ」と再び話題 「今や全員主役級」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」