今年も飲み過ぎに注意! 後悔しがちな飲み会1位は「忘年会」 イッキ飲みには「時代遅れ」「かっこ悪い」「ドン引きする」の声(1/2 ページ)
お酒はゆっくり会話を楽しみつつ飲みましょう。
もうすでに年末に向け忘年会の予約が始まっていますが、キリンホールディングスが「イッキ飲みに関する実態調査」を実施したところ、飲みすぎが原因で後悔した飲み会ランキングで「忘年会」が1位という結果が出ています。失敗エピソードが悲しい……。
同調査は10月30日〜11月1日の期間、月に1回以上飲酒する全国の20〜50代・男女500人を対象にインターネットで実施。後悔した飲み会を聞くと、「歓迎会(17.6%)」や「懇親会(16.6%)」と比べ、「忘年会(34.6%)」に2倍近くの回答が集まる結果に。失敗エピソードもいろいろあり、
- 「飲みすぎて、電車を乗り過ごしタクシーで2万円かけて帰ったこと」(東京都・31歳女性)
- 「救急車で搬送させてしまった方を出してしまったので、場がしらけても止めるべきだったと後悔した」(福島県・53歳男性)
- 「イッキ飲みしすぎて忘年会の記憶がなくて感想を聞かれても答えられなかった」(栃木県・49歳男性)
- 「飲みすぎた後、始発に乗ったにも関わらず、眠り込んでしまい、何度か電車往復したらしく、地元の駅についたのが8時だった。そして携帯電話を紛失した」(東京都・28歳女性)
- 「大皿で飲んでいたら、酔って顔面から全身に酒を浴びてびしょ濡れになった。しかもその状態で電車で帰宅したので家では白い目で見られた。次の日は案の定、酒臭くて会社で怒られた」(福岡県・51歳男性)
- 「お会計がすごいことになった」(埼玉県・41歳女性)
- 「トイレに行って立てなくなり便器にしがみついていた」(愛知県・58歳男性)
……などなど。またそれら失敗のもととなりがちな“イッキ飲み”の印象について聞くと、「時代遅れ(54.2%)」「見ていて恥ずかしい(30.0%)」「ダサい(27.2%)」がトップ3。さらに恋愛対象の相手がイッキ飲みしていても、全体の91.2%が「カッコ悪い(または、どちらかというとカッコ悪い)」と回答しています。
それでもイッキ飲みの現場をみたことがある人は全体の62.4%と多く、特に男性は30〜50代が「ある(頻繁にある・時々ある)」と回答した人が過半数以上。一方で、男性でも20代では「一度もない」が半数近くおり、上記で時代遅れという声があるように、若い世代のほうが無茶な飲み方をしない傾向があるようです。
そして、イッキ飲みをするようあおられた経験がある人は全体の39.0%で、そのうちの79.5%が「断れなかったことがある(頻繁にある・時々ある)」と回答。相手は上司や友だちが主で、断れなかった理由は「周りの空気を読んで」「上司の圧力で」といった声が多いようです。
キリンは、過剰な飲酒やイッキ飲みなどが原因で急性アルコール中毒になり搬送される人が年々増加傾向にあり、また20代のイッキ飲みによる事故が増えている現状に鑑みて、イッキ飲み/イッキ飲ませは危険な行為だと強く訴えるオリジナル動画広告を今年8月に制作・公開。マナーを守った適正な飲み方「スロードリンク」を提案し、公式サイトでもお酒とのうまい付き合い方について紹介しています。
なお、「イッキ飲みの強要やあおり」は罪に問われることがありますが、47.6%もの人が「知らなかった」と回答しており、それほど危険な行為だと知らない人がまだ少なくないようです。犯罪に繋がる一例は以下。
- 相手が酒に弱いのを知っていて無茶な飲み方をさせ、急性アルコール中毒になれば「過失傷害罪」、死亡すれば「過失致死罪」
(他にも、酔い潰れた相手を放置した場合「保護責任者遺棄罪」、死に至れば「保護責任者遺棄致死罪」に問われることも)
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