「お金をたくさん使う人が偉い訳じゃない」 夜の世界でNo.1になったアイドルファンが欅坂46・渡邉理佐を推す理由(3/3 ページ)
お金をたくさん使うファンが偉いわけじゃない
現在では新たなシングルが発売されると1000枚程度のCDを購入し、勤務するお店のボーイさん総出でCDにランダムで封入されている生写真の整理や握手券の整理を行うなど、職場の理解と協力も得ながら理佐さんの応援に取り組むプリンさん。
なぜそこまで応援できるのかを聞いたところ、「理佐ちゃんって絶対に環境のせいにしない子なんです。何かアクシデントがあっても全部自分のせいなんじゃないかと背負い込んで。人が見ていないところでずっと努力を重ねてきたからこそ、多くのファンが応援してくれる今のポジションがあるんだと思います」と語り、「私はどちらかというと周りのせいにしたり精神的にそんなに強いわけじゃないんですが、理佐ちゃんの芯の強さは本当に尊敬できます。本当は強い子じゃないのかもしれないけれども、それでも……強い子だなと思います」と話してくれました。
またアイドルファンならではの議題としてよく挙がる「お金をたくさん使うファンは偉いのか」という話題については、「決してそんなことはない」とプリンさん。「ファン同士で握手券の枚数の多い少ないでマウントを取るというのは本当にどうでもよいことだと思いますし、自分の中では早くからライブや握手会などの“現場”に行っていた方に対してすごくリスペクトがあります。だから『これが渡邉理佐最後の全国握手会』というタイミングがもし来たら、そのときは知り合いでもある古参ファンに鍵閉め(※)に行ってほしいと願っています。お金をかけたどうこうっていうのは自分の中の問題であって、ファンに優劣というのは基本的にありません。あるのはリスペクトの関係だけです」と語りました。
(※)鍵閉め……その握手会で最後に握手をするファンのこと。
とはいえ、これまで多額の費用をアイドルに費やしてきたプリンさん。理佐さんの姿や名前が刻まれたグッズはコンプリートしているほか、「関連物を購入することで何か貢献が出来たら良いなと思うので」と、雑誌を数十冊購入したり、タイアップ商品も複数個購入しています。また欅坂46が出演するライブ、フェス、イベントなどにも積極的に足を運ぶ一方で、遠征などがあるとお店を休まなくてはならず、お仕事への影響は少なくないといいます。
「これまでは仕事を何よりも優先して生きてきたので、いろいろとたくさんの結果もついてきました。しかし超えられない壁というのは必ず存在し、自分のできる範囲の努力にも限界があります。売り上げが上がるにつれてプレッシャーも大きくなり、ときには逃げたくなることもあります」とプリンさん。
一方で「今はある程度自由にお金が使える大人になりましたが、そういう時期に応援したい子が出てきてくれたのはある意味で奇跡だと思うんです」と語り、「ある雑誌で理佐ちゃんが仕事観について語っていたことがあったのですが、その言葉に本当に救われて。握手会で『ありがとう』って伝えたら『うそ!? そんなに響いたかな?』って少し照れたようなはにかんだ顔を見せてくれたのは本当にかわいかったです。今、自分のモチベーションを支えてくれているのは理佐ちゃんですし、仕事にとらわれ過ぎずもう少し楽に生きてみようと思えたのも理佐ちゃんの言葉のおかげです。これまでは仕事一筋でやってきましたけれども、そろそろ自分のための時間を作ってもいい時期なのかなと思えるようになったので、今はしっかり理佐ちゃんを応援したい」と笑顔を見せました。
それでもお仕事が大変なときには欅坂46の楽曲、「東京タワーはどこから見える?」を聞くと言い、「『記憶の断片を真実より美しく補正して』という歌詞がとても刺さります。全人類が作った楽曲の中で一番いい曲だと思います。大人になってから染みるようになりました」と話してくれました。
アイドルは「切っても切り離せない存在」であり「生きる理由」
自身の携帯電話には数えきれないほど多くの理佐さんの写真が保存されており、「1万枚ぐらいは理佐ちゃんだと思います。見かけるとついつい保存してしまって、かぶっている写真も多いんですけどね」と苦笑いするプリンさん。「アイドルはどんな存在か」を聞いてみたところ、「自分にとっては日常に常に絡んでいる、切っても切り離せない存在がアイドルであり、理佐ちゃんを応援するのが今の生きている理由です」とのこと。
日々、「全国握手会までは生きていこう、ライブまでは生きていこう」と小さな目標を立てているといい、今後については「理佐ちゃんがもしアイドルを辞める日が来ても、『芸能界にいる限りは応援し続ける』と約束したので、今後もしっかり応援していきたいです」と語りました。
連載:オタクの幸せ
この記事は、ねとらぼとYahoo!ニュースによる共同企画記事です。何が自分の幸せか、何をして喜ぶのか。幸せにはさまざまな形があり、周囲と同じものになるとは限りません。人生に悩む人も多い現代社会で、他人とはちょっと違うところに没頭し、我が道を行く「オタク」な人々に話を聞き、豊かな人生の歩き方を探ります。
(記事・聞き手:Kikka、聞き手:SKM21)
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