ニュース
» 2020年02月03日 20時40分 公開

『僕のヒーローアカデミア』キャラ名「丸太」が「731部隊連想させる」と海外ファンから抗議 ジャンプ編集部が名前の変更を発表

作者と協議の上で変更を決めたとのこと。

[福田瑠千代,ねとらぼ]

 週刊少年ジャンプで連載中の漫画『僕のヒーローアカデミア』(堀越耕平著/集英社)に登場するキャラクター名が、第二次世界大戦中に旧日本軍・731部隊が人体実験対象者に用いた呼称「マルタ(丸太)」を連想させるとして、海外から批判の声が上がっています。この件について週刊少年ジャンプ編集部は2月3日、公式サイト上で声明文を掲載。コミックス収録時にキャラクター名を変更すると発表しました。




 週刊少年ジャンプ編集部はキャラクター名が「過去の歴史を想起させる」との指摘に対し、「命名にあたり、作者や編集部にはそのような意図はありません」とした上で、「無関係の史実と作品を重ね合わせることは本意ではないため、作者と相談の上、コミックス収録時に当該人物の名前を変更することにいたしました」と表明しました。

 731部隊では捕虜の中国人、朝鮮人、ロシア人などを「マルタ」の隠語で呼び、非人道的な人体実験を行っていたことが知られています。

 『僕のヒーローアカデミア』は、「個性」と呼ばれる超常的な力を持ったスーパーヒーローとヴィランの戦いを描いた作品。原作やアニメが各国に翻訳され、世界的な人気を博しています。問題となったキャラクターは「志賀丸太」。人体実験などを行う悪役という設定もあり、海外からは「被害者を指す“マルタ”という言葉が加害者を現すものとして根付いてしまう」といった批判が上がっていました。



 日本では「丸太」は「丸い木材」を意味する言葉として広く使われているため、即座に731部隊を連想する人は少ないかもしれませんが、海外ではいまだに戦中の悲劇として語り継がれているようです。筆者が同件について韓国の知人に訪ねてみたところ、「“マルタ”という言葉はみんな普通に知っている」「教科書で教わるというよりかは、日常の言語生活で覚える」とのことでした。


週刊少年ジャンプ編集部の声明

【お知らせ】週刊少年ジャンプ10号(2月3日発売) 『僕のヒーローアカデミア』の登場人物「志賀丸太」について、その名前が 「過去の史実を想起させる」とのご指摘がありました。命名にあ たり、作者や編集部にはそのような意図はありません。

しかしながら、無関係の史実と作品を重ね合わせられることは本意ではないため、作者と相談の上、コミックス収録時に当該人物の名前を変更することにいたしました。

2020年2月3日 週刊少年ジャンプ編集部

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10

  1. 「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
  2. 嫌がらせ急ブレーキで追突 トラクターの進路を妨害した「あおり運転」ベンツ、ぶつけられたと運転手がブチギレ
  3. 猫「雪なんてへっちゃらニャー!」 雪の中を豪快に突き進む猫ちゃんに「ラッセル車みたい」「ワイルドかわいい」の声
  4. 「Lチキひとつ」 → 買った物をよくみると? コンビニで犯したありがちな間違いを描いた4コマに「あるある」「逆もある」
  5. 柴犬「きゃほほーーい!!」 初めての雪に“喜びが限界突破した”ワンコの駆け回る姿がかわいい
  6. 「ホント太るのって簡単!」「あっという間に70キロ」 内山信二の妻、夫に生活リズムを合わせた“ふとっちょ時代”公開
  7. ルーフから赤色灯がひょっこり 埼玉県警、スバル「WRX S4」覆面パトカー3台を追加導入!? Twitterにアップされた目撃情報が話題に
  8. 益若つばさ、YouTubeで12歳息子と共演 礼儀正しい振る舞いに「教育がちゃんとされてる」
  9. トップの座を奪われ……美大生が天才の編入生を刺し“殺す”漫画に「泣きそう」「同じ経験した」の声
  10. タイからバズーカ砲をかかかえたようなミニバイク「GUNNER50」が日本上陸 思わずキュンと来ちゃうやばいデザイン