香川ゲーム規制条例、パブコメ“原本”公開巡り議員らが再び申し入れ 「検討委限定・口外不可」の制限撤回を求めるも認められず
なぜパブコメなのに「原本」を公開できない……?
「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮)」に関するパブリックコメントの“全意見(原本)開示”を巡り、共産・自民議員会・リベラル香川の議員らが委員会側に対し、「閲覧制限の撤回を求める申し入れ」を行っていたことが分かりました。条例の制定に反対していた秋山時貞議員(共産党)のTwitterによると、申し入れは認められず、さらに「パブコメの内容については一切口外しないよう念を押された」うえ、さらに「情報漏洩があった場合、閲覧者全員が連帯責任を負う旨の署名を求められた」とのこと。
当該のパブコメを巡っては、約2週間の受付期間中に2686件もの意見が寄せられましたが、これまでに公表されているのは、議会事務局側が意見をまとめた「概要」のみ。秋山議員らは委員会に対し、概要ではない「全意見の開示」を求めて申し入れを行い、3月17日には委員会側から「開示を認める」との回答が示されていました。
しかし、委員会側は同時に「開示は“検討委員のみ”に限定」「採決後の18日13時〜19日17時の期間限定」、さらに「メモや口外も不可」という厳しい制限も要求しており、これに対し秋山議員は「これでは公開と言えない」と委員会側を厳しく非難。今回の申し入れは、こうした「閲覧制限」の撤回を求めるものでした。
秋山議員は18日、自信のTwitterで、制限撤回の申し入れが認められなかったことを明かすとともに、あらためて「こんなこと認められない」と委員会の対応を批判。なお、委員会側がなぜパブコメの内容について「一切口外しない」よう求めているのか、理由については不明です。
同パブコメを巡っては、地方の条例としては不自然な“賛成票の多さ”が疑問視されていたほか、ねとらぼ編集部にも匿名で「会社の上司から『賛成します』と書かれたひな形に名前や住所の記入を要求された」といった真偽不明の情報が寄せられるなど、裏で何らかの“工作”が行われていた可能性も指摘されています。ネット上では秋山議員のツイートを受け、「議員にも閲覧させないってどういう事だよ」「そんな事許されるの……?」など、引き続き委員会の姿勢を疑問視する声が多くあがっています。
なお、「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮)」は3月18日の議会で採決され、賛成多数により可決、4月1日より施行されることが既に決定(関連記事)。また、ねとらぼ編集部でも香川県に対しパブコメ原本の開示請求を行っています。
関連記事
- 香川県の「ネット・ゲーム依存症対策条例」が可決
- 香川ゲーム規制、パブコメ全文を「採決後」に公開へ しかも「検討委限定・口外不可」―― 「これでは公開と言えない」と議員から怒り
これ公開って言う……? - 香川県「ゲーム規制条例」パブコメ回答まとめ 依存症の調査に1998年のテストを使用 根拠は「あると考える」と“お気持ち回答”連発
回答になっていない印象。 - 香川県「ネット・ゲーム規制条例」パブコメの一部を公開 賛成意見1枚/反対意見81枚 自民・共産は“全文公開”を求め申し入れ
- 香川ゲーム規制条例、検討委に聞く「議員すら見られないパブコメ」のおかしさ 「400件の反対意見」は県に届かなかったのか
当日配布された資料では、賛成意見は1ページだったのに対し、反対意見は76ページに渡ってまとめられていました。 - 「ゲーム規制」議論でCESAなど業界団体が声明 “一律での時間規制”にはあくまで懐疑的、「ユーザーが主体的にルール作ることを推奨」
一連の「ゲーム規制」議論の中で、ゲームメーカー側が立場を表明するのは初。 - 一律規制は「子どもの多様な成長を阻害する」―― ゲーム業界団体は「ゲーム規制」の動きをどう見ているのか
一般社団法人コンピュータエンタテインメント協会(CESA)に、「ゲーム規制」や「ゲーム依存」問題について取材しました。 - 大切なのは家族で“対話”すること――香川県「ネット・ゲーム規制条例」、子育て専門家が当てる焦点は
条例にすることに、どんな意味や注意点があるのか。子育て専門家にご意見を聞きました。 - “ゲーム規制条例”を香川県内の学生はどう思うか 反対の署名活動を行う高校生「ゲーム好きとしては、自分の将来は自分で決める」
ネット上で署名活動を行い、香川県議会事務局に提出した高校生に話を伺いました。 - 香川県に追従する意図はない――平日のゲームは「原則1時間」 秋田県大館市の“ネット・ゲーム規制条例” 狙いを聞いた
大館市教育員会に取材しました。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「クレオパトラみたい」と言われ傷ついた55歳女性→カット&パーマで大変身! 「本当にびっくり」「素敵なマダムに」
-
伝説の不倫ドラマ「金曜日の妻たちへ」放送から41年、キャストの現在→75歳近影が「とても見えません」と話題
-
余りがちなクリアファイル、“じゃないほう”の使い方で食器棚がまさかのスッキリ 「目からウロコ」「思いつかなかった!」と反響
-
七五三で刀を持っていた少年→20年後には…… “まさかの進化”に「好きなもの突き進んでかっこいい!」
-
野良猫が窓越しに「保護してください」と圧をかけ続け…… ひしひし感じる強い意志と表情に「かわいすぎるw」「視線がすごい」
-
「あのお客さんに幸あれっ!」 小銭の出し方が完璧な“神客”にレジ店員感激 会計がスムーズになる配慮が参考になる
-
「こういうの好き」 割れたコップの破片を並べたら…… “まさかの発想”で息を飲むアート作品に 「すごいセンス良い」「前向きな考え」
-
50代女性「モンチッチみたいにしてほしい」→美容師がプロのワザを見せ…… 別人級の変身に「めっちゃお洒落」「すごい!」
-
「これが免許証の写真???」 コスプレイヤーが公開した“信じられない”免許証が話題 コスプレ姿との比較に「両方とも可愛いすぎる」
-
大型犬が18年間、ドアを開け続けた結果……そうはならんやろな驚きの末路に「どうしたらこんな風になるのよ」の声
- ネットで大絶賛「ブラウニー」にカビ発生 業務スーパーに7万箱出荷…… 運営会社が謝罪
- 「全く動けません」清水良太郎がフェスで救急搬送 事故動画で原因が明らかに「独りパイルドライバー」「これは本当に危ない!!」
- トラックがあおり運転し車線をふさいで停車…… SNSで拡散の動画、運転手の所属会社が謝罪
- 「ヤヴァすぎる!!」黒木啓司、超高級外車の納車を報告 新車価格は5000万円超 2023年にはフェラーリを2台購入
- そうはならんやろ “ドクロの絵”を芸術的に描いたら…… “まさかのオチ”に「傑作」の声【海外】
- 「ウソだろ?」 ハードオフに3万円で売っていた“衝撃の商品”に思わず二度見 「ヤバいことになってる」
- 「結局こういう弁当が一番旨い」 夫が妻に作った弁当に「最強すぎる!」「絶対美味しいビジュアル」
- “メンバー全員の契約違反”をライブ後に発表 異例の脱退騒動背景を公式が釈明「繋がり行為などではなく」
- 「言われる感覚全く分からない」 宮崎麗果、“第5子抱いた服装”に非難飛び……夫・黒木啓司は「俺が言われてるのかな?」
- 大沢たかお、広大プールを独り泳ぐ“バキバキ姿”が絵になり過ぎ 盛り上がる筋肉の上半身に「50代とは思えない」「彫刻みたい」
- “緑の枝付きどんぐり”をうっかり持ち帰ると、ある日…… とんでもない目にあう前に注意「危ないところだった」
- 「しまむら」に行った58歳父→買ってきたTシャツが“まさかのデザイン”で3万いいね! 「同じ年だから気持ちわかる」「欲しい!」
- 友人に「100円でもいらない」と酷評されたビーズ作家、再会して言われたのは…… 批判を糧にした作品が「もはや芸術品」と490万再生
- 高校3年生で出会った2人が、15年後…… 世界中が感動した姿に「泣いてしまった」「幸せを分けてくださりありがとう」【タイ】
- 「ま、まじか!!」 68歳島田紳助、驚きの最新姿 上地雄輔が2ショット公開 「確実に若返ってる」とネット衝撃
- 荒れ放題の庭を、3年間ひたすら草刈りし続けたら…… 感動のビフォーアフターに「劇的に変わってる」「素晴らしい」
- 食べた桃の種を土に植え、4年育てたら…… 想像を超える成長→果実を大収穫する様子に「感動しました」「素晴らしい記録」
- 「天才!」 人気料理研究家による“目玉焼きの作り方”が目からウロコ 今すぐ試したいライフハックに「初めて知りました!」
- 「エグいもん売られてた」 ホビーオフに1万1000円で売られていた“まさかの商品”に「めちゃくちゃ欲しい」
- 義母「お米を送りました」→思わず二度見な“手紙”に11万いいね 「憧れる」「こういう大人になりたい」と感嘆の声