推しが「どうぶつの森」に現れる! マイデザインで作った欅坂や48グループのアイドル衣装の完成度がすごい(1/2 ページ)

無人島でMV再現したくなるやつ。

» 2020年03月25日 12時40分 公開
[ねとらぼ]

 3月20日に発売されたばかりの「あつまれ どうぶつの森」。無人島を舞台にどうぶつの住人たちと交流したりお金(ベル)を稼いだりムシやサカナをとって回ったり……とさまざまな遊び方ができるゲームです。シリーズおなじみの要素「マイデザイン」で作られた欅坂46や日向坂46などのアイドル衣装がとってもステキです。

どう森マイデザ 「どうぶつの森」マイデザで再現したアイドル衣装がステキ。こちらは「サイレントマジョリティー」(画像はなるチャンさん@ikirutoha_____の投稿より)

 マイデザイン(マイデザ)は、服などのデザインを自分で作ってキャラクターに着せることができるもの。二次元コードなどで共有できるため、ほかのプレイヤーが作ったマイデザインを使用することもできます。着て楽しむのはもちろん、部屋に飾ったり、MV(ミュージックビデオ)を再現してみたり……と、まるで推しがあつ森の世界に降臨したような遊びができてしまいます。最高かよ……。

どう森マイデザ 「世界には愛しかない」
どう森マイデザ 「二人セゾン」
どう森マイデザ 「不協和音」

 衣装をマイデザで再現し、SNSで共有しているひとり、まち(ょ)きさん。まち(ょ)きさんは、欅坂46、日向坂46、乃木坂46などの“坂道グループ”をはじめ、48グループや=LOVE、PRODUCE48の衣装マイデザも作っています。高い再現クオリティに「着せてみた」リプライが多く寄せられています。

 どうやったらこんなステキなマイデザが作れるようになるのか、まち(ょ)きさんに聞きました。まち(ょ)きさんが本格的にマイデザを作り始めたのは、2013年、中学2年生の頃だといいます。そのころプレイしていたのは「とびだせ どうぶつの森」(2012年/Nintendo 3DSソフト)。

 「2012年ごろからAKB48を意識して見るようになり、シングル曲の『ギンガムチェック』の衣装がすごくかわいいなぁと思ったのがきっかけで、自分はアイドルの中でも、衣装というジャンルに対してとても興味があるんだと自覚しました。『とびだせ』をやり始めたころ、AKBグループ衣装再現のマイデザインをいっぱい作ってブログで公開してる方がいて、最初はその方が作っていたものを着ていました。着ているうちに『自分でも作ってみよう』と思い、今に至ります」

 アイドル衣装再現のマイデザ作りは、「自分の大好きな衣装への造詣が深まったような気がしてとても楽しいです」と語るまち(ょ)きさん。作る際のポイントも聞きました。

 「マイデザ作りは、もちろんオリジナルの衣装のまま正確にドットを打ち込むのも大切ですが、細かく書き込みすぎると逆にゴチャゴチャして分かりづらくなったりしてしまうので、そこの差し引きがポイントだと思っています。あとは、アイドルの衣装は、実際に着用するアイドルのスタイルがよく見えるようにデザインされているので、それと同じように、マイデザでもベルトの位置を少し高めにしたりしてキャラクターのスタイルがよく見えるようにしています(笑)」

 アイドル衣装は、新曲や新MVのたびに増えるもの。また、同じ曲でもひとりひとりのアイドルが違ったデザインの衣装を着ていることもあります。まち(ょ)きさんはさまざまな曲の衣装や、デザイン違いの衣装を再現して遊んできました。

 個人的にキレイに作れたデザインとして教えてくれたのが、AKB48「11月のアンクレット」の衣装マイデザ。「布地にたくさんのバラの絵が小さくプリントされてるんですが、どうやったら遠目で見てもバラだとわかるようにドットを打ち込むか? どうやってそれぞれのバラの表情を変えていくか? など、研究しまくってようやく完成した衣装です」といいます。

 また、大変だったのはAKB48の「希望的リフレイン」「誇りの丘」の衣装マイデザ。「それぞれめちゃくちゃカラフルだったり、模様が複雑すぎたりで、どうしてもごちゃごちゃしてしまうところがあったので、何回も何回も作り直しました。その甲斐あって、どちらもとてもかわいく作れて、今では自分でもヘビロテするくらいお気に入りです」。

ALTALTALT 思い入れのある「11月のアンクレット」「希望的リフレイン」「誇りの丘」のマイデザ

 中には、アイドル本人にマイデザが届くことも。=LOVE「Want you! Want you!」の衣装は、メンバー12人のキャラクターを反映し、それぞれデザインの細部が異なります。何回もライブ映像を見直して全員分の衣装を作りSNSで共有。今回「あつ森」のマイデザを共有したことで、「Want you!」マイデザも“再発見”され、プロデューサーの指原莉乃さんから投稿に「いいね」がついたといいます。メッチャうれしいやつだ。

どう森マイデザ 指原莉乃さんからも「いいね」された=LOVE「Want you! Want you!」衣装。ひとりひとりのデザインの違いを見事に再現

 今のところ、まち(ょ)きさんが公開しているのは「とびだせ」で作ったマイデザが多いです。もちろん「あつまれ」もプレイ中。感想も聞いてみました。

 「正直まだまだ全然島の発展も進んでないので、まだなんとも言えない部分があるんですが、今感じてることを一言で言うと『任天堂本気出しすぎ』(笑)。新システムはもちろんですが、今までよりやりこみ要素が増えてたり、現実と同じ時間が流れるストーリー性も感じられて、毎日島に行って新しいことができるようになるのがホントに楽しいです!」

 マイデザ作りは、「とびだせ」でのタッチペン操作に慣れているため、Nintendo Switchのボタン操作にはまだ慣れないとのこと。また前作と違い、ドットの配置によって自動的に打ち込んだ模様とは違う模様に変わる仕様もあるようで、まだまだ研究が必要と感じているそうです。

 「ただ、ミラーモードが実装されたり、今まで作れなかった和服やハットなども作れるようになったので、衣装作りの幅がとても広がりそうでワクワクしてます! 僕は今までずっとスカートのフレア部分の影とかもドットで打ち込んでたんですが、今作は元々の型に影がついているので、とても自然な仕上がりになってるのが嬉しいです! あと走ってるとスカートの裾が風に揺れてヒラヒラするのがかわいいです(笑)」

 “推し”をゲーム内に登場させられる「どうぶつの森」のマイデザ。アイドル衣装だけでなく、キャラクターのコスチュームなどを作っているプレイヤーもたくさんいます。共有されているマイデザを使ってみたり、自分で作るのに挑戦してみたりして、爆誕した推しを愛でたいところです。

画像提供:まち(ょ)きさんなるチャンさん

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