首都圏の働く女性への新型コロナの影響は? テレワーク・子どもの臨時休校で7割以上が「出費が増えた」
半数以上が「食費」の負担増を回答
AI自動献立提案アプリ「me:new(ミーニュー)」を運営するミーニュー(以下、ミーニュー)が、首都圏の働く女性約600人に、新型コロナウイルスの影響によるリモートワーク、臨時休校による生活の変化、負担の増減についてアンケート調査しました。
対象となったのは20代から40代の、東京・神奈川・千葉・埼玉の働く女性601人で、リモートワーク中、またはそうだった人、子どもが臨時休校中の人です。20代は211人、30代は194人、40代は196人と、全ての年代で200人前後。家族構成では子どもがいる人は217人、子どもがいない人は383人で、子どもがいない女性が6割以上となっています。
まず、出費の増減について尋ねると、73%が「出費が増えた」と回答しています。
では、どのような出費が増えたのでしょうか。「増えた出費の種類を教えてください」(複数回答可)という問いに54.8%(394人)の人が「食費」と答えています。続いて、「外食費」12.5%(90人)、「娯楽費(書籍購入など)」9.9%(71人)、「教育費(子供向けドリルなど)」7.9%(51人)。この結果をミーニューは「在宅勤務、またリモートワークにより自宅で食事する機会や自宅近所のカフェなどで仕事をする女性が増えた結果」と分析。
さらに、子どもの人数と食費の増加の関係を見てみると、子どもがいない女性の半数以上が「食費が増えた」と答えており、、「子どもが1人」で8割近く、「子どもが2人」で8割を超え、「子どもが3人」の女性は全て「食費が増えた」と回答。子どもの有無にかかわらず多くの人が食費の増加を感じるものの、子どもがいる家庭ではその割合が大きくなることがわかります。その結果を、ミーニューは臨時休校により給食がなくなった影響だと見ています。
出費が増えたと答えた人に、増えた「1日平均の出費の金額はいくらか?」と質問したところ、38.4%(175人)が「500円から1000円」、26.3%(120人)が「500円以下」、18.9%(86人)が「1000円から1500円未満」と回答。増加した金額が1日1000円未満の人が6割以上、そして、半数以上の人が「増えた出費の種類」を食費と答えていることから、ミーニューは「お昼代」や「リモートによるカフェ代」によって増加していると想定しています。
「1日1000円未満」の出費の増加が多いか少ないかは意見が分かれるところだと思いますが、今後、休校やリモートワークが続けば、それらの負担が積み重なっていき、高額になる可能性も。
また、リモートワークや臨時休校によって「家事は増えたか、減ったか?」という質問には、「家事が増えた」と答えた人は41%、「特に変化は無い」と答えた人は57%、「家事が減った」と答えた人は2%という結果に。特に変化は無かった人が半数以上なのは意外ですが、子どもやパートナーの有無など家族構成によるものかもしれません。
そして、「どんな家事が負担と感じているか?」(複数回答可)には、「献立を考える事」が最も多く29.1%(308人)、続く「料理」が27.6%(292人)と迫っています。食事の準備に関するものが多い印象ですね。3番目に多いのが「買い物」で17.1%(181人)でした。
急きょスタートしたテレワーク・臨時休校によって、多くの女性が出費や家事の増加で負担を感じている現状。7都府県では7日に緊急事態宣言が出され、さらに影響が大きくなると考えられます。ストレスや疲労でダウンする前に、何かしらのサポートを得られることを願います。
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