上毛カルタの「つ」は何? 群馬県内のコスプレイベント、新型コロナ対策のために“県民しか分からないクイズ”出題

「つ」はたぶん、もっとも忘れにくい札。

» 2020年06月04日 17時42分 公開
[マッハ・キショ松ねとらぼ]

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大防止が求められるなか、移動自粛のために地域在住者限定のイベントなども開かれるように。コスプレイベント「フラパ!」(6月7日開催)では、参加資格「群馬県在住者」を満たすかどうか確認するために変わった試みが行われています。事前登録フォームにクイズを入れ、「上毛カルタの『つ』は何?」に答えさせるというもの。

 ちなみに、同イベントのTwitterアカウントは「真のグンマー県民であれば100%答えられると思います」とコメントしています。

 「フラパ!」は群馬県内で月1回行われているコスプレイベントなのですが、新型コロナウイルスの影響で2020年3月〜5月は中止に。6月は各種感染予防策を講じたうえで開催される予定となっており、その予防策の1つが「県境をまたぐ移動を避けるために、参加者を群馬県在住者に限定する」というもの。

 事前登録フォームでは「お住まいの都道府県」で「グンマー(群馬県)」を選ぶと、さらに「上毛カルタの『つ』は何?」と読み札の内容を問われ、正解しないと登録できないようになっています。なるほど、このクイズは群馬県民なら小学生だって答えられるはず!


というか、「お住まいの都道府県」はグンマーしか選べない


そして、群馬県民を名乗るとクイズが出現。「上毛カルタの『つ』は何?」

 ……と言っても、県外の人はさっぱり意味が分からない思うので、ていねいに説明しましょう。上毛かるたとは群馬県の歴史、人物、産業などをテーマにした郷土かるた。同県内では小中学生向けの大会も開催されており、子どもを中心に盛んに行われています。「群馬県民しか知らないローカルな遊び」として驚かれることもありますが、県内ではあまりにもメジャーなので、むしろ「世の中にはそもそも上毛かるたの存在を知らない人が多いことに、大きくなるまで気付かない」というのが“あるある”なのでは?

 小さい頃から繰り返し遊んでいると読み札の内容は自然と覚えてしまうもので、群馬県出身の筆者も小学生のころは五十音全ての札を暗記していました。さすがに今では忘れてしまったものもありますが、クイズになっている「つ」はおそらく“もっとも忘れにくい読み札”。というのも、試合に入る前などに、準備的に“取らない札”を読みあげる際(「空読み」という)に使われるので、他の札よりも耳にする機会が多いのです。

 また、「つ」は同点だった場合の勝敗判定にも用いられるので、試合では何としても取りたい1枚。Wikipediaでも、「読まれた瞬間に全員ほぼ同時に手が出ることから、最も激しく取り合われる札」と解説されています。

 なお、「フラパ!」Twitterアカウントによれば、転居で群馬県にやってきてクイズの答えが分からない方の場合は「お手数ですがお近くのグンマー県民に聞いてみて下さい」とのこと。同県育ちの人ならほぼ確実に上毛かるたの経験があるはずなので、電話なら最短10秒くらいで答えが分かると思います。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. /nl/articles/2412/14/news019.jpg ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. /nl/articles/2412/17/news163.jpg 柄本佑、「光る君へ」最終回の“短期間減量”に身内も震える……驚きのビフォアフに「2日後にあった君は別人」「ふつーできねぇ」
  4. /nl/articles/2412/16/news079.jpg “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  5. /nl/articles/2412/17/news060.jpg 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  6. /nl/articles/2412/17/news049.jpg 「品数が凄い!!」 平愛梨、4児に作った晩ご飯に称賛 7品目のメニューに「豪華」「いつもすごいなぁ」【2024年の弁当・料理まとめ】
  7. /nl/articles/2412/17/news183.jpg 「秋山さん本人がされています」 “光る君へ”で秋山竜次演じる実資の“書”に意外な事実 感動の大河“最終回シーン”に反響 「実資の字と……」書道家が明かす
  8. /nl/articles/2412/17/news144.jpg 「私は何でも編める」と気付いた女性がグレーの毛糸を編んでいくと…… 「かっけぇ」「信じられない」驚きの完成品に200万いいね【海外】
  9. /nl/articles/2412/17/news078.jpg 鮮魚コーナーで半額だった「ウチワエビ」を水槽に入れてみた結果 → 想像を超える光景に反響「見たことない!」「すげえ」
  10. /nl/articles/2412/17/news033.jpg セリアのふきんに、糸で“ある模様”を縫っていくと…… 思わずため息がもれる完成形に「美しい」「やってみます」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」