ニュース
» 2020年08月01日 19時45分 公開

やむをえない事情で“マスクをつけられない人”がいると知ってほしい 「わけがありますく」プロジェクトを取材

発達障がい、感覚過敏、脳の障がい、皮膚炎、呼吸器の病気などでマスクの着用が難しい人たちがいます。

[Kikka,ねとらぼ]

 「マスク着用」が習慣化する一方、さまざまな事情から“マスクをつけられない人”がいることを広めたい、との活動を行う人たちがいます。「わけがありますく」プロジェクトにお話を聞きました。

 COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の流行防止のため、「マスク着用で外出」という習慣が浸透する一方、社会には発達障がい、感覚過敏、脳の障がい、皮膚炎、呼吸器の病気などでマスクの着用が難しい人たちがいる――と訴えるのは、臨床心理士による心理カウンセリングルーム「しまうまカウンセリング」を運営する株式会社しまうま。

 マスクを着用していないことで風当たりが強くなり、トラブルも発生していることから、「意思表示バッジ」と「意思表示カード」を作成し、必要な人には無料で配布する他、意思表示カードは無料でダウンロードすることができます。


マスク ビニールタイプのバッジ (C)2020わけがありますく

マスク 意思表示カード (C)2020わけがありますく

 バッジはビニールバッジタイプと缶バッジタイプの2種類があり、それぞれ白い犬が×マークのついたマスクを手に「マスクをつけられません」と周囲にお知らせするデザイン。自治体の外郭団体、障がい者及び家族の援助団体・関係者、福祉施設、医療機関、特定非営利活動法人などを中心に送料無料で発送されるほか、個人でバッジを必要とする人には、送料(梱包手数料含む)の220円のみを負担することで発送されます。


マスク 缶タイプのバッジ (C)2020わけがありますく

マスク 意思表示カード (C)2020わけがありますく

「わけがありますく」プロジェクトは何故始まった?

 ねとらぼ編集部では活動を行う「わけがありますく」プロジェクトを取材。プロジェクトスタートのきっかけなどを伺いました。

――早速ですが、本プロジェクトを始めたきっかけを教えて下さい。

「わけがありますく」プロジェクト「マスクの着用ができないから外を歩くと白い目で見られ続けてつらい」「マスクを着けていないといつ暴力を振るわれるかと心配で怖い」という悩みを当事者と家族が持っていることを知り、身体障害者だった祖父と歩いたときの人々の無遠慮な視線を思い出しました。それでなんとかしなければと思い立ちました。

――バッジをデザインするうえで工夫した部分などありましたら教えて下さい。

「わけがありますく」プロジェクトイラストについては、「お鼻が大きくて敏感かもしれない」というイメージから犬をキャラクターに選びました。「マスクをつけられなくて申し訳ないけれどよろしくお願いします」の気持ちが伝わるように、ご本人も見た人も安心できるような前向きな印象にしました。因みにキャラクターの名前は、お互いを知りたい「シロウ」と言います。


マスク 使用イメージ (C)2020わけがありますく

 マークについては目立ちやすく、見たときに優しい気持ちになれるようなデザインを目指し、より多くの人が認識しやすいフォントを使用しました。

――バッジはビニール製と缶バッジ製の2種類が用意されていますが、素材を変えたのにはどういう狙いがあるのでしょうか。

「わけがありますく」プロジェクトつける人が症状や状態に合わせて選択できるようバッジとカードを2種類ずつ作りました。ビニール製は金属の音や感触が苦手な感覚過敏の人向けに。缶バッジはたくさんの人に配布できるようにと考えました。

 またカードについては、ぱっと認識できる赤の背景と、感覚過敏で赤が苦手な人向けに空色を選びました。

――これまでにどのくらい配布の申し込みや協力の申し出がありましたか。

「わけがありますく」プロジェクト配布協力のお申し込みは40件ぐらいです。個人は150件ほどでしょうか。パソコンを開けるたびに増えています。


 感染拡大防止策の徹底は急務である一方、さまざまな事情でマスクをつけられない人がいるということも知られる世の中になってほしいですね。

画像提供:「わけがありますく」プロジェクト

(Kikka)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2208/09/news176.jpg ダレノガレ明美、韓国でお気に入りのホクロを“ゴミ”だと除去されてしまう 「ドS Dr. ありがとう!」
  2. /nl/articles/2208/10/news118.jpg 堂々としすぎ! 浜崎あゆみ、大阪市街を普通にランニング ファンと出くわし「暑さでとんでもない顔してたと思います」
  3. /nl/articles/2208/10/news174.jpg 坂上忍、余命数カ月の“13男”・平塚コウタに「奇跡」 転移した腫瘍消失で喜びあらわ 「先生もビックリしてて」
  4. /nl/articles/2208/10/news172.jpg 朝日奈央が結婚、お相手との肩組み2ショット公開 「これから家族として、沢山の景色を一緒に見にいける事がとっても楽しみ」
  5. /nl/articles/2208/09/news033.jpg 大型犬の大好きなぬいぐるみを洗濯→心配そうに見守っていたが…… 再会したときのとびきりの笑顔にグッと来る 【米】
  6. /nl/articles/1809/19/news114.jpg 人気女優の顔じゃない! 川口春奈、ほぼ瀕死のグロッキー状態に心配の声「完全に目がいってます」
  7. /nl/articles/2208/10/news017.jpg 柴犬姉妹の“あご乗せ”3連チャン! 顔をぎゅうっとくっつけるかわいさに「ずっと見ていたい」「癒やされる」の声
  8. /nl/articles/2208/03/news169.jpg 「『リケジョ』って呼ぶのはやめてください」 高校生4人が性差別の改善を訴える動画制作 ジェンダーに関心を持った理由を聞いた
  9. /nl/articles/2201/27/news104.jpg 坂上忍、11歳“長男”・佐藤ツトムの旅立ちに涙 介護の日々経ての別れに「本当にありがとうございました」
  10. /nl/articles/2208/09/news026.jpg 子猫の様子がおかしい→動物病院へ行こうと思ったら…… 子猫ならではの結末に「成長している証」「スッキリしたね」

先週の総合アクセスTOP10

  1. 競技中とのギャップ! 高梨沙羅、キャミソール私服でみせた大胆“美背中”に反響 「背中ガッポリ」「魅惑の黒トップス」
  2. かわいい妹すぎ! 北川景子、義姉・影木栄貴の結婚で“お姉ちゃん愛”が爆発する 「姉がどこか遠くへ行ってしまう」
  3. 泣いていた赤ちゃんが笑い声に、様子を見に行くと柴犬が…… 優しくあやす姿に「最高の育児パートナー」の声
  4. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  5. 「若い君にはこの絵の作者の考えなんて分からない」→「それ俺の絵」 ギャラリーで知らないおじさんから謎の説教を受けた作者に話を聞いた
  6. 木下優樹菜、元夫・フジモン&娘たちとディズニーシーを満喫 長女の10歳バースデーを祝福
  7. 黒柴の子犬が成長したら…… 頭だけ赤色に変化した驚きのビフォーアフターに「こんなことあるんですね」「レアでかわいい」の声
  8. 子「ごめん、もう仕事できない」→母「はぁい了解っっ」 退職を明るく認めた家族のLINEが優しい
  9. スタバの新作が王蟲っぽくてファンザワつく 「怖すぎる」「キショいから買いたくなった」
  10. カナダ留学中の光浦靖子、おしゃれヘアのソロショットに反響 「お元気そうでなにより」「別人のよう」

先月の総合アクセスTOP10

  1. 安倍元首相、銃で撃たれて意識不明か 事件時のものとみられる映像投稿される
  2. 野口五郎、20歳迎えた娘と誕生日デート 家族同然の西城秀樹さん長女も加わり「楽しい時間でした!」
  3. 「大阪王将」店舗にナメクジやゴキブリが発生? 元従業員の“告発”が衝撃与える 大阪王将「事実関係を調査中」
  4. この画像の中に「さかな」が隠れています 猫に見つからないように必死! 分かるとスッキリする隠し絵クイズに挑戦しよう 【お昼寝編】
  5. ダルビッシュ有&聖子、ドレスアップした夫婦ショットに反響 「ハリウッド俳優やん」「輝いてます」
  6. 「auの信頼度爆上がり」通信障害でも社長の“有能さ”に驚く声多数 一方で「まだ圏外だぞ…」など報告続く
  7. スシロー、“ビール半額”で今度は「ジョッキが小さい」との報告? 運営元「内容量に差異はない」と否定
  8. スシロー「何杯飲んでもビール半額」開始前にPOP掲示 → 注文したら全額請求 投稿者「態度に納得いかなかった」 運営元が謝罪
  9. TKO木下、海外旅行先で総額270万円のスリ被害に エルメスの財布奪われた“瞬間映像”も公開「くっそ〜……」
  10. パパが好きすぎて、畑仕事中も離れない元保護子猫 お外にドキドキしながら背中に乗って応援する姿があいらしい