「漫画の世界みたい」「さすがロシア」 愛称は「将軍」、ロシアで人気を誇るSLの記念運行にシビれる(1/2 ページ)
ロシアのSLは鮮やかブルー×レッドの派手カラー。
SLなのに色鮮やか! ロシアで記念運行した動態保存SL車両の迫力がすごいです。
ロシアの鉄道YouTubeチャンネルLIB1995で、2016年5月9日、同国における終戦記念日にソ連時代の蒸気機関車「P36形」が特別運行した様子を楽しめます。
P36形は1950年に登場した旧ソ連の蒸気機関車。「将軍」なる愛称で呼ばれたそうです。機関車単体の全長は約16.6メートルで、石炭と水を積む炭水車も連結しています。参考までに日本のD51形蒸気機関車が炭水車を入れて全長19.73メートル、また一般電車と並んだ様子からも、かなり大型で迫力ある姿であることが分かります。
登場するP36形はP36-0218という車体番号が付いています。P36形は人気が高く、博物館で保存してある車両が多くあり、そのうち6両が本線での走行が可能な動態保存機となっています。
保存されているP36形の多くはグリーンですが、この0218は鮮やかなブルーです。日本の真っ黒なSLを見慣れていると、余計に派手で色鮮やかな姿が新鮮。漫画の世界に登場する車両のようですね。
迫力のサイズやブルーの車体色とともに、前面の星や旗、動輪に効果的に使われる赤色も印象的です。日本の蒸気機関車では顔に付けられるナンバープレートは連結器のあるフレームに付いていました。
昨今、動態保存の蒸気機関車がイベントなどで走るときは、車体に負担をかけないようにディーゼル機関車や電気機関車の補助を受けることがあります。しかしこの0218は補助なしで8両の客車を「普通」に力強くけん引しています。それも現役時代さながらの迫力につながっているのでしょう。
動画には「まるで生きているような迫力」「汽笛が最高」などのコメントが寄せられていました。
日本のSLとは異なる雰囲気を持つロシアのSL。ロシアへ観光に行くならば、博物館などで一度は見ておきたいSLです。
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