道路に鳥居!! ここ、クルマが通ってもいいの……? 激坂の険道「茨城県道139号」をゆく(3/3 ページ)

» 2020年08月16日 10時30分 公開
[少年Bねとらぼ]
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つくば道の古い歴史を感じられる格好の道、愛され続ける県道

 この激坂区間を過ぎると、県道は急に左に進行方向を変えます。

 直進方向へ坂道はまだ続いていますが、この上は県道ではありません(なお、取材時は工事中のため、通り抜けができなくなっていました)。

県道は坂を外れて左折です 県道は坂を外れて左折
もっとも坂が急な部分は県道ではありません 直進方向に激坂は続くが、もっとも勾配がきついと思われるこの先は県道ではない

 坂道を外れた県道139号は平たんなルートで西を目指します。ただし、道幅は特に広がっておらず、狭いままです。

 ところどころに「路肩注意」の看板が立ち、離合に気を遣う場所は相変わらず多いものの、300メートルほど進むと合流地点が見えてきます。

道幅は狭いままですが、道は平坦になりました 道幅は狭いままだが、道は平たんになった
離合には注意が必要です 「路肩注意」。やっぱり離合には細心の注意が必要な道幅
300mほどで県道42号と合流します 300メートルほどで茨城県道42号と合流する

 たどりついた先は県道42号笠間つくば線。ここから茨城県道42号に合流し、「神社入口」の交差点までが県道139号です。

 合流地点はヘアピンカーブの途中でした。特に県道139号の進行方向である上り方向への見通しがかなり悪いので十分に注意しましょう。

合流地点は急カーブの途中! 合流地点は急カーブの途中
下りはともかく、登りの見通しはかなり悪いため、注意が必要です 登り方向の見通しがかなり悪いので合流には細心の注意を


 もし、クルマで北条地区から筑波山神社を目指すならば、県道14号と県道42号を経由して向かう方が圧倒的に走りやすく、安全です。クルマで筑波山神社を目指すのにあえてこの道を通る理由は、ないと言っていいでしょう。

 実質的に参道としての使命はほぼ終えており、地域住民の生活道路としての趣が強い茨城県道139号。ただハイキングコースとしては、坂道のハードさ、景色のよさ、そしてつくば道の古い歴史がそろった格好の道です。

 鳥居の下には無料の駐車場があり、実際にハイキングをしている方々も多く見かけました。みんなにとても愛されていると思えた険道です。

少年B

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水平に積まれたブロックを見ると、その勾配の異様さがわかります この交差点から険道が始まります よく見ると「つくば道」の看板が 県道の入口には石碑が 正面から。なだらかな登り坂になっています 筑波山神社まで4.3km つくば道の案内看板 少し離れたところには地図付きの解説も スクールゾーンに指定されています 「茨」の文字が入った側溝のフタ。県道であることをアピールしているよう 県道の側に「止まれ」の標識があります 振り返って。直進が市道、右側が県道です こちらも直進は市道、右が県道です 県道の2車線区間はあまりにも短い 神郡地区の北側は雰囲気のあるお屋敷が並ぶ 一見ふつうの田んぼ道ですが…… 左右に分かれた道路が! 行先も同じ 150mほどの並走、どうして? 関東ふれあいの道にも指定されています ブロックを基準にすると勾配のきつさがわかります 県道をまたぐ鳥居 鳥居の向こうはさらなる急坂が 歩行者専用道路に見えますが、れっきとした県道です 振り返るとこのパノラマ 波打つ路面、スピードの出し過ぎは危険です 見た目で区別がつきませんが、県道は左です 階段のようになっているコンクリートブロック塀 こちらはもう、完璧に階段です 県道は坂を外れて左折です もっとも坂が急な部分は県道ではありません 道幅は狭いままですが、道は平坦になりました 離合には注意が必要です 300mほどで県道42号と合流します 合流地点は急カーブの途中! 下りはともかく、登りの見通しはかなり悪いため、注意が必要です


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