アニメ映画「思い、思われ、ふり、ふられ」座談会 “Wヒロイン”潘めぐみ&鈴木毬花、黒柳トシマサ監督と3ショットトーク
両思いな潘さんと鈴木さんが尊い。
漫画家・咲坂伊織さんの人気コミックを原作としたアニメーション映画「思い、思われ、ふり、ふられ」(以下、ふりふら)が9月18日、劇場公開日を迎えました。
「ストロボ・エッジ」「アオハライド」に続く、「咲坂伊織 青春三部作」の最終章となる今作。アニメーション制作を担当するのは、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEシリーズ」「ソードアート・オンライン」シリーズなど数々の傑作を生みだしてきたA-1 Pictures。監督はアニメ映画「舟を編む」で原作の良さを丁寧な演出で描いた黒柳トシマサさんが務めます。
キャラクターに命を吹き込むのは、島崎信長さん(山本理央役)、斉藤壮馬さん(乾和臣役)、潘めぐみさん(山本朱里役)といった実力と人気を兼ね備えた声優たち。Wヒロインの一人である市原由奈役は、オーディションで満場一致で選ばれ、今回がメインキャラ初抜てきとなる、新人声優の鈴木毬花さんが演じます。
ねとらぼエンタでは、Wヒロインを演じた潘さんと鈴木さん、黒柳監督による座談会をセッティング。映画公開への思いや、収録時のエピソード、まるで本物の由奈のようだったという鈴木さんの魅力にも迫った内容となっています。座談会の様子は動画でも公開しているので、あわせてご覧ください。
―― もともとの公開日は5月29日でしたが、新型コロナの影響で延期を余儀なくされました。待ちに待った劇場公開ですが、今のお気持ちを聞かせてください。
潘 皆さんに見ていただける日が来ることを本当に待ち望んでいたので感無量です。もともとの公開日は新生活が始まってちょっとたったくらいの時期でしたけど、作品の中には四季折々描かれていて、いつ見ていただいても感じてもらえるものがあるんじゃないかと思っています。
鈴木 公開日が決まって、すごくワクワクしながらも不安も織り混ざった不思議な気持ちでいっぱいです。こういう時期だからこそ、前に進もうとしている皆の姿を見て元気がもらえると思います。
黒柳 こういった状況下ですけど、ちゃんと映画館で見てもらえることがすごくうれしいです。公開に向けて動いてくれたスタッフの皆さんにまず感謝を。今は、この映画を楽しみに待っていただいた皆さんにようやくお届けできるうれしさと、どういう風に見られちゃうんだろうっていうドキドキが入り交じった、そんな思いです。
―― お互いの演じられたキャラクターについて印象を聞かせてください。
潘 毬花ちゃんに会った瞬間に、由奈がそこにいるって思いませんでした?
黒柳 思いました。
潘 声を聞いても由奈だし、スタジオに入って「おはようございます!」って言ったその姿がもう由奈そのもので。毬花ちゃん以外考えられないというか、すごく彼女に重なるものがたくさんあったので。なんて言うんでしょう、由奈の印象は「毬花ちゃん」です。
鈴木 原作を読んだときは、私が由奈っぽい性格だから、なんか朱里ちゃんがすごく大人っぽく見えていた部分があったんですけど、話が進んでいくにつれて、かわいいなって思う一面もたくさんあったり。
朱里ちゃんと由奈だったらどっちかっていうと朱里ちゃんがお姉ちゃんっていう感じがして。今もそういう関係なので、私も朱里ちゃんは潘さんっていう感じですね。
潘 両思いだー!
鈴木 ありがとうございます!
―― 監督から見てお2人の演技はいかがでしたか?
黒柳 本人を前に話しづらいですね(笑)。まず鈴木さんについて。今回は多くの方からオーディションテープをいただいていましたが、鈴木さんの声を聞いた瞬間に「あ、由奈がいた」と思ったんです。
私は、(声優としての)経験のあるなしではなく、そもそもの持っている声色をすごく大事にしています。オーディションテープにおける鈴木さんのどこか頼りなさと言いますか、声の良さと同時に初々しさのようなものが由奈とすごく合致していました。そうしたら、他の皆も同じように思っていたみたいで。
潘さんは、実は潘さんがデビューしたての頃の声を聞いているんですよ。
潘 そうですね。ご一緒させていただいております。
黒柳 朱里は本当に複雑な心情を抱えている子ですから、そういう人物を表現していくとなると経験だとかいろいろなものが大事になってくる。潘さんのこれまでの出演作を見てきているので、「ここは潘さんだ」と決まりました。
潘 恐縮です。やっぱり縁があってこうやってご一緒させていただいているんだなということを、今すごく実感しました。
―― 鈴木さんにとっては市原由奈が初のメインキャラになるわけですが、収録はいかがでしたか?
鈴木 これまでほとんど現場に参加したことがなくて、マイクの前で掛け合いするのも初めてに近かったので、とにかく緊張しました。でも潘さんたちが、私が失敗しても「大丈夫」って声をかけてくれたり、その場の空気がちょっと沈んでも盛り上げてくださったりして、すごくうれしかったですし安心して収録できました。
潘 現場が不思議と毬花ちゃんに対して「頑張れ!」と応援する空気になっていましたね。どうしたら毬花ちゃんが気持ちよくこの場でお芝居できるかなと。そういう思いで周りが自然と動いていました。
なんかそれって出会いたての由奈に近くて、「この子放っておけないな、私がちょっと声をかけてあげようかな」とか、理央であれば顔を上げてあげるだとか、和臣であれば肩をぽんぽんしてあげるだとか、そういう空気が毬花ちゃんが真ん中にいることでできたと思っていて。
「ふりふら」の世界でもまず初めに由奈のもとに皆が助けに寄ってきましたけど、結局は由奈が一番皆を引っ張っていく原動力になっている。現場でもあの感覚に近いものを感じて、マイク前に立ってくじけずに頑張っている彼女を見て、私も感じるものがありました。掛け合っていて隣にいてもすごく刺激を受けるんですよね。朱里の「由奈、かっこいいな」っていうセリフも、すごく素直に出てきました。
鈴木 うれしいです。隣にいてくださって本当に心強かったです。
潘 アフレコ前に連絡先を交換していたんです。こういう取材があるときもよろしくねって。たぶん毬花ちゃんからは送りづらいだろうしこちちから送っていたんですけど、一度自分から送ってきてくれたことがあったんです。そういう変化もすごくうれしかったですね。
黒柳 アフレコの現場も最初はぎこちない感じだったんですけど、お兄ちゃんお姉ちゃんに囲まれている鈴木さんという感じになっていって、本当に作品の内容にリンクしていましたね。編集ブースの方も、ずっと「頑張れー、頑張れー」って雰囲気になっていました。
潘 不思議と応援したくなる。こういう魅力って誰にでもあるものじゃないなって、すごく感じますね。
黒柳 実際、回を重ねるごとに本当に良くなっていきましたし。
鈴木 ありがとうございます。
潘 (島崎)信長さんと話していても「毬花ちゃんの由奈だったから出たものがある」っておっしゃっていましたし、そういう力をすごく感じますね。皆もそう思っていたと思います。
―― 映画公開を待っているファンの皆さんへメッセージをお願いします。
黒柳 今、自分ができる精いっぱいをスタッフの皆と作りあげた作品なので、ぜひ映画館で楽しんでいただけたらと思います。
鈴木 この作品を見て、私も由奈みたいに「変わりたい」と思えたので、見てくださった皆さんもちょっとでも踏み出してみようと思ってくださったらうれしいです。
潘 作品が完成したときに試写会で初めて劇場で見させていただいたんですけど、こういう世の中だからこそたくさんの人に見ていただきたいと思いました。
今って会いたいときに会えない世の中じゃないですか。だからこそ、家族や友人といった、周りの大切な人たちの尊さやありがたみをより強く感じられました。ぜひ劇場に足を運んで、そういった思いを体験してみてください。よろしくお願いします。
プレゼントキャンペーン(こちらの企画は終了しました)
ねとらぼエンタの公式YouTubeをチャンネル登録&公式Twitterをフォローし、プレゼント企画を告知するツイートをRTしてくださった方の中から抽選で各1名に、潘めぐみさん、鈴木毬花さんのサイン入りチェキをプレゼントします。2人への応援メッセージをリプライすると当選確率がアップ!
応募期間
<第1弾>9月18日〜9月25日正午:潘めぐみさん(こちらは終了しています)
<第2弾>9月25日〜10月2日正午:鈴木毬花さん(こちらは終了しています)
キャンペーン応募方法
(1)ねとらぼエンタ公式Twitterアカウント(@itm_nlabenta)をフォロー
(2)ねとらぼエンタのYouTubeをチャンネル登録
(3)告知ツイートをRTで応募完了
※当選の際には、登録チャンネルを確認させていただくため、ご自身のYouTubeチャンネルのURLが必要となります。あらかじめご了承ください。
注意事項
- 当選者には編集部よりDMにてご連絡いたします。DMが解放されていない場合には当選無効となりますのでご注意ください
- いただいた個人情報はプレゼントの発送のみに使用し、送付後は速やかに処分します
- ご応募完了時点で、アイティメディアのプライバシーポリシーへご同意いただいたものと致します。応募前に必ずご確認ください
(C) 2020 アニメ映画「思い、思われ、ふり、ふられ」製作委員会
(C) 咲坂伊緒/集英社
関連記事
- バンプじゃねーか! 劇場アニメ「思い、思われ、ふり、ふられ」、主題歌はBUMP OF CHICKENの新曲「Gravity」
予告映像で「バンプかな?」「バンプじゃねーか!」がまた味わえる。 - 中国アニメ映画の注目作「羅小黒戦記」日本語版が11月公開 メインキャストに花澤香菜、宮野真守、櫻井孝宏
アニプレックス制作、音響監督に岩浪美和さん。 - テレビアニメ「SHAMAN KING」、林原めぐみ、高山みなみら旧キャスト続投が決定! 麻倉葉役は日笠陽子に
よっしゃ〜〜〜! - テレビアニメ「弱キャラ友崎くん」、2021年1月放送開始 いけない、世界が大宮になってしまう
きたぜ、ぬるりと。 - アニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」、魔王軍のキャストが発表 クロコダイン役に前野智昭、バーン役に土師孝也
ハドラー役は関智一さん。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
-
「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
-
“ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
-
高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
-
「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
-
「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
-
「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
-
“歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
-
黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
-
走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
- 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
- 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
- ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
- 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた