子どもの「食べムラ」が心配!→意外な方法で完食率アップ 子育て相談会で教わった「メニュー見せ作戦」がすごい(1/2 ページ)

漫画でわかる「メニュー見せ作戦」とは?

» 2020年09月30日 20時00分 公開
[ねとらぼ]

 保護者の中には、お子さんの「食べムラ」で悩んでいる人も少なくないのではないでしょうか。2人のお子さんを育てるあり子(@ariko_hiyokko)さんが、臨床心理士と相談して考えたという「食べムラ対策」について漫画にしています。

食べムラに悩み、子育て相談会へ



 2015年生まれの長女・ひよこちゃんは、食べたり食べなかったりという食べムラがあり、なかなか体重が増えないのがあり子さんの心配ごとでした。どうやったらもっと食事をとってもらえるのかと悩んでいたある日、あり子さんは地域の子育て相談会があることを知り、参加することにしました。

 相談に乗ってくれた臨床心理士さんは、「これくらいの子はそれが普通よ!」と優しく説明してくれます。臨床心理士さんいわく、子どもは大人のように「今食べておかないとお腹が空く」とはわからないため、食べたくない気分の時に「食べよう」と考えてはくれないのだといいます。

 実際に臨床心理士さんのお子さんは、保育園の給食だけはしっかり食べてくれましたが、朝晩の手作りの食事はあまり食べてくれなかったそうです。

「これ食べたくない! ○○食べたい!」にどう対処する?



 また、あり子さんの悩みは、朝ごはんの食事が終わった後に「おにぎりイヤ、パン食べたい」とひよこちゃんがごねることでした。あり子さんは以前どこかで「ごねられてもうまく諭して準備したものを食べさせるように」という子育て指南を読んだことがあり、ずっとひっかかりを感じていました。

 しかし臨床心理士さんの答えは、「臨機応変にあげていいと思いますよ!」という明快なものでした。「だって食べない子は諭しても食べないもんね、全ての子が育児書通りにいくわけじゃないわよ!」とはっきり告げる姿勢に、あり子さんは安心感を覚えたといいます。

子どもの「納得」



 そして臨床心理士さんがあり子さんに食べムラ防止策として提案してくれたのが、「事前に食事内容を予告したり、メニューを本人に選んでもらう」というもの。今日食べる予定のメニューをイラストや写真などで前もって見せておいて、食事内容を伝えたり、選択肢の中から具体的に食べたいメニューを選んでもらうのです。

 つまり、先に「今日はこんな食事になるよ」と視覚的に伝えたり、「おにぎりとパンどちらがいい?」と具体的に聞くことで、子どもが食事内容に納得しやすくなるというのです。

 あり子さんはさっそく家で「メニュー見せ作戦」を実行することにしました。

「メニュー見せ作戦」実践編




育児漫画エッセイ

 あり子さんが用意したのは、朝ごはん用のメニュー表です。メインメニューはコーンフレーク、焼きおにぎり、トースト、ロールパン、パンケーキの5種類。デザートとしてヨーグルト、バナナの2種類が用意されています。


育児漫画エッセイ

 電子レンジ調理ですぐに用意できるメニューを常備しておき、まるでカフェのように「本日のメニューは何にいたしますか?」と聞いてあげると、さっそくお子さんたちは「今日はパンケーキとバナナで!」「焼きおにぎりとヨーグルトで!」と、自分でメニューを選択しました。

 あり子さんの家の場合、2人のお子さんがバラバラのものを希望するため、食事の手間は少し増えてしまったといいますが、この制度を導入してからというもの、食事の完食率が明らかに上がったそうです。


育児漫画エッセイ

 お子さんの食べムラに悩んでいる保護者のみなさん、「メニュー見せ作戦」を一度試してみるのはいかがでしょうか。

出典:ライブドアブログ

ブログ名:ひよっこ一家備忘録

ブロガー名:あり子さん

URL:https://hiyokkoikka.blog.jp/

LINEで新着記事の更新通知を受けとる

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2503/15/news044.jpg コメダ珈琲店で「軽い食事」を注文 → 出てきた“まさかの実物”に思わず大仰天 「逆詐欺ですね」「軽食という名の主食」
  2. /nl/articles/2503/14/news041.jpg 大阪梅田駅で撮影された“奇跡のような光景”に「今まで見たことない」「本当に贅沢な眺めだ」 全ホームにマルーンカラーが整列
  3. /nl/articles/2503/11/news009.jpg 雑草ボーボーの運動場に“180羽のニワトリ”を放ったら…… 次の日、まさかの光景に「感動しました」「すごい食欲」
  4. /nl/articles/2503/14/news019.jpg ペットのカエルを土に埋め、約半年間放置→掘り返してみたら…… 「すげぇ」予想外の結末に「ほんと不思議」
  5. /nl/articles/2503/09/news003.jpg 「恩師ビックリするやろなぁ」 中学3年で付き合い始めた“同級生カップル”が10年後…… まさかの現在に反響
  6. /nl/articles/2503/15/news054.jpg 106キロの女性、1年かけて約40キロ減量したら…… “別人級”の変化が1740万再生 「尊敬します」「私も頑張る!」【海外】
  7. /nl/articles/2503/08/news018.jpg 使わない靴下をザクザク切って組み合わせると…… 目からウロコの再利用法が2500万再生「とてもクリエイティブ」【海外】
  8. /nl/articles/2503/13/news112.jpg 「ひどすぎて販売中止に」 ウエディングドレスをネットで買ったら大失敗→完璧にリメイクした結果…… 「もはや芸術」
  9. /nl/articles/2503/14/news052.jpg 高3男子、髪を切る間も惜しんで受験勉強を頑張って…… カット後の“別人級の変化”に称賛「コレはモテる」
  10. /nl/articles/2503/11/news017.jpg 着古したマフラーとセーター、切らずに手縫いするだけで…… 春も大活躍のリメイクに「アイデアに脱帽」「素晴らしい」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「本当に迷惑」 宅急便の「不在連絡票」と酷似のチラシが物議…… ヤマト運輸「配布中止申し入れ」
  2. 愛猫が見つめる先にいるのは……? “まさかの来訪者”に思わず仰天 「うそっ?」「お庭に来るんですね!!」
  3. 【べらぼう】“問題のシーン”、「子供に見せられない」 身体張った27歳俳優へ「演技やばくない?」
  4. 壊れて捨てるしかないバケツをリメイクしたら…… 想像もつかない大変身が830万再生「想像力がすごい」【海外】
  5. そうはならんやろ ヤマト運輸公式とLINEで遊んでいたら…… 突然訪れた“予想外の展開”に28万いいね
  6. 「ウソやろ」 松屋の“530円丼”、衝撃的なビジュアルにネット騒然 「コレで良いんだよ丼」「開き直り感がすごい」
  7. ダイソーのセルフレジが「身に覚えのない商品」を認識→“まさかの正体”に大仰天 「そんなことあるんですね」
  8. 余ってるクリアファイル、半分折ってカットするだけで…… 目からウロコな便利グッズに「天才すぎる!」「素晴らしいアイデア」
  9. 「マジで天才」 無印良品から新発売の“350円文房具”に絶賛の声相次ぐ 「便利すぎる!」「これはいい」
  10. 「スト6」の公式世界大会で福島県のチームに所属する「翔」が優勝 賞金100万ドル獲得
先月の総合アクセスTOP10
  1. 最初に軽く結ぶだけで…… 2000万再生された“マフラーの巻き方”に反響「これは使える」「素晴らしいアイデア」【海外】
  2. コメダ珈琲店で朝、ミックスサンドとコーヒーを頼んだら…… “とんでもない事態”に爆笑「恐るべし」「コントみたい」
  3. パパに抱っこされる娘、13年後の成人式に同じ場所とポーズで再現したら…… 「お父さん若返った?笑」「時止まってる」2人の姿に驚き
  4. 和菓子屋で、バイトの子に難題“はさみ菊”を切らせてみたら……「将来有望」と大反響 その後どうなった?現在を聞いた
  5. 古いバスタオルをザクザク切って縫い付けると…… 目からウロコの再利用に「すてきなアイデア」【海外】
  6. 「14歳でレコ大受賞」 人気アイドルがセクシー女優に転身した理由明かす 家族、メンバー、ファンの“意外な反応”
  7. 希少性ガンで闘病中だったアイドル、死去 「言葉も発せないほどの痛み」母親が闘病生活を明かす
  8. “きれいな少年”が大人になったら→「なんでそうなったw」姿に驚がく 「イケメンの無駄遣い」「どっちも好きです!笑」
  9. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  10. 芸能界引退した「ショムニ」主演の江角マキコ、58歳の近影にネット衝撃「エグすぎた」 突然顔出しした娘とのやりとりも話題に