ニュース
» 2020年11月18日 11時30分 公開

【料理で事故った体験談】出来たての串揚げでビールを飲もうと思ったら、いつの間にかコタツの上で火柱が上がっていた……というお話(1/2 ページ)

おいしそうなんですが……。

[ねとらぼ]

 ねとらぼ読者から、料理中に起こった危険な出来事をインタビューする企画「お料理で事故った話、教えてください」。今回は「出来たての串揚げをツマミにコタツで1杯やろうと準備していたら……」というお話。自分の後ろで火柱が上がっていても、気付かないものなんだなあ。

連載:お料理で事故った話、教えてください

 料理は毎日食べるもの。だけど、するのは意外と危ないもの。日々の暮らしの中で見落しがちな「家事にはどんな危険があるのか」「注意すべきポイント」に気付くために、いろいろな人から体験談を募集していろいろ聞いてみよう、という企画です。

「材料を持って振り返ったら、そこには……」



 一人暮らしをしていたある日、「コタツに入って暖まりながら、出来たての串揚げをツマミに冷たいビールを飲みたい」と思いました。

―― あ、絶対にうまいやつじゃないですか……と言いたいところですが、そういう記事じゃないんですよねこれ。

 それで居間のコタツで串揚げが調理できるように、とコタツのところにカセットコンロを持っていき、油の入った手鍋を載せて火をつけました。台所に行き、材料を串に刺すなどの準備を済ませてから居間に戻ると、自分の背丈より高い火柱が上がっていました。

 居間と台所のあいだには小さな部屋が1つあったのですが、ふすまは開けっ放しにしていて。でも、全く気付きませんでしたね。材料を持って振り返ったら、そこには……という感じです。

―― 火柱が上がった原因は何だったのでしょうか?

 材料の解凍が甘かったり、串に刺す材料の調理に時間がかかってしまったり。そうこうしているうちに油の温度が上がり過ぎ、自然発火したのかと。いつもは材料を用意してから火をつけるようにしていたのですが、何度かやっていたことで甘く考えていたんだと思います。

 慌てて毛布をビチャビチャに濡らしてカセットコンロに覆いかぶせることで火は何とかなりましたが、部屋は煙だらけ。火災報知器が反応して消防車が3台も来る大騒ぎになり、消防士の方と大家さんにこっぴどく叱られました。

―― 「コタツのある部屋で火が出る」というのも怖いところですが、それは大丈夫でしたか?

 幸い、どこにも燃え移らず、コタツも天井も無事でした。

 ただ、このとき、本当に怖いと思ったのは「火を消そうと思っても、想像以上に熱くて近づけなかったこと」「煙が多く、すぐに呼吸が苦しくなったこと」。しばらく喉の痛みもありましたし、火事の怖さが身にしみました。

 あれ以来、このようなことはやっていません。

編集部注:食用油の自然発火

 揚げ物に適した油の温度は食材にもよりますが、200度以下。自然発火が起こるのは370度前後といわれています。自治体などによる注意喚起情報を見ると、「5分程度で揚げ物に適した温度になり、20〜30分で発火する」という風に説明されていることもあります。確かに別作業に気を取られていると、すぐに過ぎてしまうくらいの時間の長さかも。

 なお、火災防止のためのポイントとして挙げられるのは、きまって「コンロから離れない」「離れるときは火を消す」といったもの。そもそも「短時間なら大丈夫だろう」と油断しないことが基本的な対策のようです。

本企画では取材させていただける読者の方を募集しています

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2312/08/news148.jpg DAIGOの姉・影木栄貴、ノーメイク姿の姉弟ショットで美形ファミリーぶり際立つ 「目元瓜二つ」「すっぴんでも綺麗」
  2. /nl/articles/2312/07/news024.jpg 生まれて間もなく捨てられていた保護子猫が“真っ白なエビフライ”に おなかいっぱい食べられるおうちで過ごす姿に心あたたまる
  3. /nl/articles/2312/08/news124.jpg 元・成宮寛貴ら、豪華メンバー飲み会に“元芸能人”が偶然登場 衝撃の身なりに「都内でこの格好ヤバっ」
  4. /nl/articles/2312/08/news109.jpg 小木博明の妻、52歳のサプライズ誕生日会に「負荷などありましたが嬉しくて」 “母”ら豪華メンバー集結に「みなさんいい笑顔」「ハッピーで最高」
  5. /nl/articles/2312/08/news023.jpg 赤いアロワナ(紅龍)を買ったら色が変化、「もしかして騙された?」と思ったら…… 劇的に変化した理由が興味深い
  6. /nl/articles/2312/05/news021.jpg 柴犬が見つけた瀕死の子猫、最後の力で立ち上がり…… 優しさが救った小さな命が600万再生「感動と感謝です」
  7. /nl/articles/2312/08/news026.jpg 子猫を保護して2週間、最初は警戒していた先住犬たちも…… みんなで団子寝する仲睦まじい姿に「なんて幸せな光景」「愛にあふれてる」
  8. /nl/articles/2312/08/news141.jpg 「感心しまくりでたーくさんGET」 神田うの、“初ZARA”での爆買いに感動「リーズナブルでビックリ」
  9. /nl/articles/2312/08/news147.jpg 寺田心、最新の“細マッチョ”姿に驚きの声が集まる 「体が逆三角形」「筋肉系になっていたとは」
  10. /nl/articles/2312/08/news017.jpg 柴犬、飼い主の「行ってくるね」にジワジワと表情がくもっていき……? 豊かな感情のゆれ動きに「切ない……」「押し寄せてる」
先週の総合アクセスTOP10
  1. オール巨人、30年モノな“伝説の1台”に自負「ここまでキレイな車はない」 国産愛車の雄姿に称賛の声「気品がある」「凄くエレガント」
  2. 「明らかに写真と違う」 東京クリスマスマーケットのフードメニューが物議…… 購入者は落胆「悲しかった」
  3. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  4. 田中みな実、“共演した姉”の存在に反響「居るとは聞いていたけど」「激似やなぁ」 すらっとしたたたずまいに「品のあるお方」
  5. 藤本美貴、“全然かわいくない値段”のテスラにグレードアップ スマホ一つでの注文に「震えちゃ〜う!」
  6. マックで「プレーンなバーガーください」と頼んだら……? 出てきた“予想外の一品”に驚き「知らなかった」
  7. 伊藤沙莉、“激痩せ報道”の真相暴露→広瀬アリスの株が上がってしまう 「辱めったらない」告白に「アリスちゃん、ええ人や〜」
  8. 「あなたは日本人?」突然送られてきた不審なLINE、“まさかの撃退方法”に反響 「センス良い」「返しが秀逸」
  9. “鬼ダイエット”で激やせの「Perfume」あ〜ちゃん、念願の姿に「着れる日が来るなんて」と大喜び
  10. 900万再生のワンコに「電車で笑ってしまった」「つられてめちゃくちゃ笑っちゃうw」 “突然魔王になった犬”に腹を抱える人続出
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「酷すぎる」「不快」 SMAPを連想させるジャンバリ.TVのCMに賛否両論
  2. 会話できる子猫に飼い主が「飲み会行っていい?」と聞くと…… まさかの返しに大反響「ぜったい人間語分かってる」
  3. 実は2台持ち! 伊藤かずえ、シーマじゃない“もう一台の愛車”に驚きの声「知りませんでした」 1年点検時に本人「全然違う光景」
  4. 大好物のエビを見せたらイカが豹変! 姿を変えて興奮する姿に「怖い」「ポケモンかと思った」
  5. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  6. 西城秀樹さんの20歳長男、「デビュー直前」ショットが注目の的 “めちゃくちゃカッコいい”声と姿が「お父さんの若い頃そっくり」「秀樹が喋ってるみたい」
  7. “危険なもの”が体に巻き付いた野良猫、保護を試みると……? 思わずため息が出る結末に「助けようとしてくれてありがとう」【米】
  8. 「やばい電車で見てしまった」「おなか痛い、爆笑です」 カメがまさかの乗り物で猫を追いかける姿が予想外の面白さ
  9. おつまみの貝ひもを食べてたら…… まさかのお宝発見に「良いことありそう」「すごーい!」の声
  10. 「3カ月で1億円」の加藤紗里、オーナー務める銀座クラブの開店をお祝い “大蛇タトゥー”&金髪での着物姿に「極妻感が否めない」