3歳児も楽しめたアニメ映画「羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)」 子どもに見てほしい理由を全力で解説する (1/3)
なぜ子どもに見てほしいのか、全力で解説。
現在、アニメ映画「羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来」が上映されている。
「耳慣れないタイトルだな」と思ったあなたは、幸運だ。何しろ、本作は予備知識が一切なくとも楽しめる内容であり、むしろ何も知らないままで見たほうが、そのクオリティーの高さとあまりの面白さに驚き、圧倒されるだろうからだ。
筆者は3歳と4歳のおいっ子を映画館に連れて行ったのだが、2人とも最後まで飽きることなく楽しんでいたようで、見た後には「おもしろかったー」「みんなめっちゃつよいね!」などと興奮気味に話していた。(ちなみに筆者は「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」をおいっ子2人から一緒に見にいくのを断られていて、初日に1人で見に行っていた)
そう、「羅小黒戦記」は老若男女分け隔てなく、そして子どもこそが楽しめる内容なのだ。教育的にも素晴らしいメッセージを内包しており、PG12指定がされている「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」と違って残酷描写もほぼない。家族で見る映画としても、本作は最良の選択になると断言する。
見る前の知識としてはこれだけでも十分だが、さらなる「羅小黒戦記」の具体的な魅力、そして子どもにこそ見てほしい理由を記していこう。
1:特殊な道のりを経て一般公開に
「羅小黒戦記」の原点は、2011年から全28話が発表され、累計2.3億回再生を誇る中国製のWebアニメシリーズだ。その劇場版として制作されたのが本作であり、Webアニメシリーズの前日譚という位置付けながらも、独立した作品として楽しめる内容となっている。
2019年に劇場版が中国で公開されると、興行収入3.2億人民元(約49億円)のヒットを記録。続けて日本でも数カ所のミニシアターで字幕版が公開され、そのアニメとしてのクオリティーの高さや魅力的なキャラクターなどがアニメファンの間で話題となり、連日チケットがソールドアウトになる人気を得た。
今回の日本語吹き替え版は、独立系での小規模上映だった昨年と打って変わり、作品のポテンシャルにほれ込んだアニプレックスが共同で配給を手掛け、全国94館のシネマコンプレックスで中規模の公開を実現した。
公開日と翌日の土日2日間での動員は2万4000人を超え、週末興行成績は8位にランクインするという健闘を見せ、Filmarksでは5点満点中4.2点という高評価をキープ。初めて鑑賞した人からもSNSを筆頭に絶賛の声が続々と届いている。
口コミで話題を集めた作品が、日本語吹き替え版まで製作され、満を持して多くの人に届けられるようになったのだ。中国製のアニメ映画がここまでの規模で劇場公開されることも、非常に珍しい。とにかく「羅小黒戦記」はひそかなヒットと高評価に後押しされて、これまでになかった特殊な道のりを経て公開されたということを、まずは知っていただきたいのだ。
2:スーパーハイスピードバトルアクション映画である
本作はポスターや予告編の序盤の印象から、「ほのぼのしたファンタジー」という印象を抱く方も多いかもしれない。しかし、実際はキャラクターの魅力にほれ込むファンに加えて、アクションに度肝を抜かれる人が続出しているということも本作の特徴だ。
離れた場所にいる敵の前に瞬時に移動し、時にははるかかなたへぶっ飛ばされ、さまざまな飛び道具も繰り出される様は、瞬きするのも惜しいほどの密度と迫力がある。2Dのアニメであるはずなのに、“奥行き”や“高低差”を感じさせる、“空間”の使い方の上手さも称賛するしかない。
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