ヒトラーと東條英機がカラテの力でガーナを侵略するカンフー映画「アフリカン・カンフー・ナチス」堂々帰還! 12月20日にオンライン上映会開催へ

あの問題作が帰ってきたぞ!

» 2020年12月15日 19時55分 公開
[しげるねとらぼ]

 言わずと知れたナチスの指導者ヒトラーと、大日本帝国内閣総理大臣の東條英機。第二次世界大戦を密かに生き延びていた彼らと、アフリカ人のカンフー使いが、ガーナを舞台に激突する! 突拍子もなさすぎるストーリーでネットの一部をザワつかせた映画「アフリカン・カンフー・ナチス」(公式Twitter)が、12月20日にオンライン上映イベントで帰ってきます。なんで帰ってきたんだ……?


これがポスター。やばい!! ヒトラーだ!!


 「アフリカン・カンフー・ナチス」は、れっきとしたガーナのアクション映画。製作&監督&脚本&ヒトラー役は日本在住のドイツ人映像作家セバスチャン・スタインが務め、クセが強すぎるVFXで知られる“ガーナのジョージ・ルーカス”ことサミュエル・K・ンカンサ(通称ニンジャマン)共同監督、23歳にしてガーナのショービズ界を代表するプロデューサーとなったダニー・ボーイが製作を担当しています。情報過多ですね。わかってます……。


ヒトラー&監督のスタインさん。ヒトラーなので体に「卍」のマークがある

 製作にあたっては、日本で脚本を書き上げたスタイン監督がFacebookで見つけたニンジャマンとダニー・ボーイに突然「この映画を撮ってみないか?」とオファーをかけ、生まれて初めて渡ったアフリカのガーナでいきなり前金を請求されるところからスタート。気合いで前金を支払ったスタイン監督がド根性で完成させたのが、「アフリカン・カンフー・ナチス」なのです。完成後の今年2月に東京の目黒で行われたプレミア試写会は立ち見が出るほどの大盛況となり、アフリカでカンフー使いがナチスと戦うという要素盛り過ぎの内容にノックアウトされる人が続出。ツイッター(の一部)がザワつくこととなりました。


ガーナの人々を相手に、東條英機のカラテが唸る!

かくしてヒトラー&東條とガーナアーリア人の侵略が始まった……

 ストーリーは1945年、ドイツと日本から逃げ延びたヒトラーと東條英機が潜水艦で密かにガーナへ上陸したところから始まります。ヒトラーと東條はカラテのパワーでその後もずっと生きており、日章旗の真ん中に鉤十字(だとさすがにちょっとシャレにならないので実際劇中では「卍」なんですが)が描かれたマジックアイテム「血染めの党旗」の力でガーナの人々を「ガーナアーリア人」へと洗脳。アフリカの地で再侵略を開始します。

 そんな中、主人公アデーは今日もカンフー修行に遅刻。アデーにはかわいい恋人エヴァもいるのですが、肝心のカンフーの方はどうにも落ちこぼれ気味です。しかしそんなアデーの通う道場にもヒトラー率いるガーナアーリア人たちが侵攻を開始。師匠や門下生は必死で抵抗しますが、道場を破壊され多くの門下生が命を落としてしまいます。生き延びたアデーはヒトラー主催の「天下一武道会」に参戦し復讐するべく、厳しい修行を始めるのですが……。


役者が全員ものすごいバネなので、蹴りの打点が高い

 というストーリーなので一見支離滅裂なクソ映画に見えますが、実のところ「アフリカン・カンフー・ナチス」はなかなかしっかりしたカンフー映画。とにかく出てくる役者全員のバネが半端ではなく、ノーモーションで打点の高い蹴りや力強い打撃が出るあたりはただの素人芝居の域ではありません。また、ストーリーも「ぐうたらな主人公が手痛い敗北をしたところで一念発起、厳しい修行に耐えて強敵に立ち向かう」というカンフー映画の定石を踏まえており、こちらもなかなか熱い作り。ナメてかかると意外な面白さと真っ当さ(まあ、脱力ポイントもたくさんあるんですけども……)に驚くはずです。


最終決戦は天下一武道会だ!

 そんな「アフリカン・カンフー・ナチス」ですが、今年2月のイベント以降は日本国内で鑑賞するのがちょっと難しい状況にありました。が、12月23日よりAmazonプライム・ビデオにて奇跡の日本配信が決定! それを祝して12月20日に「ハーケン・クリスマス! 『アフリカン・カンフー・ナチス』先行オンライン上映会(実況付き)&重大発表会見」として無観客配信イベントを開催することとなりました。

 イベントにはヒトラー役のスタイン監督と東條英機役の秋元義人が参加し、「実況」という形でコメントを入れつつ作品を上映します。さらにイベント後半では製作ドキュメンタリーの上映やヒトラー&東條英機による重大発表、さらに公式グッズのプレゼント抽選なども行われる予定となっています。これはカオスな内容ながらカンフー映画として一本筋の通った本作を、いち早く鑑賞するチャンス。クレイジーな映画が見たい人には、見逃せないイベントになりそうです。


作品概要

「アフリカン・カンフー・ナチス(African Kung Fu Nazis)」(ガーナ・ドイツ合作/2019年/84分)
監督: セバスチャン・スタイン サミュエル・K・ンカンサ(通称ニンジャマン)
製作:ダニー・ボーイ(通称プロデューサーマン)
出演:セバスチャン・スタイン(ヒトラー) 秋元義人(東條英機) エリシャ・オキエレ(アデー)ほか


イベント概要

【第一部】
「アフリカン・カンフー・ナチス」オンライン上映会
(ヒトラー&東條英機による実況付き)
【第二部】
「アフリカン・カンフー・ナチス」製作ドキュメンタリー(再編集版)上映+製作秘話
ヒトラー&東條英機による重大発表会見
ハーケン・クリスマスプレゼント抽選会


出演者

【ゲスト】
セバスチャン・スタイン(監督/ヒトラー役)
秋元義人(東條英機役)

【MC/その他】
サメ映画ルーキー


配信時間

13:00〜15:30(終了時間は見込み)


チケット

ツイキャスプレミア配信チケット(1200円)
URL:https://twitcasting.tv/tetsuo_pundit/shopcart/42470


ご注意

  • 本編上映中、ヒトラーと東條英機による実況という名の雑音が強制的に入り込みます。予めご了承下さい。
  • リアルタイムに観覧出来ない方は、配信後14日間、2021年1月3日 13:00まではアーカイブが残っていますので、視聴可能です。
  • 生ライブ中はサービス仕様上、配信の遅延や巻き戻りなどが発生する場合があります。
  • アーカイブは遅延なくご覧いただけますので、予めご了承ください。


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