「水道管が凍らないようにちょろちょろ水を出しておいた」のに大寒波で水道凍結!? 災難に見舞われた人救おうと有益情報集まる (1/2)
正しい「水抜き」の知識を持っておくと安心です。
「水道管が凍らないようにちょろちょろ水を出しておきましょう」という暮らしの知恵を実践したところ、台所の水道が凍結してしまった――というツイートが話題を呼んでいます。どうしてこうなってしまったのか。正しい予防法はあるのか。水道のプロにお話を聞きました。
災難に見舞われたのは、宮城県石巻市在住で、東北の若手漁師集団「Fisherman japan」にて事務局長を務める長谷川琢也(はせたく)@hasetakuさん。
「水道管が凍らないようにちょろちょろ水を出しておきましょう」という暮らしの知恵を目にしたことから、1月8日22時ごろより台所で実践したところ、翌9日9時半ごろ、蛇口から出る水はおろか、水を受けていたマグカップまでカチンコチンに凍ってしまっていることに気づいたと言います。
これにより、台所の水道が完全に使えない状態となってしまったはせたくさんは、Twitter上で「めちゃ凍ってるじゃん!!どーしたらいいのこれ」と画像を添えてツイート。当該ツイートは1万9000件以上リツイートされているほか、多くの人からお見舞いの声、凍ってしまった水道を復旧させるための知恵、雪国ではよく知られる「水を落とす方法」など有益な情報が寄せられています。
ねとらぼ編集部がはせたくさんにお話をうかがったところ、凍結に遭遇したのは今回が初めてで、「他にももっとすごい状況の人がいるので、このレベルで話題になっていいのかとも思いましたが、いろんな人がコメント等でアドバイスしてくれて、台所は引き続き極寒(なんなら外より寒い)ですが、心は暖かくなりました……でも水はまだ出ません……」「SNSは昨年悪い意味で話題になったりもしたけど、悪いことばかりではないですね。良い人多くて安心しました」と話してくれました。
凍結を防ぐためには? 正しい予防策
しかし気になるのは、ちまたでよく聞く「水道管が凍らないようにちょろちょろ水を出しておきましょう」という暮らしの知恵は有益ではないのか。はたまた、凍結を防ぐための正しい予防法はないのかです。ねとらぼ編集部では、水回りのトラブルに対応するクラシアン仙台支社を取材しました。
――ネット上では「水道管が凍らないようにちょろちょろ水を出しておきましょう」という方法がよく知られているようなのですが、この方法では水道の凍結を防ぐことはできないのでしょうか。
クラシアン:その方法は水道が凍ってしまうかどうか微妙なときや、少し寒いときには有効だと言われているのですが、今回のような大寒波のときには効果を発揮しません。
――大寒波の際には、具体的にはどういった対応を取るべきなのでしょうか。
クラシアン:しっかりとした「水抜き」が有効だといわれています。手順としてはまず、水抜き栓を閉めてから、残っているお水を出し切るために蛇口周りをすべて開けます。追い炊き機能のついているお風呂の場合は、循環口までお水を張っておき、トイレに関してもタンクが凍ってしまいますから、タンク内のお水をすべて抜いておきます。とにかく、水道管からお水をしっかりと抜いておくことが大切です。
――Twitterでもアドバイスの声があった「水を落とす方法」ですね。
クラシアン:そうです。ただし、この作業を行っていただいても確実に凍結を防げるというわけではなく、あくまでも凍りづらくなるための予防策と考えていただければ幸いです。どうしても気温が低くなってくると「凍るときは凍ってしまう」というのが正直なところです。
――万が一水道が凍結してしまった場合はどうすればよいのでしょうか。
クラシアン:熱湯などをかけてしまうと、配管が破裂する可能性があるため、これだけは絶対にやらないでいただきたいです。見えている範囲をじわじわとぬるま湯で溶かしたり、ドライヤーで少しずつ温めるという方法もあるのですが、知識のない場合は専門の業者さんなどにご相談されるのが安心かと思います。
クラシアン仙台支社によると、1月8日から9日にかけての大寒波で仙台市内はかなり気温が下がっており、同様の相談の電話が鳴りやまない状態が続いているとのこと。正しい「水抜き」の方法は、仙台市水道局などでも紹介されているので、しっかりと確認した上で、引き続き警戒が必要です。
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