劇場アニメ「時をかける少女」を体感する 4DX版が4月2日から期間限定で上映

アニメ制作会社「スタジオ地図」の設立10周年記念プロジェクトの一環。

[羽野源一郎，ねとらぼ]

　細田守監督が手掛けた劇場アニメ「時をかける少女」が4DX版となって4月2日から期間限定公開。座席が作品中のシーンと連動し、風や香りなどの演出も体感できる全国の4DXシアターで上映されます。

「時をかける少女4DX」ポスタービジュアル

「時をかける少女4DX」予告編

　「時をかける少女」は、筒井康隆さんの原作小説を細田監督が再構築し、マッドハウスがアニメ制作を担当した作品。過去に飛べる能力を手にした女子高校生の紺野真琴が、自分の過去をやり直していくうちに「人生のかけがえのない時間」の意味を見つけ出していく物語で、2021年に公開15周年を迎えます。

　2006年に全国6館で劇場公開された後、大きな話題を呼び8カ月を超えるロングラン上映となった同作。日本アカデミー賞「最優秀アニメーション作品賞」や、文化庁メディア芸術祭「アニメーション部門大賞」、アヌシー国際アニメーション映画祭「長編部門特別賞」を受賞するなど国内外から高い評価を得ました。

　「時をかける少女4DX」の公開は、アニメーション映画制作会社「スタジオ地図」の設立10周年記念プロジェクトの一環。同社は細田監督が設立したスタジオで、2021年夏に公開予定の「竜とそばかすの姫」も手掛けています（関連記事）。

「時をかける少女4DX」本編カット