渡辺直美、東京オリンピックの侮辱演出に言及 「もっとみんなが分かりあって理解し合える世界になったらいい」
容姿を動物に例えた演出提案が物議を醸していました。
お笑い芸人の渡辺直美さんが3月19日、東京オリンピック・パラリンピック開閉会式の不適切演出案に関する騒動についてYouTubeの生配信で言及。あらためて自身の言葉で説明した他、海外への伝わり方に悔しさをにじませたことも明かしました。
今回の騒動は、東京オリンピック・パラリンピック開閉会式の演出を統括する佐々木宏さんが、渡辺さんの容姿をブタに例えた演出案を提案していたという内容。18日には、佐々木さんが大会組織委員会を通じて謝意を述べ、辞任の意を表しており、その後渡辺さんも所属事務所の吉本興業を通してコメントを発表していました。
生配信では、あらためて自身の口から今回の騒動について言及した渡辺さん。コメントでは、“演者”の渡辺直美として「体が大きいと言われる事も事実」「見た目を揶揄されることも重々理解した上でお仕事をさせていただいております」との姿勢を示していましたが、“個人”としては「結構どうでもよかったりする。デブ、ブスとか言われても、私はそれを乗り越えているというか、デブとかの次元にいない」と自身の中で容姿についてはすでに乗り越えている問題であることを明言。
一方で、時代は常にアップデートされているとしつつ「その中で私はこの体をポジティブに伝えてきたつもりだった」「だけど、やっぱり今回のこの件でもう一度、10年前の昔に。そこに戻された」と問題視。今回の報道で傷つく人がいることを心配しながら「ほんとうにつらかったと思う、まだまだ私の力が足りない」と反省する一幕もありました。
また、今回の報道が海外メディアにも多く取り上げられていることについて「私はすごい悔しいなと思ったんだよね」とコメント。「もともと聞いてた演出がほんとうにかっこよかったから、それじゃない、却下されたものが表に出て、これが日本の全てと思われたくない」と悔しさをにじませていました。
しかし、今回のことで「傷ついた人もいる、でもこれで気付いた人もいる」「もっとみんなが分かりあって理解し合える世界になったらいいなっていう人もいたと思う」とコメント。「難しい(問題だ)と思うけど、これがきっかけで変わっていったらいいな」と今後について希望をのぞかせました。
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