新青森駅「青森小川原湖牛焼きしゃぶ弁当」(1200円)〜津軽のりんごが引き立てる! 冷めても柔らかい焼肉駅弁(1/12 ページ)

毎日1品、全国各地の名物駅弁を紹介! きょうは新青森駅「青森小川原湖牛焼きしゃぶ弁当」(1200円)です。

» 2021年04月30日 08時00分 公開
[ニッポン放送(1242.com)]
ニッポン放送
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
駅弁 新青森駅「青森小川原湖牛焼きしゃぶ弁当」(1200円)
駅弁 駅弁 駅弁 駅弁 駅弁 駅弁 駅弁

【ライター望月の駅弁膝栗毛】

駅弁 キハ48・40形気動車・普通列車、五能線・鯵ヶ沢〜鳴沢間(2020年撮影)

鯵ヶ沢を出ると、日本海に別れを告げて、津軽平野へと入っていく五能線の列車。

ちょうど、秋田犬の“わさお”がいたお店の辺りが、ターニングポイントとなりますね。

いまから10年前、映画化もされた「わさお」は、震災後の日本を癒してくれました。

残念ながら、令和2(2020)年6月、わさおはその生涯を閉じ、長年、わさおの目の前を行ったり来たりしていた、五能線のキハ40形気動車も、この春で引退となります。

駅弁 青森小川原湖牛焼きしゃぶ弁当

10年前の新聞を読み返していると、わさおが、五所川原の立佞武多(たちねぷた)の館の一日館長を務めていた記事が見つかりました。

そんな立佞武多のポストカードが掛け紙となった駅弁「青森小川原湖牛焼きしゃぶ弁当」(1200円)が、五所川原にある「つがる惣菜」の製造で、新青森駅に登場しています。

実際の立佞武多をベースに、掛け紙用に改めて描き下ろしたデザインなんだそうです。

駅弁 青森小川原湖牛焼きしゃぶ弁当

【おしながき】

  • ご飯(青森県産つがるロマン)
  • 青森小川原湖牛の焼きしゃぶ 糸唐辛子ほか
  • りんごのしそ巻き
駅弁 青森小川原湖牛焼きしゃぶ弁当

青森・上北地方の自然豊かな風土のなかで育てられたという「小川原湖牛」。

この薄めのしゃぶしゃぶ肉を、地元・五所川原産りんご「御所川原」を使ったたれに漬け、焼き上げて、青森県産「つがるロマン」のご飯の上に載せられています。

冷めてもやわらかく、肉そのもののうま味が感じられるのが嬉しいですね。

コチラの駅弁は、新青森駅の他、東京駅・祭でも販売があります。

駅弁 車窓の岩木山

奥羽本線や五能線の車窓からは、天候に恵まれると、美しい岩木山の姿が望めます。

たれに使っているりんご、「御所川原」は、赤い果肉と酸味が強いのが特徴。

「つがる惣菜」によると、五所川原農林高校産の果汁を使っているそうで、りんごの酸味も、冷めてもやわらかい食感につながっているのでは……とのことでした。

その意味では、青森・五所川原ならではの味わいが楽しめる焼肉駅弁ですね。

駅弁 キハ40形気動車・普通列車、五能線・五所川原駅(2020年撮影)

令和2(2020)年に開催された「駅弁味の陣2020」では、立佞武多が描かれたポストカードの掛け紙が高く評価され、掛け紙賞を受賞した「青森小川原湖牛焼きしゃぶ弁当」。

五能線を走る車両の世代交代は進みますが、五所川原で接続する津軽鉄道を含めて、またいい季節にのんびりと旅をしたいもの。

もちろん、旅のお供には、駅弁をお忘れなく!

(初出:2021年3月12日)

連載情報

photo

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史

昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。

駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/


※新型コロナウイルス感染症、Go To事業、運行状況に関する最新情報は、厚生労働省、内閣官房、首相官邸、国土交通省・観光庁のWebサイトなど公的機関で発表されている情報、鉄道事業者各社の情報も併せてご確認ください


おすすめ記事

「駅弁膝栗毛」バックナンバー

       1|2|3|4|5|6|7|8|9|10|11|12 次のページへ

Copyright Nippon Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
先週の総合アクセスTOP10
  1. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  2. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  3. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  4. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  5. 田代まさしの息子・タツヤ、母の逝去を報告 「あんなに悲しむ父親の姿を見たのは初めて」
  6. 「遺体の写真晒すのはさすがに」「不愉快」 坂間叶夢さんの葬儀に際して“不適切”写真を投稿で物議
  7. 大友康平、伊集院静さんの“お別れ会”で「“平服でお越しください”とあったので……」 服装が浮きまくる事態に
  8. 妊娠中に捨てられていた大型犬を保護 救われた尊い命に安堵と憤りの声「絶対に許せません」「親子ともに助かって良かった」
  9. 極寒トイレが100均アイテムで“裸足で歩ける暖かさ”に 今すぐマネできるDIYに「これは盲点」「簡単に掃除が出来る」
  10. 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
  2. パーカーをガバッとまくり上げて…… 女性インフルエンサー、台湾でボディーライン晒す 上半身露出で物議 「羞恥心どこに置いてきたん?」
  3. “TikTokはエロの宝庫だ” 女性インフルエンサー、水着姿晒した雑誌表紙に苦言 「なんですか? これ?」
  4. 1歳妹を溺愛する18歳兄、しかし妹のひと言に表情が一変「ちがうなぁ!?」 ママも笑っちゃうオチに「かわいいし天才笑」「何度も見ちゃう」
  5. 8歳兄が0歳赤ちゃんを寝かしつけ→2年後の現在は…… 尊く涙が出そうな光景に「可愛すぎる兄妹」「本当に優しい」
  6. 1人遊びに夢中な0歳赤ちゃん、ママの視線に気付いた瞬間…… 100点満点のリアクションにキュン「かわいすぎて鼻血出そう!」
  7. 67歳マダムの「ユニクロ・緑のヒートテック重ね着術」に「色の合わせ方が神すぎる」と称賛 センス抜群の着こなしが参考になる
  8. “双子モデル”りんか&あんな、成長した姿に驚きの声 近影に「こんなにおっきくなって」「ちょっと見ないうちに」
  9. 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほど様変わりした光景が379万表示「そこだけボッ!ってw」
  10. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」