八戸駅「特製八戸小唄寿司」(1380円)〜魚が美味しい港町・八戸の伝統駅弁がバージョンアップ!(1/12 ページ)
毎日1品、全国各地の名物駅弁を紹介! きょうは八戸駅「特製八戸小唄寿司」(1380円)です。
【ライター望月の駅弁膝栗毛】
八戸は、「築地と新橋が一緒に」なったような街。
以前、取材で一緒になった地元の方に教えていただきました。
鮮度抜群の魚介類と、美味しい呑み屋さんを兼ね備えた街という意味だそう。
とくに八戸駅から八戸線の普通列車で約15分、陸奥湊駅の駅前通りでは、月〜土で「陸奥湊駅前朝市」が開かれており、“八戸市民の台所”として親しまれています。
陸奥湊駅に下り立つと、「イサバのカッチャ」像がお出迎え。
“イサバのカッチャ”とは、魚売りのお母さんの意なんだそうです。
駅前通りを挟んだ向かいには、昭和28(1953)年にできた「八戸市営魚菜小売市場」。
朝市で買い求めた新鮮な魚介類と、市場の「朝めし処魚菜」で販売されるご飯とみそ汁を組み合わせると、“自分オリジナルの”朝ごはんが食べられることでも有名ですね!
そんな八戸を代表する駅弁といえば、「八戸小唄寿司」。
「吉田屋」が製造しているナイフ代わりの三味線のバチが印象的な、昭和30年代からのロングセラー駅弁です。
この「八戸小唄寿司」のニューバージョン、「特製八戸小唄寿司」(1380円)が、去年(2020年)秋から販売されています。
【おしながき】
- 八戸産〆鯖押寿司
- 〆紅鮭押寿司
- 平目白醤油漬押寿司
- ガリ 醤油
「特製八戸小唄寿司」は、八戸産の〆鯖、〆紅鮭に加え、平目の醤油漬けが、2つずつ小分け包装となっているのが特徴です。
吉田屋によると、コロナ禍で、駅弁を複数の人数で取り分けるのが敬遠されることから、あらかじめ個別包装として、手が汚れにくいようにしたと言います。
なるほど、コロナ禍は、伝統の駅弁にも、「新しい様式」をもたらしたわけですね。
現在の八戸駅は、かつて「尻内駅」という駅名で、「八戸駅」は八戸線にありました。
いまから50年前の昭和46(1971)年、尻内駅を八戸駅とし、八戸線の駅は「本八戸」と改称されて、現在に至ります。
なお、八戸線・八戸〜鮫間には「うみねこレール八戸市内線」の愛称があり、毎時1〜2本の列車が運行され、比較的気軽にローカル線の旅が楽しめる区間となっています。
(初出:2021年3月15日)
連載情報
ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/
おすすめ記事
Copyright Nippon Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.
-
まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
-
自宅のウッドデッキに住み着いた野良の子猫→小屋&トイレをプレゼントしたら…… ほほ笑ましい光景に「やさしい世界」「泣きそう」の声
-
「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
-
「ヤバすぎwwww」 ハードオフに1万8700円で売っていた“衝撃の商品”が690万表示 「とんでもねぇもん見つけた」
-
330円で買ったジャンクのファミコンをよく見ると……!? まさかのレアものにゲームファン興奮「押すと戻らないやつだ」
-
ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
-
58歳でトレーニングを始めたおばあちゃん→10年後…… まさかまさかの現在に「オーマイガー!!!」「これはAIですか?」【海外】
-
大量のハギレを正方形にカット→つなげていくと…… “ちょっとした工夫”で便利アイテムに大変身! 「どんな小さな布も生き返る」
-
大谷翔平、インスタ最新投稿で活躍シーンのハイライト公開 一瞬映る“妻・真美子さんと母・加代子さんの笑顔満開ハイタッチ”に注目
-
「水曜どうでしょう」“伝説のシーン”そっくりな光景にネット騒然 「ダメだ笑っちゃう」「なまら怖い」