ニュース
» 2021年08月21日 12時00分 公開

進化は続くよどこまでも! 創業130周年の駅弁店が作る、沼津の鯛めし桃中軒「鯛めし」(800円)

毎日1品、全国各地の名物駅弁を紹介! きょうは桃中軒の「鯛めし」です。

[ニッポン放送(1242.com)]
ニッポン放送
駅弁 鯛めし 桃中軒「鯛めし」(800円)
駅弁 鯛めし 駅弁 鯛めし 駅弁 鯛めし 駅弁 鯛めし 駅弁 鯛めし 駅弁 鯛めし

【ライター望月の駅弁膝栗毛】

「駅弁」食べ歩き20年・5000個の放送作家・ライター望月が、自分の足で現地へ足を運びながら名作・新作合わせて、「いま味わうべき駅弁」をご紹介します。

多くが明治・大正時代からの歴史を誇る、東海道本線の駅弁屋さん。なかでも沼津を拠点に駅弁の製造・販売を手掛ける桃中軒は、今年(2021年)で創業130年の節目を迎えました。その老舗が作る鯛めしは、駿河湾の最奥で育まれてきた鯛の食文化と伝統を守りながら、2000年代以降も、お客さまの声に基づいたリニューアルを行っていて、進化を止めることがありません。

駅弁 鯛めし 313系電車・普通列車、御殿場線・足柄〜御殿場間

東海道「鯛めし」紀行・桃中軒編(第3回/全5回)

東海道本線の国府津から御殿場を回り、沼津で再び東海道本線と合流する御殿場線。昭和9(1934)年の丹那トンネル開通までは、東海道本線だった路線です。現在は毎時1〜2本の普通列車と、小田急線から直通してくる特急ロマンスカー「ふじさん」が走ります。沼津では朝夕を中心に東海道本線の静岡・浜松方面および、東海道新幹線と接続する三島への直通運転も行われています。

駅弁 鯛めし 鯛めし

勾配が厳しい御殿場回りの時代は、沼津でも補助機関車の増解結が行われ、丹那トンネル開業後も電気機関車と蒸気機関車の付け替えが行われていました。このため、沼津には列車が長く停まり、駅弁文化は大きく発展してきました。今年(2021年)で創業130周年を迎えた沼津駅弁・桃中軒でも、明治末期から「鯛めし」(800円)を販売しています。富士山と鯛が大きく描かれた、静岡の駅弁らしい掛け紙が旅情を誘いますね。

駅弁 鯛めし 鯛めし

【おしながき】

  • 醤油めし
  • 鯛そぼろ(姫鯛、真鯛)
  • 鶏つくね
  • 黒はんぺん青のり揚げ
  • 姫鯛西京焼き
  • しば漬け
  • わさび漬け
  • わらび餅
駅弁 鯛めし 鯛めし

桃中軒によると、鯛のそぼろにはかつて黒鯛を使っていましたが、いまは姫鯛と真鯛の2種類を使用。淡白な真鯛に美味とされる姫鯛を混ぜることで、味に深みを出していると言います。たしかに桃中軒の鯛めしは、鯛のうま味が、しっかりと感じられるのが特徴。一時、醤油飯とそぼろを別盛りにしていましたが、お客様にアンケートを行い、そぼろがこぼれにくい折に改良、わさび漬け、スプーンも添えるなどのリニューアルを行ったということです。

駅弁 鯛めし E233系電車・普通列車、東海道本線・三島〜沼津間

いまも沼津には、朝夕を中心に、グリーン車を2両連結した東京方面からの普通列車が顔を出し、私自身も小さいころからよく乗ってきた湘南電車の名残りを感じさせてくれます。思えば昔、西伊豆へ釣りに出かけた父がよく黒鯛を釣ってきたもの。鯛が身近な駿河湾だからこそ育まれてきた駅弁とも言えます。紙蓋から掛け紙が復活、角形の折にリニューアルされた「鯛めし」。創業130年の老舗が作る鯛めしの進化は、まだまだ続きます。

(初出:2021年6月28日)

連載情報

photo

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史

昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。

駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/


「駅弁膝栗毛」バックナンバー

Copyright Nippon Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2205/17/news099.jpg 「志摩スペイン村」微塵も人がいないのに突如トレンド入り 「にじさんじ」周央サンゴの“正直すぎるレポ”で話題に
  2. /nl/articles/2205/16/news173.jpg 「ゆっくり茶番劇」商標取得者が「使用料の支払いは不要」 権利は保持すると主張
  3. /nl/articles/2205/16/news094.jpg 「ゆっくり茶番劇」商標取得者の代理人が謝罪 「皆様に愛されている商標であることを存じておらず」「爆破予告については直ちに通報致しました」
  4. /nl/articles/2205/15/news045.jpg 人気動画ジャンル「ゆっくり茶番劇」を第三者が商標登録し年10万円のライセンス契約を求める ZUNさん「法律に詳しい方に確認します」
  5. /nl/articles/2205/17/news016.jpg “はじめてのお散歩”にドキドキの子柴犬 二足立ちで飼い主にしがみつく姿がいとおしくてキュンとする
  6. /nl/articles/2205/16/news041.jpg 息子くんにかまってほしい元野良の子猫、必死にスリスリすると…… 抱きしめられる相思相愛な姿に癒やされる
  7. /nl/articles/2205/16/news157.jpg 亡くなった伯父から預かったSDカードを開いたらとんでもないものが―― 戦中・戦後の貴重なモノクロ写真が1万点以上、「これはすごい」と注目の的に
  8. /nl/articles/2205/16/news022.jpg 胸ポケットから保護子猫が「ひょこっ」 動物病院で目撃された光景に「キュン死させるつもりですか」の声
  9. /nl/articles/2205/16/news075.jpg 有吉弘行、上島竜兵さんへ「本当にありがとうございますしかなかった」 涙ながらの追悼に「有吉さんが声を詰まらせるとは」
  10. /nl/articles/2205/16/news079.jpg キンコン西野、勝手に婚姻届を出される 「絶対コイツなんすよ」“妻になりかけた女性”の目星も

先週の総合アクセスTOP10

  1. 人気動画ジャンル「ゆっくり茶番劇」を第三者が商標登録し年10万円のライセンス契約を求める ZUNさん「法律に詳しい方に確認します」
  2. 華原朋美、“隠し子”巡る夫の虚言癖に怒り「私はだまされて結婚」 家を飛び出した親に2歳息子も「もうパパとはいわなくなりました」
  3. フワちゃん、指原莉乃同乗のクルマで事故 瞬間を伝える動画が「予想の10倍ぶつけてる」「笑い事ではない」と物議
  4. 「ゆっくり茶番劇」商標取得者の代理人が謝罪 「皆様に愛されている商標であることを存じておらず」「爆破予告については直ちに通報致しました」
  5. YOSHIKI、最愛の母が永眠 受けた喪失感の大きさに「まだ心の整理ができず」「涙が枯れるまで泣かせて」
  6. 「ディ、ディープすぎません?」「北斗担、間違いなく命日」 “恋マジ”広瀬アリス&松村北斗、ラストの“濃厚キスシーン”に視聴者あ然
  7. 有吉弘行、上島竜兵さんへ「本当にありがとうございますしかなかった」 涙ながらの追悼に「有吉さんが声を詰まらせるとは」
  8. 岩隈久志、高校卒業式でドレスをまとった長女との2ショットが美男美女すぎた 「恋人みたい」「親子には見えません」
  9. キンコン西野、勝手に婚姻届を出される 「絶対コイツなんすよ」“妻になりかけた女性”の目星も
  10. 子猫のときは白かったのに→「思った3倍柄と色出た」 猫のビフォーアフターに「どっちもかわいい!」の声