「反対言葉あそび」にハマった5歳息子が、正しい反対言葉で励ます唯一の相手は…… 子どもの“トーマス愛”が伝わる漫画に思わず笑顔になってしまう(1/2 ページ)
やさしい気持ちが伝わってくる。
シンプルだけどなぜか笑ってしまう、子どもの「反対言葉あそび」。そんな反対言葉にハマっている息子を描いた漫画がInstagramに投稿されています。
漫画の作者は、8歳の長男コウくんと、4歳の次男シンくんを育てる内野こめこ(uchino_komeko)さん。今回は、コウくんが5歳だったころのお話です。
反対言葉がマイブームのコウくん。テレビを見ては、歌詞を反対言葉に変換しながら歌ってみたり、アニメのセリフを反対言葉にしたりして遊んでいます。
「ふしぎなどうぶつのうた」という曲は、「どうしてそうなった ふしぎな ふしぎな どうぶつのうた」は、「どうしてそうならない ふしぎじゃない ふしぎじゃない どうぶつのうたじゃない」に。アンパンマンのジャムおじさんが「美味しくなーれ」とパンをこねれば、「美味しくならない」と続きます。
そんなコウくんが、唯一遊びではない反対言葉を使って励ます相手がいました。それは大好きな「きかんしゃトーマス」の主人公・トーマスです。
ある日、映画「きかんしゃトーマス 走れ! 世界の仲間たち」を見ていたコウくん。その中で、トーマスはボディをきれいにペイントしてもらおうと画策して失敗し、ペンキで汚れたボディになってしまいます。
「こんなに汚いペイントだから 僕は留守番さ」と言うトーマス。それを聞いたコウくんは、「きれいなのに! こんなに汚くないペイント!」とトーマスを励ますのです。これは反対言葉ではなく、ポジティブで真剣な否定……!
このときだけでなく、トーマスの自虐は毎回真剣に励ましていたというコウくん。トーマスにとても感情移入をして作品を見ていたようで、他にもトーマスがまずいことをして怒られそうな展開になると遠くに逃げたり、トーマスにはあまり非がないときにトップハムハット卿に怒られるシーンでは若干涙目になりながら「トーマスは悪くないのに! ディーゼルが悪いんだよ!」と怒ったりしていたそうです。
今ではコウくんはトーマスはあまり見なくなったそうですが、そのトーマス愛は弟のシンくんが引き継いでいるようです。子どもならではの「反対言葉」遊びの楽しさとともに、コウくんのトーマスが大好きな気持ちが伝わってくるエピソードでした。
内野こめこさんのInstagramでは、ブログ「うちのこざんまい」では、コウくんとシンくんの育児を描いた漫画を多数公開中。書籍版の『うちのこざんまい』のほか、漫画『こちらアニマル社商品企画部保育室』も発売中です。
画像提供:内野こめこさん(uchino_komeko)
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