笠井信輔、東日本大震災を振り返る「ぼう然と立ち尽くすしかない状況」 当時の被災地の写真を公開(1/2 ページ)
東日本大震災から11年。
フリーアナウンサーの笠井信輔さんが3月11日にブログを更新。2011年に発生した東日本大震災から11年が経過したことを伝えるとともに、津波の被害にあった宮城県南三陸町など当時の被災地の様子を公開しました。
10日、1年ぶりに南三陸町を訪れていることを報告していた笠井さん。震災から11年間交流を続けている南三陸のフォトスタジオの店主とともに、当時津波の被害に合い現在は赤い鉄骨だけが残る南三陸町防災対策庁舎跡周辺を散策したことを明かしています。
また、町の復興を祈念した「復興祈念のテラス」や震災の犠牲になった人々の名簿が収められた「名簿安置の碑」が設置されている「南三陸町震災復興祈念公園」の様子を動画で伝えていました。
11日には東日本大震災からちょうど11年たったことを報告するとともに、被災地入りしていた当時のことを回想。津波で倒壊した南三陸の町の様子や列車が流された東松島市で撮影された写真、沿岸部が壊滅状態となっている石巻市、橋脚が崩壊した三陸鉄道の様子、巨大な貨物船が陸に上ってしまっていた気仙沼市の港の様子などを公開し「現地に入った私たちはぼう然と立ち尽くすしかない状況でした」と振り返っています。
また変わり果てた町の様子の中でも、石巻市で見つけた車のドアに「明けない夜はない」と書かれたメッセージは強く心に刻まれているそうで、「いまだに忘れられません」とコメント。「絶望の中で被災地の皆さんは耐え忍んで前に進もうとしていました」と車のメッセージが被災地の人々の思いを代弁しているかのようだったとし、震災から11年たった現在も前を向いて新しい町作りに努力し続けているとつづっています。「この体験をどのように伝えていくのか、ここが大きなテーマです」と報道に関わる立ち場として今後の課題を伝えていました。
ファンからは「特にこの日だからこそ、命についてしっかり考えなければと思います」「決してこの日のことを忘れずに、しっかりと伝え続けていかないとだめですよね」と襟を正すような声とともに、「伝えることは、大切なことですね。これからも、笠井さんに、様々な、情報を伝えていただきたいです」と伝えることの大切さをしみじみと感じる声が寄せられています。
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