リアル「サイコロの旅」を体験できる！　往復5000円で行き先は運任せ、みんなで大泉洋になれる「サイコロきっぷ」イベントに潜入してきた（1/2 ページ）

会場は大盛況、見学しているだけでもワクワク！

» 2022年07月22日 22時30分公開

[大泉勝彦，ねとらぼ]

　JR大阪駅で2022年7月22日～23日に開催されるイベント「真夏の鉄フェス」。会場には実際のサイコロを振って行き先を決める「サイコロきっぷ」の特別バージョンが登場し、多くの人が行列を作っていました。

「サイコロきっぷ」体験イベントが大阪ステーションシティ2階アトリウム広場で開催された

イベントの流れを画像で見る

　JR西日本が期間限定で発売するサイコロきっぷは、サイコロを振って出た目によって行き先が決定するきっぷです（関連記事）。

通常の「サイコロきっぷ」と異なり、イベント限定で実際のサイコロで行き先を決める

　料金は1人あたり5000円で、大阪市内から目的地までの往復きっぷが手に入る仕組み。目的地には芦原温泉駅（福井県）、餘部駅（兵庫県）、東舞鶴駅（京都府）、倉敷駅（岡山県）、白浜駅（和歌山県）、尾道駅（広島県）、博多駅（福岡県）の全7駅を設定します。

イベント初日のファーストセレモニーで司会を務めたFM802のラジオDJ 大抜卓人さん

博多駅は36分の1の確率で当たる「レア駅」

　会場のサイコロは6つの目に博多駅以外の駅名が1つずつ書かれていて、このサイコロで尾道駅の目が出ると、「レア駅」の博多駅が当たるチャンスを獲得できます。尾道駅が出た場合は5面に尾道駅、1面に博多駅が書かれた別のサイコロを振り、最終的には36分の5の確率で尾道駅、36分の1の確率で博多駅が目的地となります。

大阪駅長の合図とともに1組目の購入客がサイコロを振り、イベント開幕

　JR西日本によれば、7月19日にアプリ上でサイコロを振るオンライン限定の商品としてエントリー受付を開始して以来、好調な売れ行きを見せているといいます。

　サイコロきっぷは目的地がサイコロで決まるというユニークさから、ネット上では俳優の大泉洋らが出演するバラエティ番組「水曜どうでしょう」の企画「サイコロの旅」やゲーム「桃太郎電鉄」シリーズを連想する人が多く、発表段階から大きな反響を呼んでいました。

「サイコロきっぷ」を企画したJR西日本営業本部佐野愛翔さん（写真＝左）、山田真義さん

　JR西日本の企画担当者によると、これらを意識したつもりはなく、SNS上でここまで話題になることも想定外だったといいます。サイコロきっぷの目的地には在来線特急列車や新幹線に乗車することで旅行の非日常を感じられる駅を選定するとともに、販売価格も「思い切って」5000円としたことで、多くの人がお得さを感じられるよう意識したとコメントしています。

　イベント限定のサイコロきっぷ（鉄フェス用）は、2日間で各日1000組限定。通常のサイコロきっぷと同様、1組あたり6人まで購入できます。開催場所は大阪ステーションシティ2階アトリウム広場。

　参加希望者にはサイコロを振る時間を指定した整理券を配布する形式で実施しますが、22日は開場30分前の時点ですでに100人以上が並んでいたとのことです。整理券の配布終了後でも、キャンセル分相当として飛び込み参加が可能になる可能性があると案内しています。