炎天下に具合の悪そうな人が……初めて救急車を呼んだ体験談漫画に反響 作者「やばそうと思ったら本人がなんて言おうと呼んでいい」(1/2 ページ)

熱中症の人のために救急車を呼んだ体験談に称賛が寄せられています。

» 2022年08月26日 19時00分 公開
[ねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 具合が悪そうな人を見かけて、救急車を呼んだ体験談が、3万件を超えるいいねを集め、「素晴らしい対応」「自分も救急車を呼んだことがある」と反響を呼んでいます。

熱中症 救急車 具合が悪そうな人が……

 作者の人間まお(@ageomao)さんが、スーパーから帰る途中のこと。自転車を押して歩く、具合の悪そうなおじさんを見かけます。近所にはリハビリで休み休み散歩している人も多く、体調が悪いのか判断に迷うところ。おじさんは座り込みますが、人通りが多い場所なので大丈夫だろうと自宅に帰ります。

 一度は自宅に戻ったまおさんですが、おじさんが気になって、飲み物を持って戻ります。おじさんは意識はしっかりしていそうでしたが頭痛を訴えており、一人暮らしで家に帰っても誰もいないというので心配になります。

熱中症 救急車 救急車を要請

 近所に住む母親に水や日傘を持ってきてもらうよう連絡し、熱中症の人がいると救急車を要請。近くに住む人や駆けつけた母親と協力して、おじさんを寝かせて、日傘で影を作り、救急車が来るまでの間介抱します。救急車を呼んだと聞いて「家に帰って休むから大丈夫」とおおごとにしたくなさそうなおじさんでしたが、「命が一番大事だから無理しないで」とまおさんが諭すとおとなしくなったそうです。

熱中症 救急車 おおごとにしたくない気持ちは分かるけれど

 具合が悪いながらも、まおさんも気遣ってくれたおじさん。通りすがりの人が救急車を誘導してくれて、救急隊に運ばれていきました。

 看護師として働いた経験のあるまおさんですが、自分で救急車を呼ぶのは初めてだったそうです。電話では何があったか、まおさんの名前、場所、年齢を聞かれたそうです。到着までは15分ほど。救急車を呼んでほしくなさそうだったおじさんの気持ちは分かるとしつつも、一人で歩けなかったこと、独居だったことが救急要請した決め手になったと振り返っています。

 漫画にはまおさんの対応を称賛する声や、同じような状況に遭遇した人から「救護活動に入るのと救急車を召喚する判断は確かに迷うよな、わかる」「私も熱中症で倒れてたおじいさん助けた時、こんな感じだった」といった体験談が寄せられています。搬送された経験のある人から「救急車が必要! と思ったら迷わず通報してください。具合悪い人は正常な判断が出来ません」というコメントも。

 編集部ではまおさんに当時の様子などを聞きました。

―― この出来事を漫画にしようと思った理由を教えてください

人間まおさん 似たような場面に出くわしたとき、参考になると思ったからです。

―― 一度帰宅されてからおじさんのところに戻った決め手になったのは何でしたか

人間まおさん 帰宅後も頭にひっかかっていたから念のために確認しにいこうと思いました。

―― 似たような状況に遭遇して、救急車を呼ぶべきか迷った人にアドバイスや伝えたいことがありましたら聞かせてください

人間まおさん なんかやばそう! と思ったら本人がなんて言おうと呼んでいいと思います。あとは7119(「すぐに病院に行った方がよいか」「救急車を呼ぶべきか」悩んだときに専門家に相談できる番号)にかけるのもありだと思います。

―― 漫画に対する反響についてどう感じましたか

人間まおさん たくさんの方に読んでもらえてうれしいです。いろんな方がコメントで自分の体験談を書いてくださっていたので勉強になりました。

作品提供:人間まお(@ageomao)さん

人間まおさんのSNS


       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
先週の総合アクセスTOP10
  1. 急性骨髄性白血病で闘病中だったVTuber、死去 「復帰を目指して闘病」 専門学校の講師としても活動
  2. 万博の“着物ショー”に天皇陛下だけ許される「装束」登場で物議…… 「深くお詫び」主催者謝罪
  3. 「腹筋捩じ切れましたwww」 夫が塗った“ピカチュウの絵”が……? 大爆笑の違和感に「うちの子も同じ事してたw」 投稿者に話を聞いた
  4. 大人なら解けないと恥ずかしい? 「(1/8)−(1/8)」を計算せよ!【算数クイズ】
  5. 「女の子みたいな顔だね」と言われ続けた男の子、20歳になったら→「神がかってる」姿に驚がく 「人体の不思議」「オーラが凄い」
  6. 使わなくなったカラーボックス→“ずぼらシンママ”が簡単DIYしたら…… 天才的な仕上がりに「かしこーい!!」「これ作ってみよう」
  7. クリスマスに出会ったギャルとギャル男が21年後…… 誰も予想できない現在に「素直に凄い」「人に歴史あり」と称賛の声
  8. カルディ全店で販売の生ハムから「サルモネラ属菌」検出…… 「心よりお詫び」7万個自主回収
  9. マクドナルド、次回ハッピーセットコラボに「待ってました!」 人気作の登場に混乱の懸念も「すぐ売り切れそう」「初週ヤバいぞ」
  10. お隣さんから丸見えの土地→巨大ウッドフェンスを7日かけてDIYしたら…… 雰囲気ガラリで「すごい大作ですね」「ワクワクした」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 築53年家賃4万円・何てことない団地のドアを開けると…… まさかの空間出現に驚きの声「素敵」「ここまでお洒落に」
  2. 小学生時代「こんなプラモ誰が買うんだよw」→40年後…… “大人になった”を実感するエピソードに「分かる」「特大ブーメランw」
  3. 49歳病没の大宮エリーさん、生前開催の個展で「体調も万全でなかったので不安」 3カ月前には苦しげな姿も「声が出にくい」
  4. 自販機に“1000円”を入れたら……? 出てきた“とんでもないお釣り”にお口あんぐり「こんなん初めて見た」
  5. 自宅の犬小屋に住み着いた野良猫、1年後の姿に「泣いた」と大反響 それからどうなった?現在の様子を聞いた
  6. 100万円の“錦鯉”を自宅の池に入れたら…… 「おかしいでしょ」3日後、まさかの事態に「鯉は難しい…」「信用が大切ですね」
  7. パパに、保育園へ行く娘のヘアアレンジを任せたら…… ママがひっくり返った“仕上がり”が400万表示「重力どこ?」「頑張った感がいい!」
  8. 「成長したらそのうち襲ってくる」と言われたワニ、16年後……→ 280万回再生を突破した驚きの姿に「初めて見た」の声
  9. 人里離れた山にカメラを設置→1週間後…… 「なんで?」映っていた“意外すぎる住人”に「笑った」「実在していたのか!」
  10. 「神パンツきた」 ユニクロ新作“3990円パンツ”が品切れラッシュの大人気 「過去イチかも」「本当にこれは買い」