スゴい迫力〜! 東京都交通局が浅草線の中枢「馬込車両検修場」の内部をどーんと公開(1/2 ページ)
え、うそでしょ、ホンモノの「大江戸線のマスコン」も販売って!?
東京都交通局が「都営フェスタ2022(2022年12月12日17時まで)」のオンライン開催に合わせて、公式YouTubeチャンネルで「馬込車両検修場」構内の様子をどーんと公開。普段は見られない車両基地の裏側、じっくり見ていきましょう!
馬込車両検修場は、浅草線が所属する東京都交通局の車両基地(留置や存姿状態で日々メンテナンスを行うところ)および車両工場(車両解体を伴う大掛かりな検査、修繕をするところ)です。西馬込駅(東京都大田区)のそばにあります。
馬込車両検修場では主に、浅草線で活躍する5500形(関連記事)、5300形電車の整備、検査、修繕を行います。大江戸線車両のメンテナンスも行い、基地には都営浅草線と接続する京成線、京急線、北総線の車両も留置されます。
広ーい工場内には、やっぱり車両がたくさん! そしてパーツや機械、作業員さんもいっぱい……! わぁぁ、いきなりパンダグラフ交換や“台抜き”(車体をクレーンで持ち上げて車輪のある台車を外す)作業を見られます。「外した台車はトラックで運び出して、別の場所で整備するんですよ」。立体駐車場のような大きな格納庫に、ピカピカになって帰ってきた台車がズラーリと並ぶ様子も圧巻です。
検査庫での車両点検や機器チェックの様子を見ると、さらに鉄道に愛着が沸いてしまうかもしれません。公共交通機関である鉄道は「安心、安全、定刻」がキモ。車両に少しでも異常がないかどうか、人の手による打音検査や目視でもじっくりていねいに確認します。「少しの異変も見逃さないように日々検査しています」。車内設備や保安装置、無線装置など各種設備もしっかり検査して安心、安全、定刻の運行を支えています。
基地では「併結訓練」と呼ぶ訓練も行います。車両がトラブルで走れなくなったとき、別の元気な車両が駆けつけて連結(併結)し、別の場所まで移送することで対処します。クルマならばレッカー車。緊急時には、いつもの車両がこんなレッカー車役も担うのですね。
東京都交通局の開局111周年を記念した都営フェスタ2022(オンライン会場)は12月12日まで開催。特に、大江戸線の使用済みマスコン(!)、吊り手セット、車号銘板、都営バスの廃品セットなどがあるホンモノ鉄道放出品の抽選販売企画は要チェックです。
(カナブンさん)
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