「今日はクソガキランチを作ります」　“やりたい放題にも程がある昭和90年代の料理番組”がクレイジーでノスタルジー（1/2 ページ）

昭和天皇何歳の世界だよ。

　昭和のテレビ番組の雰囲気を再現しながらメチャクチャなトークを繰り広げる“やりたい放題にも程がある昭和90年代の料理番組”シリーズが、200万再生超えを何度も果たす人気となっています。上品な語り口から繰り出される高濃度の毒。

名前がやばい

　特にいろいろいい感じになっているのが、「クソガキランチの作り方」の動画。いわゆるお子様ランチのことなのですが、動画タイトルの時点でやりたい放題です。

　動画は画質や音質、番組の演出など全体的に昭和を思わせるノスタルジックな作り。しかしながら、「お子様ランチは上野の松坂屋で駄々をこねるクソガキたちがどうにか楽しく過ごせるよう生まれた」「働きもしないくせにこんな豪奢な料理を遠慮なく頬張るんですからまあ良いご身分」と言いたい放題です。昭和のコンプライアンスでもアウトだよ。

　ただし、作る料理自体は本格的かつ実用的なもの。手際よく、しっかりとおいしい料理に仕上げていきながらも、ブロッコリーをゆでる水にコンソメを加える工程で「いやいや食べるクソガキには効果的です」と毒舌を挟むなど不意打ちを欠かしません。どんなに負の感情を込めたとしても、料理をちゃんとおいしく作れば問題ないという真理（？）を教えてくれます。

料理自体はとてもちゃんとしています

　途中でつまみ食いをしつつ、オムライス、ハンバーグ、エビフライ、フライドポテト、ソーセージ、ボイルブロッコリー、そしてデザートのプリンをさらに盛り付けて完成。しっかりとした“クソガキランチ”になりました。飲み合わせ注ぐのは、炭酸の効いた……ビールじゃねえか！　んなお子様ランチあるか！　コンプライアンスに配慮してノンアルコールとのことですが、配慮するべきところはそこだけなのでしょうか。