アンジェリーナ・ジョリー、そっくりな亡母との写真公開 乳房切除と卵巣摘出のがん予防経験語り検査呼びかけ(1/2 ページ)
美しくてせつない写真。
米俳優のアンジェリーナ・ジョリーが、世界卵巣がんデーである5月8日、幼いころ撮影された亡き母ミシェリーヌ・ベルトランとの写真をInstagramに投稿。がん家系であるアンジェリーナは、やはり俳優だった母の闘病生活や自身が決断した予防手術について語り、マンモグラフィーなどの検査を呼びかけています。
アンジェリーナが投稿した写真は、お絵描きをする幼い彼女を、横たわった母が優しく見守っているもの。まだアンジェリーナがブロンド時代のもので、以前彼女は生まれつきブロンドであるものの母に4、5歳のころからブルネット(栗色のヘアカラー)に染められて以来、ずっと続けていると明かしていました。そしてフランス系カナダ人とイロコイ族の血を引く母はブルネットで、目や鼻の形など、一瞬見間違えそうになるほどアンジェリーナと面影が似ています。
そして現在47歳のアンジェリーナは「明日は私の母73歳の誕生日でした。彼女は15年前、乳がんと卵巣がんとの長い闘病生活の末亡くなりました。6月、母が診断を受けた年齢に私がなるまであと1カ月です。(罹患(りかん)する)可能性を低くするため予防的手術を受けていますが、検査は続けています」と6月4日に母が診断を受けた年齢である48歳を迎えることと併せて、現状を伝えました。なお、母は闘病の末、56歳という若さで亡くなっています。
アンジェリーナは母の他にもがんで家族を亡くしており、遺伝子検査の結果将来的にがんへかかる可能性が高く医師から「乳がんになる可能性は87%」と告げられたと明かしており、2013年に乳房の切除と再建手術を、2015年には卵巣摘出手術を受けたことを公表しています。
さらに続くコメントで、「私の母はヘンドリックスが大好きで、手紙にはいつも“キス・ザ・スカイ”とサインしていました。母が亡くなってから、これは私にとって新たな意味を持つようになりました」と亡き母との思い出をつづり、「同じように愛する人を失った人へ私の愛を、そして今この瞬間も自分の命を、愛する人の命を守るため戦っている人たちに強さを送ります。そして世の女性たち、特に家族ががんに罹患したことがある場合は、どうか自分の身体をいたわる時間を取って、マンモグラフィーや血液検査、超音波検査を受けてください」と検査を受けるようメッセージを送りました。
このアンジェリーナの写真とメッセージに、「私の母は卵巣がんでしたが完治し、私はいつも感謝しています。お悔やみ申しあげます。彼女はとても美しい人ですね」と自身と母の闘病について思いを分かち合う人々や、「なんて美しい写真」「あなたがお母さんの話をするたび心が痛み、同時に温かい気持ちになります」とアンジェリーナの母への思いに心を震わせる人々から多くのコメントが寄せられています。
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