エイズキャリアのおじいちゃん猫を保護 先住猫との住み分けDIYに「すてきな家族」「幸せ生活の始まり」と喜びの声
白くてモフモフの猫さんです。
エイズキャリアの猫を保護し、先住猫とのスペース分けのためにDIYする動画がYouTubeで紹介されています。動画は記事執筆時点で再生数7万1000回を突破、2400件を超える“高評価”が寄せられています。
投稿したのは鳥取県岩美町で田舎暮らしをしている夫妻。オッドアイの長毛白猫が裏庭でボス猫に絡まれていたため、放っておけなくて保護したそうです。
保護された猫さんは背中の地肌が見えるほど毛がむしられて、目の周りもケガをしている状態。行きつけの動物病院に連れてきました。
ノミ・ダニの駆除や去勢手術、検査を済ませて帰宅した飼い主さんたち。猫さんは歯の本数が少ないので、おじいちゃんらしいことが分かりました。猫エイズは陽性とのことで、先住猫たちとは別々に暮らすことになりそうです。
猫さんは白くてモフモフな姿から「おもち」くんという名前に。1時間ほどするとリラックスした姿を見せ、飼い主さんは「安心して余生を過ごせる場所になると良いなぁ」と考えます。
2日目のおもちくんは名前を呼ぶとかわいい声でお返事。排せつも順調で、シャンプータオルも嫌いじゃないみたいです。飼い主さんが体をふきながら「イケニャンだから」と声を掛けると「ニャン」とお返事するおもちくん。人の言葉が分かっているのかな?
何日か過ごすうちに、地肌が見えていた背中は白い毛で覆われるように。飼い主さんがオモチャを見せてみますが、おもちくんは関心がないみたいです。
1週間ほどたつと抱っこさせてくれるようになったおもちくん。1部屋だけだった活動範囲を広げるため、パパさんが廊下の出入口に仕切り扉を作成します。
ラティスを使った仕切り扉は反対側が見える仕様。最初にごあいさつしたのは、先住猫の中でも面倒見がいい「うに子」ちゃんです。
21日目のおもちくんは、順番に家族にごあいさつ。走ってきてヒザに飛び乗る甘えん坊です。
名前を呼ばれたおもちくんは、飼い主さんに駆け寄るように。オモチャを見せるとアグレッシブに遊んでくれるようになりました。保護して1カ月後に再び動物病院で検診。健康状態に問題はありませんでした。良かった!
この光景を紹介してくれたのは、YouTubeチャンネル「田舎暮らし夫婦ch」さんのアカウント。コメント欄には「老猫には若い猫ちゃんとは別のかわいさがありますよね」「こんなきれいな野良猫ちゃんがいるなんてびっくりですね」「やはり飼い猫さんだったのでしょう。お世話してもらうことに慣れてますね」といった声が寄せられています。
飼い主さん夫妻は鳥取県岩美町でゲストハウスを運営。おもちくんが加わって猫さんは計7匹になりましたが、保護活動は自分たちのできる範囲のことをやっているそうです。
夫妻の暮らしや猫さんたちの様子は、YouTubeの他Instagram(@ten_forward86)でも発信中。岩美町の美しい風景やおいしそうな食べ物、空き家のセルフリノベーションの様子などを見ることができます。
画像提供:YouTubeチャンネル「田舎暮らし夫婦ch」
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