ニュース
» 2023年06月28日 18時30分 公開

【プレイレポ】最新作『ストリートファイター6』を遊んだら、面白いしリュウがかわいいし「格ゲーで強くなるって何なんだろう」って身悶えました(2/2 ページ)

前のページへ 1|2       

みんなと熱血青春日記できるのでうれしい

 そしてこのモードで白眉なのが「プレイアブルキャラを師匠にできる」こと。師匠に教わることで使える技が増えていくって仕組みなのね。

仲良くなると必殺技を覚えられる。通常技も師匠のスタイルから選べるので、自分なりのビルドを楽しむことができる

 で、仲良くなればなるほど技も教えてくれたり、戦闘中、援護に来てくれるようになったりする。さらにスマホでチャットまでできる!!!

仲良くなれば戦闘中にジュリちゃんが助けに来てくれるしモモンガみたいなメッセージを送ってくる

 コレが最初に言った、リュウがかわいすぎる問題につながるんですね。

 いや、まじでリュウのこと、ずっと知ってたけど今更お前のことかわいいと思うなんてびびっとるよ。

ほぼ実話。ゲームを遊んで確かめてみろ!

 キャミィとかもかなりおすすめで、すぐ返事しないと怒ったりするの「あ、あざとい……!!!」ってなる。すごすぎる。

おい!!! かわいすぎる

 絆レベルを上げると美麗な一枚絵まで表示されるのでサービスが過ぎてビビる。

 っていうかさ……この……「一人用の楽しいモード」「ゲームを通してチュートリアル」「プレイアブルキャラと仲良くなれる」ってさ……完全に『私立ジャスティス学園』※じゃん!!! 「熱血青春日記」! なあ「熱血青春日記」だろお前!!

※私立ジャスティス学園:1997年に稼働開始したカプコンの格闘ゲーム。家庭用移植版では学園生活を送りながら格ゲーをしながら生徒と親交を深められる恋愛シミュレーションのようなモードがあり、めちゃめちゃ面白くて評判となった。ストリートファイターと世界観を同じくしている

 そうか! 『ストリートファイターV』にあきらが参戦していたのはこの伏線だったんですねっ!!!

 とにかくこのワールドツアー、昔からのキャラは新たな一面をたっぷり見せてくれるし、格ゲーの新規シリーズで完全新規のキャラが出てきたときに「誰こいつ?」ってなりがちなのも解決してくれるしスゲーっいいモードだと思うぜ!

 あと『ファイナルファイト2』のカルロス宮本とか初代『ストリートファイター』の烈とかにまで掘り下げがあるのは狂ってると思います。いい意味で。

後半ちょっとキツくね?

 とはいえこのモード、序盤はともかく中盤以降からだんだん難しみが増してくる。敵が硬いし痛いんだよな。

 CPUの頭はかなり良く、「こいつは強者です」という敵は対空やドライブインパクトへのカウンターがめちゃめちゃ的確だったり、ガードが硬くて単調な攻めでは倒せないようになっていたりして、決して「難易度を敵のステータスだけで高めている」タイプのゲームではない。

 問題は後半あたりから「頭もいいし、ステータスもめっちゃ高い」になってくること。

大パン当てても全然減らねえ! アイテム使えばマシになるんだけど全体的に戦闘が長くなっていきがちで、2本先取の試合形式のバトルとかは面倒に感じる

 だから、最後のほうは回復アイテムやバフアイテムを戦闘中がぶ飲みしながら戦うことになりがち。私はなんとか「稼ぎ」行動はやらずにクリアできたけど、人によっては結構金策に走らないといけないかもしれない。

 また、敵が硬いことで戦闘も通常の対戦に比べて長期化しがちで、正直なところお世辞にもテンポがいいとはいえない。

 序盤はいい意味でRPG的な「レベルを上げて装備を整えてアイテムを使えば勝てる」って建て付けなんだけど、終盤はちょっとそれが崩れてるかなーという印象があった。この辺はもうちょいサクサク進めるようにしてくれても良かったんじゃないかなーと思ったよ。

 っていうか「格ゲーをやらない人に遊んでほしいぜ!」っていうのが目的のモードなんだから、今からでもアプデで簡単にしませんか? 敵のステータス下げるだけでいいからさ!

ひたすら回復エナドリを飲みパワーバフあめを噛み砕きながら敵を殴ってます

届いたぜ、お前の拳

 そんなこんなで「大好きだしすごいモードだぜ! でももうちょっと何とかしてほしいところもたくさんあるぜ!」という気持ちを抱えているワールドツアー。

 遊んでるあいだは「楽しいけど惜しいな〜」と思ってたんだけど……エンディングまで遊んで「変だけど……大好きかも!!!」になってしまった。

 その話をしたいのでここから先は微ネタバレということでお願いします。明確なことは書かないけどニュアンスは書くみたいな感じなので「雰囲気すらもネタバレは吸いたくないぜ!」という人は読むのここまでにしておいてください。

なんだろうね

 本作は終盤〜エンディングがなかなか衝撃的な……「えっ!? こんな終わり方すんの!?」な展開となっている。

 正直、もっとお気楽な展開になると思ってたのでめちゃめちゃびっくりしたし、言葉を選ばずに言えば「変すぎる……ひねくれすぎてないか!?」と思った。受け取り方次第では「こんなことに何の意味があるの?」と言われたような……突き放すような内容だったからだ。

 「強くなるってなんだろう」という問いかけから始まるワールドツアー。

 この言葉はおそらく『ストリートファイターII』のころに生まれた伝説的なキャッチコピー「俺より強い奴に会いにいく」や、それを引き継いだ『ストリートファイターIV』のキャッチコピー「俺より強いやつは出てきたか」を意識したものだと思うんだけど……。

 ワールドツアーをクリアした今、改めてこの言葉を見ると確かに……と思わずにはいられない。強くなるって、なんだろう。強くなって、何の意味があるのだろう。試合に勝って、それで……?

 それはストリートファイター世界のファイター全てが抱えている悩みだ。彼らはみんな強くなりたい。なぜ? 強くなりたいのは確かなんだが、それで、強くなってどうする?

 やればやるほど、私も自問自答してしまった。単にこの言葉をゲーム内の、あの世界での言葉として受け取ってもいいだろう。

 でもこの『ストリートファイター』シリーズは対戦格闘ゲームなんだ。相手と、戦って、勝つ。究極的にはそれが目的のゲームなんだ。それが「クリアすれば終わりのゲーム」とは異なる点であり、アイデンティティーだ。だから勝つために強くなる。

 でも、強くなったから……ゲームがうまくなったから、それでなんなんだ? ワールドツアーはそのことをわれわれに突きつけてきている気がする。考えすぎだろうか?

 難しいコマンドの技を、難易度の高いコンボを出せるようになり、読み合いに勝てるようになる。中段で立てるし投げ外しをすることができるようになる。そして試合に勝てるようになる。ランクが上がる。でも……それって、なんなんだ? 強くなるって、なんだろう。

 そしてその問いかけはプレイヤーだけでなく制作側も抱えているんじゃないか。

 「対戦格闘ゲームを作る」というのはどういうことなんだ。

 対戦格闘ゲームは常にジレンマを抱えている。初心者が新しく始めづらい、経験者に有利すぎるというジレンマを。そして当然、経験者を切り捨てるわけにもいかない。彼らはずっと格闘ゲームを愛してくれているし、それこそプロゲーマーともなればゲームのシーンそのものを盛り上げてくれもするからだ。

 でも両者に絶対にフェアなゲームを作るのは難しい。

 というか、対戦格闘ゲームと言いながら、対戦なんかしたくないという人も大勢いる。対戦格闘ゲームというジャンルはキャラクターを自由自在に動かす面白さという点も大きいからだ。別に誰もがみんな勝負をしたいわけじゃないんだ。

 じゃあストリートファイターたちは、プレイヤーは、メーカーは、どうすればいいのか? 強くなんかならなければよかったのか? ワールドツアーでやってきたことは全部無駄だったのか? ゲームがうまくなったことは? 対戦格闘ゲームというジャンルを作り出したことは?

 無駄じゃないことは確かだ。得るものはたくさんあった。だが……「それで?」

 結局、「強くなる」ということに明確な答えはない。迷い続けながらやっていくしかない。そういうことなんだろう。

 そうした模索の答えとして「ワールドツアー」や「モダン操作」が生まれた……。そんなメッセージをワールドツアーのストーリーから考えるのはさすがに思い込みが強すぎるだろうか。

 でもなんか、そう思わずにはいられない、悩みの発露みたいなものをものすごく私は感じてしまって、そうするとワールドツアーのある意味いびつとも言える作りについても愛おしさを感じてしまった。

 変なゲームであることは間違いない。でも……これはカプコン製作陣がこれまで感じてきたジレンマに対しての現時点の回答であることもまた間違いない。

 なんかそういう強いメッセージ性みたいなものをガード崩されて最大たたき込まれたみたいな感じで受け取ってしまい、私はフラフラになりました。

オープニングがまたこたえる。カッコいいし

ストリートファイター6やりましょう

 でもだからこそ! ワールドツアーの難易度はやっぱり下げてほしいぜ!

 もっとサクサク進んでもそのメッセージ性って伝わると思うヨォー! 頼むカプコン今後のアプデでなんとかしませんか? 難易度が高いっていうよりやっぱり一戦が長く感じがち……という感じがするんだけども……それとも私のビルドが悪いのか? 分からん。

ワールドツアーを遊んだら次はバトルハブで答えを探しに行こうぜ! みたいな流れになってるのもすごくいい構成だと思います

 と、まあいろいろと語ってきたけどもとにかく『ストリートファイター6』、おすすめです。

 格ゲー新作は出来たてが一番楽しいもんなのでみんなも今から買って遊んでみようぜ! そして強さへの答えを探す旅に出て……カプコンのその思いを確かめてみろ!

 マシーナリーとも子でした。そんじゃ。

知ったようなことを散々書いてきましたが格ゲーは下手の横好きです。対戦よろしくお願いします
前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2402/20/news021.jpg 2歳娘とパパ、愛と平和しかないやりとりに「100億年分のストレスが消滅した」 涙が出るほど幸せな会話に称賛の声
  2. /nl/articles/2402/20/news025.jpg 9歳娘、パパへの“謎のお願い”が「今だけのかわいさ」と260万再生 その後ママの思わぬオチにも笑ってしまう
  3. /nl/articles/2402/19/news025.jpg 「生後0カ月。もうクソデカい」 大型猫の赤ちゃん時代に「顔は子猫だけどサイズがすごい」「可愛いが大きすぎます」
  4. /nl/articles/2402/20/news026.jpg 赤ちゃんの目の前で、パパとママが寝たふりをしてみたら……? もん絶級の“検証結果”に「かわいすぎ!」と共感の声【海外】
  5. /nl/articles/2402/19/news013.jpg 【今日の計算】「1−2+3−4+5−6+7−8+9」を計算せよ
  6. /nl/articles/2402/20/news014.jpg メカブを持ち帰ろうと思ったら…… 予想外の展開とおいしいオチが460万件表示「海老で鯛を釣るならぬ…」
  7. /nl/articles/2402/20/news154.jpg 「肉の万世」秋葉原本店の閉店で「パーコー麺どうなるの?」と不安広がる もう食べられないのか聞いた
  8. /nl/articles/2401/17/news044.jpg 1人遊びに夢中な0歳赤ちゃん、ママの視線に気付いた瞬間…… 100点満点のリアクションにキュン「かわいすぎて鼻血出そう!」
  9. /nl/articles/2402/20/news135.jpg マドンナ、ワールドツアー中にステージで盛大に転倒 さすがの神対応に「まさにスーパースター」「これがプロってもの」
  10. /nl/articles/2402/19/news035.jpg 猫の飼育に猛反対していた雷親父が今では…… オチ完璧な現在の姿に6万いいね「もはや猫と一体化」「見事に懐柔されて」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 8歳兄が0歳赤ちゃんを寝かしつけ→2年後の現在は…… 尊く涙が出そうな光景に「可愛すぎる兄妹」「本当に優しい」
  2. 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほど様変わりした光景が379万表示「そこだけボッ!ってw」
  3. 宿題する8歳娘と、邪魔しつづける猫を1年記録したら…… 490万再生の愛がつまったやりとりに「最強の名コンビ」
  4. 真田広之の俳優息子、母の手塚理美がエール「彼なりに頑張ってる」 両親ゆずりのルックスに「イケメン」「男前」の声
  5. 野生の鯉を稚魚から育て4年後、判明した事実に飼い主「僕は今まで何を…」 激変した姿に「爆笑してしまいました」
  6. 1歳妹を溺愛する18歳兄、しかし妹のひと言に表情が一変「ちがうなぁ!?」 ママも笑っちゃうオチに「かわいいし天才笑」「何度も見ちゃう」
  7. 食用でもらった車エビ、4歳息子に「育てたい」と懇願され…… 水槽で飼育した貴重な記録に「可愛い姿見せてくれてありがとう」
  8. 2歳娘とパパ、愛と平和しかないやりとりに「100億年分のストレスが消滅した」 涙が出るほど幸せな会話に称賛の声
  9. 3歳双子姉妹、17歳お姉ちゃんを修学旅行で見送ったら…… 寂しくて号泣する様子に「もらい泣きです」「愛されてますね」
  10. 1人遊びに夢中な0歳赤ちゃん、ママの視線に気付いた瞬間…… 100点満点のリアクションにキュン「かわいすぎて鼻血出そう!」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「天までとどけ」長女役、芸能界の「負の連鎖」訴え 主演俳優の“お誘い”拒否し「他の演者やスタッフからも無視」「本当の事なんか誰も話さない」
  2. 田代まさし、南部虎弾さん通夜で“一団”に絡まれる騒動へ……にらみ合いの末に「ちょっと来い」「止めろよお前」
  3. 妊娠中の英俳優、授賞式での“金太郎”ドレスが賛否両論 「半裸の妊婦なんて見てられない」「ホットなママ」
  4. 「変わんないもん俺のと」 所ジョージ、ホンダ軽を超速カスタムで高級外車と“まったく同じ”外見に 「朝から楽しいよ」「完璧!」
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 「意識もうろう」「何も食べられない」 すい臓がんステージ4の森永卓郎、痩せた顔出しで“最悪の時期”告白 息子は「『死ぬ』が冗談に聞こえなかった」
  7. 授業参観の度に「かっこいい」と言われた父親が10年後…… 「時間止まってる?」と驚愕の声がやまない父子の姿が870万再生
  8. 65歳マドンナ、ワールドツアー中のダンスが“おばあちゃん”だと視聴者衝撃 「もうやめなよ」「こんなふうに終わりを迎えるなんて」
  9. 人気ブロガー医師が4年の闘病の末に42歳で逝去 夫が伝える「素敵な女性がいたということを皆様の心に残していただければ」
  10. 能登半島地震により海底が“隆起”→すさまじい様子を収めた写真に「自然の脅威を感じる」