化粧品ブランド、一般人の投稿を「パクツイ」して批判の声 アカウント運営企業ら「再発防止に努める」と謝罪(1/2 ページ)
該当の広告アカウントは本件を受け、すでに削除されています。
化粧品ブランドのTwitter広告アカウントが、一般のTwitterユーザーによる投稿と一字一句同じ文言を使用していると物議を醸していた件で、同ブランドを手がけるプレミアアンチエイジングおよび、該当アカウントを運営していたマーケティング会社ピアラが謝罪しました。なお、該当の広告アカウントは本件を受け、すでに削除されています。
7月1日、一般のTwitterユーザーが化粧品ブランド「クレイエンス」の広告アカウントで、自身の過去投稿と一字一句同じ文言が使用されていると被害を訴え、その投稿が広く拡散。クレイエンスの広告アカウントの運営に対して、批判の声が上がっていました。
化粧品会社「無断で複製使用した内容だと判明」
プレミアアンチエイジングは7月4日、公式サイトに「Twitter 広告アカウントでの投稿に関するお詫び」と題した謝罪文を掲載。該当投稿について、「過去に個人の方が投稿したテキストを無断で複製使用した内容であることが判明いたしました」と認めたうえで、「当該個人の方、並びに関係各社、お客様には不快な思いと、多大なるご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪しました。
プレミアアンチエイジングでは、Twitter広告の制作・運用は広告代理店に委託しており、該当投稿は広告代理店が投稿したものと説明しつつも、「当該広告代理店の管理を含め、投稿内容の確認を十分に行えていなかった当社の管理体制に起因する」との認識を示しています。
現在、すでに該当のTwitterユーザーには広告代理店が謝罪するよう調整中ですが、同社でも謝罪するとともに、今後も理解を得るべく経緯の説明などを継続するとしています。また、「本件を重く受け止め、二度とこのようなことが起きないよう再発防止に努める所存です」と今後の方針を述べました。
アカウント運営会社「広告運用に対する認識が欠如」
また、該当アカウントを運営していた広告代理店のピアラは同日、公式サイトに「Twitter広告における無断複製使用に関するお詫び」と題した謝罪文を掲載。該当投稿について、「他のアカウント所有者様の過去ツイートを許可なく勝手に複製使用した」として、「該当のアカウント所有者様をはじめとして、皆様に多大なるご迷惑をお掛けいたしました事、心よりお詫び申し上げます」と謝罪しました。
問題の原因に関しては、「弊社において広告を作成するにあたり、弊社の広告運用に対する認識が欠如していたことにあります」と言及。本件を重く受け止め、今後は二度とこのような事象を発生させないため、本件を社内で周知し、モラルの向上、広告内容の管理フローを見直し、運用を徹底するとしています。
最後に「この度は、皆様に多大なるご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございませんでした」と再度謝罪し、「今後はこのようなことの無いよう、さらに留意して業務に取り組む所存でございます。心より深くお詫び申し上げます」と述べています。
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