直木賞作家・米澤穂信、行方不明の父が遺体で発見される 「本日警察による本人確認が完了しました」(1/2 ページ)
4日に父が行方不明になったと情報提供を呼びかけていました。
推理小説『氷菓』(KADOKAWA)や歴史ミステリー小説『黒牢城』(KADOKAWA)などで知られる直木賞作家の米澤穂信さんが、8月14日にX(Twitter)を更新。行方不明だった父の遺体が発見され、警察による本人確認が完了したことを報告しました。
4日に、X(Twitter)で釣りに出掛けた父の行方が分からなくなっていることを明かしていた米澤さん。その後、父が乗っていた自家用車の写真を投稿しながら情報提供を呼びかけていましたが、(当該ポストは現在は削除済み)6日には、警察から父の車だけが見つかったと連絡があったことを報告し、8日には捜索が長期化する可能性があるとつづりながら、情報提供をしてくれた人や安否を気遣ってくれた人、また実際に車を探してくれた人々に感謝の気持ちをポストしていました。
その後、14日には「滋賀の河川敷で遺体、米澤穂信さんの父か」と題された記事をリポストしながら、「親族、家族による捜索の結果、8月9日、滋賀県犬上郡多賀町敏満寺(犬上川右岸)にて発見に至り、本日警察による本人確認が完了しました」と見つかった遺体が父本人であったことを報告。「お力添え頂いた方々に改めてお礼申し上げます。ありがとうございました」と捜索に協力してくれた人に心からの気持ちを伝えています。
この報告にリプライ欄では、「残念な結果にはなりましたが、お父様がやっと家族の元に帰れて安心しました」と安堵(あんど)する声とともに、「先生も心身共に消耗されていると思いますのでどうかご自愛ください」「早すぎる別れは気持ちの整理が難しいと思いますが先生も体調を崩されませんようにご自愛くださいませ」と米澤さんの心に寄り添う声が寄せられていました。
米澤さんは2001年に『氷菓』で「第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞」を受賞して作家デビュー。2011年には本格推理小説『折れた竜骨』が「日本推理作家協会賞」を受賞しており、戦国時代を舞台にしたミステリー小説『黒牢城』は2021年に「第12回山田風太郎賞」、2022年には「第166回直木三十五賞」「第22回本格ミステリ大賞」を受賞しています。
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