ロイヤルホストで5000円超の「厚切りワンポンドステーキ」を食べてみた! ご馳走らしいボリューム感に大満足!!(2/3 ページ)

» 2023年10月12日 11時10分 公開
[しげるねとらぼ]

なんと約3割程度しかクリアできない基準を通った肉を使用!

 では、そんなステーキやロイホのメニューに込められたこだわりとはどんなものなのか。食後に落ち着いたところで、同席してくれた広報さんに聞いてみました。

――ステーキ、めっちゃおいしかったです! おそらくいろいろなこだわりがあるんだろうな……という、しっかりした味でした。

広報さんありがとうございます! ステーキのメニューは、ロイヤルホスト全体のメニューの中でも割合が多いので、やはり力を入れています。

 例えばステーキメニューで使っている牛肉なんですが、ロイヤルホストが使っているのはCAB(サーティファイド・アンガス・ビーフ)という肉です。アメリカでは、赤身のおいしさと脂身のバランスが良いアンガスビーフなどが好まれています。

――それって、普通の牛肉とは違うんですか?

広報さん通常アメリカでは、農務省が牛肉の肉質などに等級を設けて評価をしています。が、それとは別にCAB協会という団体がありまして、この団体は農務省のものよりも厳しい基準を設けて、独自にアンガスビーフを格付けしています。

 ロイヤルホストが使っているのはこのCAB協会の認定を受けた牛肉で、アンガスビーフ全体のうち約3割程度しかクリアできない基準を通ったものになります。

――厳しい……。

広報さんそれをアメリカから直輸入しているんですが、輸送時も冷凍はせずチルドで塊のまま運んで、それを塊のまま店でトリミングして、1枚ずつ手切りでご提供しています。冷凍の場合、解凍によりドリップで旨みが抜けたり、臭みが出やすくなりなったりしますし、空気に触れることでも変質しやすくなります。だから一度も冷凍やスライスをせず、店でトリミングしています。

広報さん「個人的にも「おおっ!?」と思う額(笑)」

――は〜、手間がかかってるんですね……。しかし、ファミレスでステーキに払う価格としては、5000円超というのはけっこう躊躇する人もいるのでは……という気がします。

広報さん値段についてお問合せいただくこともありますし、個人的にも「おおっ!?」と思う額だとは思います(笑)。

 ただ、高額な商品を作ろうとしてこうなったというわけではなく、あくまで品質にこだわりを持って作った結果です。肉のジューシーさや旨味を味わうためには「厚み」というのは非常に重要な要素だと考えておりますので、それを楽しんでいただくために1ポンドという量目を選択した結果、この価格になったということですね。

――しかし、そもそも200グラムのステーキが3080円なんで、450グラムで5000円というのはちょっとお得なんですね。

広報さんそうなんですよ! 量目が多いぶん、450グラムのほうが少しお得になってます。サイズとしては、ワンポンドステーキを半分に切り分けたものが200グラムのほうに回ってくるというイメージです。

 以前は450グラムのみ厚切りでご提供しておりました。ですが、フェア商品として200グラムも厚切りで出したところ評判がよかったので、現在は200グラムも450グラムも厚切りでご提供しています。薄いものも食べやすくておいしいですが、やはりステーキのおいしさをより強く感じられるのは厚切りだと思います。

――これだけ大きい肉だと焼くのも大変だと思いますが、どうやってワンポンドのステーキを焼いているんですか?

広報さんステーキの表面に格子状の焼き目が付いていたと思いますが、これはチャコールグリルという調理器具で付けたものです。

 ロイヤルホストでは格子状の網の下に炭ではなく溶岩石を置いていまして、これを加熱することで300度を超える高温が出るんです。それで表面を一気に焼くことで旨味を閉じ込めてから、コンベアオーブンで中まで火を入れています。

ワンポンドステーキ(450グラム)はシェアして楽しむのも可!

――これだけボリュームのあるステーキだと、やっぱり男性からの注文のほうが多いんでしょうか?

広報さんワンポンドの場合は、やはり男性の支持のほうが高いというのはあると思います。ただ、これはメニューにも書いているんですが、ワンポンドステーキはシェアしていただいても大丈夫なんですよ。

 これは私もよくやる頼み方なんですが、1人で450グラムは多いと思う方でしたら、「前菜としてサラダやムールフリット、ドリンクにハーフのスパークリングワインも頼んで、飲みながら食べすすめつつ、メインとしてワンポンドステーキをシェアして、最後にパフェを食べて帰る」みたいな使い方もあります。

 いろいろとセットメニューもありますので、ワンポンドステーキを「コース料理の一部」と捉えていただいて、オリジナルのコースを組んでいただいても面白いかもしれません。

――ああ〜! それは楽しそう! 前菜っぽいメニューもスープも単品で用意されてますもんね。そう考えると、ロイヤルホストってファミレスではありますけど、あくまで「きっちりしたレストラン」的な使い方もできるんですね。

広報さんそうなんです。ロイヤルホストは業態としてはファミリーレストランですが、自分たちとしてはあくまでオーソドックスな「レストラン」だと思っています。

 そんな中でワンポンドステーキに着目してもらえるのは非常にありがたいですし、それがきっかけでロイヤルホストのことを知っていただいて、もしお店選びのときの選択肢にロイヤルホストを入れていただけたなら、とてもうれしく思います!


 ということで、ロイホの「厚切りワンポンドステーキ」は5000円超ですが、その分厳しい基準をクリアした肉を使い、輸送や厚み、焼き方にも徹底的にこだわり抜いているようです。広報さんに話を聞いて、食後の圧倒的な満足感の理由もうなずけました。複数人でシェアしても楽しめるので、「今日は贅沢するか!」というときにぜひ!

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. /nl/articles/2412/18/news145.jpg “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
  3. /nl/articles/2412/16/news079.jpg “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  4. /nl/articles/2412/17/news060.jpg 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  5. /nl/articles/2412/17/news197.jpg 「巨大なマジンガーZがお出迎え」 “5階建て15億円”のニコラスケイジの新居 “31歳年下の日本人妻”が世界初公開
  6. /nl/articles/2412/17/news078.jpg 鮮魚コーナーで半額だった「ウチワエビ」を水槽に入れてみた結果 → 想像を超える光景に反響「見たことない!」「すげえ」
  7. /nl/articles/2412/18/news059.jpg 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開【大谷翔平激動の2024年 「妻の登場」話題呼ぶ】
  8. /nl/articles/2412/18/news015.jpg 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  9. /nl/articles/2411/25/news189.jpg 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  10. /nl/articles/2412/18/news056.jpg 日本人ならなぜか読めちゃう“四角形”に脳がバグりそう…… 「なんで読めるん?」と1000万表示
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」