連載
» 2023年10月26日 18時00分 公開

「プリキュア5世代」の20歳の娘は「オトナプリキュア」をどう見たのか? 聞いてみたサラリーマン、プリキュアを語る(1/2 ページ)

20歳の娘に「オトナプリキュア」の感想を聞いてみました。

[kasumiねとらぼ]

 大人を意識した初のプリキュア、「キボウノチカラ〜オトナプリキュア‘23〜」が2023年10月7日からNHKで放送開始しました。

キボウノチカラ〜オトナプリキュア

 同作は2007年〜2008年に放送された「Yes!プリキュア5」「Yes!プリキュア5GoGo!」の続編となり、社会人となったプリキュア5のメンバーの姿が描かれます(「ふたりはプリキュアSplash☆Star」の咲と舞も出演します)。

 この作品は「子どもの頃にプリキュアを観ていた人がメインターゲット」(『アニメージュ』2023年11月 P81)と村瀬亜季プロデューサーも語っているように、初めての「大人を意識した(子ども向けではない)プリキュアシリーズ」となります。

kasumi プロフィール

プリキュア好きの会社員。2児の父。視聴率などさまざまなデータからプリキュアを考察する「プリキュアの数字ブログ」を執筆中。2016年4月1日に公開した記事「娘が、プリキュアに追いついた日」は、プリキュアを通じた父娘のやりとりが多くの人の感動を呼び、多数のネットメディアに取り上げられた。


 主に若い女性がメインターゲットになる以上、自分のようなおじさんの評価は何のあてにもなりません。

 ただ当家には、まさに「Yes!プリキュア5ストライク世代」の娘(現20歳、大学2年生)がいるじゃありませんか。

 5歳のときに「Yes!プリキュア5GoGo!」を夢中で見ていて、今20歳になった娘は「オトナプリキュア」をどう見たのか? 聞いてみました(※第2話まで視聴。LINEでのやりとり)。

キボウノチカラ〜オトナプリキュア 20歳の娘に、当時遊んでいた「キュアモ」を持ってもらいました

オトナになったプリキュアに驚く娘

―― 「オトナプリキュア」始まったね。まずはオープニングを見て、どんな感じだった?

 わあ! みんなオトナになってるーー! って感じだった。あのころはみんな中学生だったよね。キレイになってるねー。これ、みんな何歳くらいの設定なの?

―― アニメ誌(『アニメージュ』2023年11月号 P81)によると「大まかに10年後をイメージ」ってことなので、だいたい24〜25歳くらいかな。

 みんな大人になったんだねえ。私はミルキィローズ大好きだったから、めっちゃ大人の姿になっててビビった。スーツ着てるし。うららちゃんも芸能人やってるんだ。かれんさんは医者になっているの? みんな立派になったのね……。くるみはミルクに戻れるのかな? ナッツとかシロップとかなつかしい!! あとね! オープニングに、あの敵のおじさんもいたね! あの敵のおじさん、なんて人だっけ?

―― 敵のおじさん……名前覚えてないか。あの人はブンビーさん。いまだに人気のあるキャラよ。

キボウノチカラ〜オトナプリキュア 当時(2008年)、キュアドリームだった娘

地球温暖化とかプリキュアで聞きたくなかった

―― 冒頭、地球の環境問題について授業をするのぞみ先生。

 小学校でタブレット使ってたり、今どきの小学生はもうノートやプリントとかいうアナログなものじゃなくデジタルなのね、って感じ。そういうところに年を感じるよね。のぞみ先生、夢原先生じゃなくてのぞみ先生って呼ばれているの、良い先生やってるんだろうな、って思う。

―― そういう細かい描写が気になるのね。

 あとね、プリキュアで温室効果ガスなんて言葉聞きたくない〜( ; _ ; )。そういう教育番組っぽい? のは別でやってもらってさ。プリキュアなんだから楽しく見たい。楽しく。

―― このアニメ、SDGsを取り入れることも一つのテーマになっているのでそう言う描写もあるのだと思う。

 いやー、でもプリキュアってさ、もっと楽しく見たいよね。子どものころもほとんどストーリーは理解できていなかったかもだけど、なんかワチャワチャみんなが話しているシーンとかがめっちゃ楽しかった記憶にある。あんまり地球温暖化とか環境問題とかそんなお話にはなってほしくないかなー。

キボウノチカラ〜オトナプリキュア オトナになったプリキュア5の5人(画像はYouTubeから)

卒業後に会っていなかったことが不思議だった

―― (娘、5人の再会のシーンを見て)

 卒業してからほとんど会ってなかったの……!? そんな……でもそうなるよね……そうだよね……。でもプリキュアだったじゃん? そこらの一般の人みたいにそんな呆気なく疎遠になっちゃうの……? たくさんの試練を乗り越えて想像もつかないくらい固い絆で結ばれてたんじゃないの……? なにか理由があってくれ……。

―― 当時は今と違ってLINEとかのSNSも普及してなかったし、卒業すると連絡取らなくなる、ってのもよくある話だったのかもね。

 でも連絡先すら交換していなかったみたいだし、うららちゃんが舞台に出演することをこまちさんがポスターで見掛けただけで、みんなが知らなかったのは、さすがに不自然じゃない?

―― まあ、今回のシリーズ構成は「Yes!プリキュア5」と同じ成田良美先生だし、プリキュア5を知り尽くしている人なので、その辺りの設定はきちんとしているのじゃないかな。

 シリーズ構成とかそういうマニアっぽい話はよそでやってくれい。

―― すまんかった。

キボウノチカラ〜オトナプリキュア 大人になって再会するプリキュアたち(画像はYouTubeから)

(C)2023 キボウノチカラ オトナプリキュア製作委員会

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2312/11/news037.jpg まるで絵画 SNSで公開された“世界屈指の美しい犬”の姿に「女神様」「サラブレッドのお馬さんかと」
  2. /nl/articles/2312/10/news033.jpg 捨てられて真っ黒だった元野良猫が、家猫になった今では…… 真っ白で幸せいっぱいの暮らしに「ほんときれいな美猫さんに」「胸が熱くなる」
  3. /nl/articles/2312/11/news030.jpg 猫たち、日常を写した1枚に爆笑ポイントを詰め込みすぎてしまう 108万件表示された光景に「猫4匹いる!?」「笑っちゃったw」
  4. /nl/articles/2312/11/news094.jpg ハロプロアイドル、自撮り加工での大失態暴露「最悪です」「あー恥ずかしい」 やらかし写真は投稿済でファンの反応まちまち
  5. /nl/articles/2312/10/news019.jpg 入院で2週間不在だったママを待ち続けた猫、再会の瞬間…… 涙を誘う喜びあふれる“お返事”に「深い絆に涙が」「嬉しさがひしひしと」
  6. /nl/articles/2312/10/news018.jpg 同居猫のおしりを嗅いで「テメェ屁こいたなぁ!!!!!??(怒)」と理不尽ギレする猫の姿に抱腹絶倒「夜中に爆笑させないで」「名作」
  7. /nl/articles/2312/11/news074.jpg ロッチ中岡、「エンゼルスの大谷翔平」をすべり込みセーフで撮影 “お別れ1時間前”の写真に「マジ? 奇跡だ」「さすがもってる!」
  8. /nl/articles/2312/11/news097.jpg King Gnu井口理、プライベートでスペイン旅→同行した“超大物”に驚きの声 「まさかの」「番組一本できるやつ!」
  9. /nl/articles/2312/08/news128.jpg 木村拓哉、「DA PUMP」ISSAとの舞台裏ショットが感動モノ「兄弟みたい」「泣きそうになる」 “縁のあるチームTシャツ”に反響「愛を感じます」
  10. /nl/articles/2312/10/news011.jpg 犬同伴OKのビュッフェに柴犬と行ったら…… 全く別の楽しみ方をしてしまう姿に「かわいいいいい」「気持ちよさそう」
先週の総合アクセスTOP10
  1. オール巨人、30年モノな“伝説の1台”に自負「ここまでキレイな車はない」 国産愛車の雄姿に称賛の声「気品がある」「凄くエレガント」
  2. 「明らかに写真と違う」 東京クリスマスマーケットのフードメニューが物議…… 購入者は落胆「悲しかった」
  3. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  4. 田中みな実、“共演した姉”の存在に反響「居るとは聞いていたけど」「激似やなぁ」 すらっとしたたたずまいに「品のあるお方」
  5. 藤本美貴、“全然かわいくない値段”のテスラにグレードアップ スマホ一つでの注文に「震えちゃ〜う!」
  6. マックで「プレーンなバーガーください」と頼んだら……? 出てきた“予想外の一品”に驚き「知らなかった」
  7. 伊藤沙莉、“激痩せ報道”の真相暴露→広瀬アリスの株が上がってしまう 「辱めったらない」告白に「アリスちゃん、ええ人や〜」
  8. 「あなたは日本人?」突然送られてきた不審なLINE、“まさかの撃退方法”に反響 「センス良い」「返しが秀逸」
  9. “鬼ダイエット”で激やせの「Perfume」あ〜ちゃん、念願の姿に「着れる日が来るなんて」と大喜び
  10. 900万再生のワンコに「電車で笑ってしまった」「つられてめちゃくちゃ笑っちゃうw」 “突然魔王になった犬”に腹を抱える人続出
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「酷すぎる」「不快」 SMAPを連想させるジャンバリ.TVのCMに賛否両論
  2. 会話できる子猫に飼い主が「飲み会行っていい?」と聞くと…… まさかの返しに大反響「ぜったい人間語分かってる」
  3. 実は2台持ち! 伊藤かずえ、シーマじゃない“もう一台の愛車”に驚きの声「知りませんでした」 1年点検時に本人「全然違う光景」
  4. 大好物のエビを見せたらイカが豹変! 姿を変えて興奮する姿に「怖い」「ポケモンかと思った」
  5. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  6. 西城秀樹さんの20歳長男、「デビュー直前」ショットが注目の的 “めちゃくちゃカッコいい”声と姿が「お父さんの若い頃そっくり」「秀樹が喋ってるみたい」
  7. “危険なもの”が体に巻き付いた野良猫、保護を試みると……? 思わずため息が出る結末に「助けようとしてくれてありがとう」【米】
  8. 「やばい電車で見てしまった」「おなか痛い、爆笑です」 カメがまさかの乗り物で猫を追いかける姿が予想外の面白さ
  9. おつまみの貝ひもを食べてたら…… まさかのお宝発見に「良いことありそう」「すごーい!」の声
  10. 「3カ月で1億円」の加藤紗里、オーナー務める銀座クラブの開店をお祝い “大蛇タトゥー”&金髪での着物姿に「極妻感が否めない」