イカ天出演「PINK SAPPHIRE」のギタリストが56歳逝去 乳がん闘病で余命宣告も“目標”掲げ「1年しっかり生きる!」(1/2 ページ)
お悔やみ申し上げます。
80年代から90年代にかけて人気を博したガールズバンド、「PINK SAPPHIRE(ピンクサファイア)」の公式Instagramが12月22日に更新。ギタリストのTAKAさんが12日に死去したことを伝えています。56歳でした。
1年前に余命宣告を受けていた
ピンクサファイア公式は、TAKAさんがステージでギターを弾く姿とともに、「悲しいご報告をさせていただくことになります。PINK SAPPHIREのギタリストTAKAが、2023年12月12日に永眠いたしました」と報告。
「皆様の生前のご厚誼を深謝し、故人に心から哀悼の意を表します」とつづると同時に、ファンにもTAKAさんの冥福を祈ってもらえるようお願いしていました。
TAKAさんは2011年末に乳がんと判明。2012年の冬に右乳房と、がんが転移した脇のリンパを摘出する手術を受け、その後も抗がん剤などの治療を継続。
2023年4月のInstagram投稿では、「今もどう伝えたら良いのか……」「あまり整理も出来ていません」と混乱する心のままに前置きした上で、2022年のGW直前に余命宣告を受けていたことを告白しました。
「化学療法(抗がん剤)の治療をしなければ余命1年」「治療をして薬が効けば平均で約2〜3年……」「薬が効かなくなれば、覚悟をして下さい」と告げられ、「心が押し潰されて、目の前が真っ暗になり気持ちをどこにぶつけて良いのかも分からずなかなか立ち上がれませんでした」と絶望の淵に一時落ち込むも、家族と語り合う中で「悲しくて辛いのは私だけじゃないんだなぁ」と立ち直りのきっかけをつかんだとのことです。
TAKAさんは余命宣告を受けた前後でやりたいことを整理しており、その筆頭に「LIVEをしてギターが弾きたい!!」があったとのこと。
かなわないと感じつつも仲間に話したところ、ピンクサファイアのライブを2023年5月に実施するはこびとなったことをかみしめつつ、「治療をしなければ1年生きられるかどうかと言われてから、1年ちゃんと生きてます」「これでまた目標が出来ました。また1年しっかり生きる!」と新たな決意をかかげていました。
イカ天にも出演した「PINK SAPPHIRE」
ピンクサファイアは1988年に結成され、TBS系「平成名物TV 三宅裕司のいかすバンド天国」(通称「イカ天」)に出演して人気を博します。
1990年のメンバーチェンジ時に現ボーカルのAYAさんとTAKAさんが加入し、「P.S. I LOVE YOU」でメジャーデビュー。1994年に活動休止しますが、2014年には再結成して活動を再開しています。
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