「どんなに泣いても叫んでも座らせた」 悲しい事故を教訓に――チャイルドシートの必要性を描いた漫画が580万表示「乗せないほうが可哀想」(1/4 ページ)
大切なことです。
チャイルドシートの必要性を描いた漫画が、X(Twitter)で公開されています。投稿は記事執筆時点で586万件表示を突破、1万7000件を超える“いいね”が寄せられています。
わが子を絶対にチャイルドシートに乗せていた、もう1つの理由
作者のmoroさんは2人の子を持つ母親。息子さんは赤ちゃんのころ、チャイルドシートをとても嫌がりましたが、どんなに泣いても叫んでもチャイルドシートに座らせたそうです。もちろん「法律で定められているから」からですが、もう1つ大きな理由があるといいます。
15年以上前の悲しい事故
その理由とは、15年以上前に妹さんから聞いた話。テレビで流れた交通事故のニュースが友人一家だったというのです。
その日、車で出掛けた一家は大人二人と上の子はシートベルトを着用していました。チャイルドシートは備えていましたが、下の子はグズるからと母親が抱っこしていたとのこと。そこにハンドル操作を誤った対向車が迫ってきたのです。
接触の衝撃で下の子は車外へ。全身を強く打ち、亡くなってしまったというのです。
チャイルドシートに乗せていれば、助かった命だった
「『時を戻して』って何度も願ったと思うといたたまれなくてね……」と話す妹さん。当時、チャイルドシートをしていれば助かった命だと報道されていたそうです。
6歳未満の乳幼児にチャイルドシートの使用が義務化されていることは周知の事実。その理由は命を守るためです。
例えば生後2〜3カ月の赤ちゃん(約5.5キロ)を抱っこして時速40キロで壁に衝突した場合、110キロの重さがかかるとのこと(体重10キロならかかる重さは300キロ)。それが外に飛んで行こうとするとき、この力に耐えられるでしょうか?
moroさんは「車内で子どもを自由にさせている人を見るが、心当たりのある人はこの機会にどうか考え直して欲しい。チャイルドシートを嫌がり泣き叫ぶ我が子を見て拷問に思う気持ちも分かるけれど、何かあってからでは遅いから。法律で定められているからということ以前に『我が子の命を守るため』。成長を喜び撮った写真が遺影になるなんてつらい……」とつづっています。
「わが子の命」を守ることを考えてほしい
この漫画を紹介してくれたのは、moro(@moro000000)さん。コメント欄には「何の為か理解してない方多い」「育児に限らず、命を育てる事を安易に考えてはいけない」「お子さんを車に乗せる全ての人に知って欲しいお話ですね。運転手が気を付けていても、向こうから来られたらどうしようもない」「今日から改めます」といった声が寄せられています。
ねとらぼ編集部では、moroさんに今回の漫画とチャイルドシートについてお話を聞きました。
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