森山未來が『化け猫』に! 日仏合作アニメ「化け猫あんずちゃん」2024年7月公開決定(1/2 ページ)

「森山の造形はほぼ跡形もなくなるんだな」

» 2024年02月22日 07時30分 公開
[西尾泰三ねとらぼ]

 子猫の時に拾われ、気が付けば30年以上生き人の言葉もしゃべれるようになっていた化け猫あんずを主人公にした、いましろたかしさんの漫画『化け猫あんずちゃん』が日仏合作で長編アニメ映画化。2024年7月の公開が明かされるとともに、俳優の森山未來さんがロトスコープにより37歳の化け猫と化すことが分かりました。

化け猫あんずちゃん化け猫あんずちゃん 公開された長編アニメ映画「化け猫あんずちゃん」ビジュアル

 映画「化け猫あんずちゃん」は、実写で撮影した映像からトレースし、アニメーションにする「ロトスコープ」という手法を採用。対象の動きをCGモデルに反映させるモーションキャプチャとは異なり、撮影した対象の動きを手作業でアニメに描き写すのが特徴で、2015年公開の岩井俊二監督作品「花とアリス殺人事件」に23歳にしてロトスコープディレクターに抜てきされた久野遥子さんが豊富な知見を持つ手法です。

実写とロトスコープの比較画像 実写とロトスコープの比較画像。森山さんにネコ耳ついててかわいい

 同作で、久野監督とW監督を務める山下敦弘監督は、「リンダリンダリンダ」「天然コケッコー」「カラオケ行こ!」など実写映画で活躍。実写とアニメそれぞれの第一線で活躍する2人がタッグを組み、山下監督を中心に実写で撮影し、その映像を基に久野監督が中心となりアニメーションを作り上げる体制となっています。

映画『化け猫あんずちゃん』特報【2024年7月公開】

 アニメーション制作は、「クレヨンしんちゃん」や「ドラえもん」で知られるシンエイ動画と、2023年カンヌ国際映画祭で短編パルムドールを受賞した「24(原題)」でも知られるフランスのMIYUプロダクションの共同制作。シンエイ動画がキャラクターの動きを描き、MIYUプロダクションが背景美術と色彩を担当します。

 主役である「あんずちゃん」の声と動きは、「ボクたちはみんな大人になれなかった」「シン・仮面ライダー」などに出演した森山未來さん。あんずちゃんと出会い変わっていく少女・かりん役には、山下監督の「1秒先の彼」にも出演した五藤希愛(のあ)さんが起用されました。

森山未來&五藤希愛

長編アニメ映画「化け猫あんずちゃん」ストーリー

 雷の鳴る豪雨の中。お寺の和尚さんは段ボールの中で鳴いている子猫をみつける。その子猫は「あんず」と名付けられ、それは大切に育てられた。

 だが、おかしなことに10年・20年経っても、死ななかった。30年たった頃、どうした加減なのかいつしか人間の言葉を話し、人間のように暮らす「化け猫」になっていた。

 移動手段は原付。お仕事は按摩のアルバイト。現在37歳。そんなあんずちゃんの元へ、親子ゲンカの末ずっと行方知れずだった和尚さんの息子が11歳の娘「かりん」を連れて帰ってくる。しかしまた和尚とケンカし、彼女を置いて去ってしまう。

 大人の前ではいつもとっても“いい子”のかりんちゃん。お世話を頼まれたあんずちゃんはしぶしぶ面倒をみるのだが、どうも一筋縄ではいかない気配が……。

あらすじをAIがコンセプトビジュアル化したらこうなった 【参考】あらすじ基にAIがコンセプトビジュアルを生成したらこうなった

(C)いましろたかし・講談社/化け猫あんずちゃん製作委員会

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2501/14/news049.jpg ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  2. /nl/articles/2501/16/news152.jpg タンクトップ姿のパパ「昔はモテた」→娘は信じていなかったが…… かつての姿に衝撃走る「『トップガン』に出ていても納得」【海外】
  3. /nl/articles/2501/16/news154.jpg 「まじで終わってる」 マクドナルド「エヴァ」コラボ品“高額転売”に嘆く声…… 「結局欲しい人が買えない」
  4. /nl/articles/2501/16/news099.jpg 大谷翔平、“家族とのショット”が210万表示の反響 幸せそうな高画質の表情に「いい写真だ!」「初めてタップした」
  5. /nl/articles/2501/16/news033.jpg 「初心者でもレモンが“必ず”実る」驚きの裏ワザで育てると…… 想像を超える大収穫に「目から鱗」「そーゆーこと?!」と大反響
  6. /nl/articles/2501/15/news094.jpg 実家のトイレがリフォーム→ 判明した“重大欠陥”に2100万表示の驚き 「気付かなかったのか」
  7. /nl/articles/2501/16/news134.jpg 元欅坂46、幼少期→学生時代→現在の成長ビフォーアフターを公開 「仕上がりすぎです」「優勝」と280万再生突破
  8. /nl/articles/2501/15/news074.jpg 賞味期限「2年前」のゼリーを販売か…… 人気スーパーが謝罪「深くお詫び」 回収に協力呼びかけ
  9. /nl/articles/2501/16/news155.jpg 「timelesz」候補者が持っていた“ダイソーのぬいぐるみ”、店頭から消える 「どこにもない」「篠塚担のうさぎ狩り」と話題に
  10. /nl/articles/2501/15/news169.jpg 「お遊戯会ではない」と批判受ける→成人式に“メルカリで買った服”で参加したインフルエンサーが反論 「ちょっとまって」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  2. 「大根は全部冷凍してください」 “多くの人が知らない”画期的な保存方法に「これから躊躇なく買えます」「これで腐らせずに済む」
  3. 浜崎あゆみ、息子2人チラリの朝食風景を公開 食卓に並ぶ“国民的キャラクター”のメニューが意外
  4. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  5. 中2長女“書店で好きなだけ本を買う権”を行使した結果…… “驚愕のレシート”が1300万表示「大物になるぞ!!」「これやってみよう」
  6. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”の家族に反響 ジュノンボーイの幼少期が香取慎吾似?【コンテスト特集2024】
  7. 大好きなお母さんが他界し、実家でひとり暮らしする猫 その日常に「涙が溢れてくる……」「温かい気持ちになりました」
  8. 「やばすぎ」 ブックオフに10万円で売られていた“衝撃の商品”に仰天 「これもう文化財」「お宝すぎる」 投稿者に発見時の気持ちを聞いた
  9. 「こんなおばあちゃんになりたい」 1人暮らしの93歳が作る“かんたん夕食”がすごい! 「憧れます」「見習わないといけませんね」
  10. 【今日の難読漢字】「碑」←何と読む?
先月の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  3. 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
  4. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  7. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  8. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  9. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  10. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」