人間とロボットの絆を描く杉浦次郎『僕の妻は感情がない』がテレビアニメ化 豊永利行、稲垣好をメインキャストに迎え2024年7月から放送開始
アニメーション制作は手塚プロダクション。原作は途中から様子が少し変わりますが、テレビアニメは変わる前までの物語が描かれます。
杉浦次郎さんの漫画「僕の妻は感情がない」のテレビアニメ化が決定。2024年7月からTOKYO MX、MBS、BS朝日で放送されます。
杉浦次郎さんが2019年9月から『月刊コミックフラッパー』(KADOKAWA刊)で連載中の同作は、家事をする暇がない社畜サラリーマンの小杉タクマが、リサイクルショップで購入した少女型家事ロボット「ミーナ」に軽い気持ちで求婚したことをきっかけに幕を開ける結婚物語。
自らの機能を駆使して、できる限り「お嫁さん」であろうとするミーナと、夫としての自覚が芽生えていくタクマの不器用な恋愛模様を通じて「夫婦未満の2人が夫婦の絆を築くまで」を描いたストーリーで、コミックスは既刊7巻。「次にくるマンガ大賞2022」コミックス部門では第6位を獲得していました。
テレビアニメ化決定に併せて、ティーザービジュアルやメインキャストが解禁。タクマ役には、「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」ポップ役や「ユーリ!!! on ICE」勝生勇利役、「ハイキュー!!」白布賢二郎役でも知られる豊永利行さん。ロボットのミーナ役は、2022年にアニメ「Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ」結愛せるふ役で初主演を務め、「ウマ娘 プリティーダービー Season 3」ではコパノリッキー役を演じた稲垣好さんです。
スタッフには、「五等分の花嫁」「君の膵臓をたべたい」で演出を手掛けた吉村文宏さんが監督を担当。シリーズ構成は広田光毅さん、キャラクターデザインはウクレレ善似郎さん、アニメーション制作は手塚プロダクションが担当します。
この発表にコメントを寄せた杉浦さんは、原作の物語は途中から様子がちょっと変わるが、テレビアニメは変わる前までの物語が描かれるとして、「ラブコメとして安心して観て」と説明。吉村監督は同作を“ハードSF”と捉えていることを明かしており、「今回の映像化で、杉浦先生の提示されているその大テーマをわれわれはどこまで表現できるか、不安はあるが全力を尽くすのみである」とコメントしています。
杉浦次郎さんコメント
人生でアニメ化していただく機会があるとは思っていなかったので「僕の妻は感情がない」をアニメ化してくださり、本当にうれしく思っております。
せっかくの長編連載だからいろいろな話に挑戦してみたいと思い、物語の途中から様子がちょっと変わるのですが変わる前までのお話がアニメになるので、ラブコメとして安心して観ていただけると思います。
よろしくお願いいたします!
吉村文宏監督コメント
この作品はハードSFである。
日常ラブコメ、異種間スラップスティックの楽しい世界が杉浦先生の紡ぐページから繰り広げられているが、われわれはだまされている。その根底には生活の中で人々が忘れかけている心が、かわいい家事ロボットとのコミュニケーションを通してひもとかれている。今回の映像化で、杉浦先生の提示されているその大テーマをわれわれはどこまで表現できるか、不安はあるが全力を尽くすのみである。
豊永利行(小杉タクマ役)コメント
「僕の妻は感情がない」タイトル通りロボットとの生活を描いた作品なのですが時にほのぼのし、時にシュールに、時にロボットという無機質な存在に心を動かされる。
とても不思議な、でも嫌じゃない、無機物にも優しい気持ちになれる。そんな作品です。
彼ら(?)の生活を是非、垣間見ていただけたらと思います。
稲垣好(ミーナ役)コメント
原作を読ませていただいた時、この不思議な空気感にすぐに惹き込まれました。
アニメ化、本当にうれしく思います。すてきな作品に関わることができて幸せです……!
触れば固くて感情がないロボットのはずなのにどこか暖かさとかわいらしさを感じる、そんなミーナちゃんの魅力が皆さまに伝わるように精いっぱい演じさせていただきます。
どのキャラも本当に魅力的なので、動いているみんなを楽しみにしていてください!
(C)2024 杉浦次郎/KADOKAWA/製作委員会は感情がない
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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。
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