「公園来たらめっちゃ猿遊んでた」 サル山と化した遊具に「滑り台使えない」「ご安全に」(1/3 ページ)
野生のサルが遊具を占拠。
春になり市街地で野生ザルの目撃情報が増えている。2日、「公園来たらめっちゃ猿遊んでた無理」とのコメントともに、遊具で遊ぶサルたちの写真がX(Twitter)に投稿されると、21万いいねを集めるほど話題になった。
サルが遊具を占拠して遊んでいた
投稿したのはまな(@m217427)さん。ねとらぼの取材によると、撮影場所は富山市大沢野にある総合運動公園とのこと。子どもと母親とドライブがてら公園に訪れると、滑り台や木の上にサルがたくさんいて遊んでいる場面に出くわした。子どもと遊具に向かって歩いていたところ、サルが滑り台を滑ってきてこっちをじっと見てきたので、そこで気が付き引き返した。
まなさんによると、犬の散歩に来ていた近隣の住民が目の前を歩いても、サルは逃げることなく遊び続けていて、住民も「暖かくなってきてよく出てくる」と教えてくれたそうだ。公園にはクマ出没注意の貼り紙はあったが、サルについては触れられていなかったという。
ネットでは「めっちゃ遊んでますね」「ご安全に」「猿は場合によっては攻撃的だったりしますからね」「あまり近づかない方がいい」と注意を呼び掛ける声が寄せられている。
大沢野総合運動公園は、陸上競技場や野球場、多目的広場で構成されており、中学校が隣接している。周囲は住宅もあるが、田畑が広がっており、山にも近い立地。SNSには過去にも同じ場所で撮影されたとみられる写真が投稿されており、日常的に出現していることがわかる。
富山市建設部土木事務所の担当者によると、現在は遊具自体が定期点検の結果「安全性に問題がある」として使用禁止になっているという。サル注意の注意喚起もしていくとしている。
環境省は「市街地に出没したサルへの緊急対応」として、出没したサルの特性によっては定着したり、人に害をなす場合もあるとして、行政によるパトロールと追い払いによって被害を未然に防止するとの方針を打ち出している。市街地でサルを見かけても、不用意に近づいたり、エサをあたえようとしないなど、地域への啓発も進めている。
地域への啓発内容
- 不用意にサルに近づかない
- エサをあげようとしない
- 大声をあげたり、棒をふりまわしたりサルを興奮させない
- 追い払う時は一人ではやらない
- サルの目を見ない
- 威嚇されたら目をそらして後ずさりしその場を離れる
- 威嚇されても走って逃げない
- 噛まれたり、引掻かれたらすぐに病院へ
- 児童は集団で登下校する
- 不要な外出は控える
- エサになりそうなものを野外に置かない
- 戸締りを励行する
- 警察ではなく市町村に通報を(情報の一元化)
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