土を使わずペットボトルでイチゴを育てたら…… 225日後の夢のような光景に「とんでもなかった!」「アイデアの勝利ですね」(1/2 ページ)

はじめての水耕栽培。

» 2024年05月29日 06時00分 公開
[兎耳山明依ねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 イチゴの水耕栽培に挑戦する様子が、YouTubeチャンネル「のりんご」に投稿されました。動画は記事執筆時点で12万回以上再生されるなど注目を集めています。

土は必要ありません!ペットボトルでもイチゴがたくさん育ちます!

初めてのチャレンジ

 動画を投稿したのは、家庭菜園に関するさまざまな動画を公開しているのりんごさん(@noringo)。食べた野菜や果物の種で再生栽培をしていて、以前は食べ終わったパイナップルの葉っぱを育てる様子が話題となりました(関連記事)

イチゴの水耕栽培 イチゴの孫株

 そんなのりんごさんが今回挑戦するのは、イチゴの水耕栽培。はじめてのチャレンジとのことですが、いちごは根腐れしやすく比較的水耕栽培が難しいといわれています。無事育てることはできるのでしょうか……?

 水耕栽培をはじめたのは9月29日。まずはペットボトルで作った水耕容器と、肥料を溶かした水を用意します。そこに4年間育てているイチゴの苗から出てきた孫株、ひ孫株、さらに新しく購入してきたイチゴの苗をセットしていきます。

イチゴの水耕栽培 ペットボトルで水耕容器を作る
イチゴの水耕栽培 準備完了

 ハイドロボールで苗を固定し、根が液体肥料の3分の2くらいがつかるように調整したら、水耕容器にアルミホイルを巻き準備が完了。ちなみに、ハイドロボール以外にもココヤシヒートやバーミキュライトを使う方法もあるそうです。

 それから約2週間後、だいぶ根が増えてきたことを確認。液体肥料は減り次第足していました。さらに1カ月たつと葉っぱの量が増えスクスクと成長。順調そうに見えますが、このころから根が黒くなり、容器の中に藻が発生するように……。

イチゴの水耕栽培 葉っぱの量が増えた!
イチゴの水耕栽培 ハダニの被害……

さまざまなトラブルが

 そして75日目にはなんとハダニが発生! 他にも虫や虫の卵がついていました……。水で洗い流しましたが、その後一部の葉が枯れ除去。虫はだいぶ減ったようです。

 しかし、根はだんだん黒くなる一方で根腐れを起こしていました。液肥を見てみると濁っていたため、容器を歯ブラシで洗浄。苗の根もやさしく洗いました。どうやら液肥を注ぎ足すと濃度が濃くなり、根がダメージを受けるようです。そこで、これからは液肥をまるっと交換することに。

イチゴの水耕栽培 根は黒くなる一方……
イチゴの水耕栽培 状態がよくなってきた

 厳しい寒さを乗り越え、2月になると根の状態も良くなりイチゴは花を咲かせました。その後、アブラムシがついたり、液体肥料の希釈倍率を間違えたりとハプニングがあったものの、その度しっかりと対応し、イチゴはスクスクと成長。

 4月になるとたくさん花を咲かせ、受粉してくれるミツバチの姿も見られました。そして、水耕栽培を開始してから225日目の4月25日。そこには、たくさんのイチゴができていました!

イチゴの水耕栽培 ミツバチが受粉
イチゴの水耕栽培 毎日イチゴ狩り

 栽培しているのは、四季成りイチゴでどんどん実をつけるため10月まで収穫可能とのこと。味はちょっぴり酸味が強いそうですが、庭でイチゴ狩りができるなんて夢のようですね。ちなみに、イチゴは水耕栽培よりも土での栽培のほうが楽だったそうです。

 コメント欄には「お家でイチゴ狩り憧れます」「やってみたくなる!」「水耕栽培って管理が楽そうとか安易に思ってましたがとんでもなかった」「とても勉強になります」などの声が国内外から多数寄せられています。

イチゴの水耕栽培 たくさんイチゴができた!

 のりんごさんが手掛ける家庭菜園や再生栽培の様子は、YouTubeチャンネル「のりんご」X(Twitter/@noringo_ringo)で見ることができます。

スーパーで買った玄米を発芽させてバケツに植えたら、お米が大量に収穫出来た……
食べたイチゴの種を取って植えたら、400日後にイチゴが出来た……
プランターでも大きな大根がたくさん育ちます!

画像提供:「のりんご」さん

オススメ記事

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
先週の総合アクセスTOP10
  1. 18÷0=? 小3の算数プリントが不可解な出題で物議「割れませんよね?」「“答えなし”では?」
  2. 「これはさすがに……」 キャッシュレス推進“ピクトグラム”コンクールに疑問の声相次ぐ…… 主催者の見解は
  3. 和菓子屋の店主、バイトに難題“はさみ菊”を切らせてみたら…… 282万表示を集めた衝撃のセンスに「すごすぎんか」「天才!?」
  4. 「やばすぎ」 ブックオフに10万円で売られていた“衝撃の商品”に仰天 「これもう文化財」「お宝すぎる」
  5. 都知事選掲示板に“ほぼ全裸”ポスターが掲出で騒動に→アイドルが懸念示す 「300万円を考えると安いものなんでしょう」「真面目に頑張りたい人が可哀想」
  6. いつも遊びに来る野良猫がケガ→治療するもひどく威嚇され…… 「嫌われた」と思った翌日の光景に「涙が出ました」
  7. あずきバーに砲弾を撃ち込む様子が“そんなわけなさ過ぎる結果”で爆笑 ツッコミが不可避の投稿はどのように生まれたのか聞いてみた
  8. 「別人かよ」「泣けた」 “オタク”と言われ続けた男性が…… “激変イメチェン”に「こんなに変われるなんて」と称賛の声
  9. 定年退職の日、妻に感謝のライン→返ってきた“言葉”が193万表示 「不覚にもウルッとした」「自分も精進します」と反響多数
  10. 0歳赤ちゃん、寝ていたはずがベビーモニターに異常発生!→ママが駆け付けるとまさかの…… 爆笑の光景に「かわいすぎるっっ」「朝から癒やしをありがとう」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「今までなんで使わなかったのか」 ワークマンの「アルミ帽子」が暑さ対策に最強だった 「めっちゃ涼しー」
  2. 「現場を知らなすぎ」 政府広報が投稿「令和の給食」写真に批判続出…… 識者が指摘した“学校給食の問題点”
  3. 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 同情せざるを得ない衝撃の光景に「私でも笑ってしまう」「こんなん見たら仕事できない」
  4. 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 「二度と酒飲まん」 酔った勢いで通販で購入 → 後日届いた“予想外”の商品に「これ売ってるんだwww」
  7. 幼稚園の「名札」を社会人が大量購入→その理由は…… 斜め上のキュートな活用術に「超ナイスアイデア」「こういうの大好きだ!」
  8. 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
  9. JR東のネット銀行「JRE BANK」、申し込み殺到でメール遅延、初日分の申込受付を終了
  10. サーティワンが“よくばりフェス”の「カップの品切れ」謝罪…… 連日大人気で「予想を大幅に上回る販売」