6年間外につながれ保護後に病気が発覚したワンコ、退院の日に…… 止まっていた時間が動きだす瞬間に「生まれ変わったよう」「涙が止まりません」(1/3 ページ)

これからはたくさん甘えてね。

» 2024年08月11日 19時30分 公開
[土屋真理菜ねとらぼ]

 6年間、外の小屋につながれっぱなしだったところを保護されるも、直後にフィラリアが発覚した犬の「ジョン」くん。無事に手術が成功し、退院後の元気な姿がYouTubeチャンネル「あにまるず Animals」に投稿されました。記事執筆時点で動画の再生数は27万回を突破。「嬉しそうな顔を見て涙が出ました」「助けていただいて、ほんとにありがとうございます」と反響が寄せられています。

繋がれたままだった犬のジョン、止まってた時間が動き出す

ジョンくん、ついに退院です!

 ジョンくんは以前まで老夫婦と一緒に暮らしていましたが、おじいさんは6年前に他界し、おばあさんは4カ月前に入院して施設へ。おばあさんは足が悪かったためおじいさんが他界後散歩に行けず、ジョンくんは6年もの間、自宅の庭につながれたまま取り残されていました

 そんなジョンくんを投稿者のあいるんさんとえーしさんが保護し、動物病院で診てもらったところ、フィラリアにかかっていることが発覚。血便と血尿が見られたため緊急入院となりましたが、無事に手術は成功しました。

 ただ、手術できる場所のフィラリアは取れたものの、アプローチできない場所にはまだフィラリアが寄生しているため、それはこれから予後を慎重に見つつ、投薬治療で駆除していくことに。ジョンくんは手術と数日間の入院を乗り越え、ついに退院の日を迎えたのです。

元気いっぱいな笑顔

退院したジョンくん 元気を取り戻したジョンくん

 すっかり元気を取り戻し、すてきな笑顔を浮かべながらあいるんさんとえーしさんに再会したジョンくん。先生によると、入院中もしっかりごはんを食べてくれていたそうです。また、フィラリアによって傷つけられた心臓は治ることはなく、激しい運動は制限されてしまうけれど、「適度には大丈夫」というお散歩の許可ももらいました。

退院したジョンくん ニッコニコ!

ジョンくん、あにまるずに帰ります

退院したジョンくん お家に帰ってきました!
退院したジョンくん あいるんさんの手からもぐもぐ

 お家に帰宅し、さっそくジョンくんのごはんタイム。お皿にごはんを入れていますが、このときはあいるんさんの手からしか食べなかったのだとか。ワンコは寂しい思いなどをすると、ごはんの時間などが唯一のコミュニケーションで、「人といられる時間」と認識してわざと手からしか食べずに時間をかけることがあるとのこと。これまでの6年間、ジョンくんがどんなに寂しかったのかが伝わります……。一方で、あいるんさんには「甘えてもいい」のだと、心を開いている姿に胸が熱くなります。

退院したジョンくん ずっと甘えたかったんだよね

止まっていた時間が動き出す

 きっとジョンくんは、生前のおじいちゃんや施設にいるおばあちゃんにもたくさん愛情をもらっていたはず。だからこそ人のことが大好きで、本当は甘えたくて仕方なかったのかもしれません。お気に入りの犬用ボーロも一緒に食べながら、おいしそうにごはんを食べるジョンくん。ときどき撮影しているえーしさんの元へ寄り、「なでて〜」のおねだりもします。

退院したジョンくん えーしさんにもなでてもらいに来たジョンくん
退院したジョンくん ママとチューしてこの笑顔!

 その後ジョンくんは、しっぽをクルンと上にあげながら、あいるんさんとのお散歩を満喫。長い間止まっていたジョンくんの時間が、ようやく動き出したのでした。あいるんさんとえーしさんは「これからまだまだ戦っていかなくてはいけない。それくらいフィラリアは怖い病気です」「でもジョンはジョンのまま、あにまるずで最後まで幸せになってもらいます」とコメント。これからのジョンくんは、きっとあいるんさんとえーしさんに甘えられるのが当たり前になり、いろんな場所を散歩して、笑顔あふれる時間を過ごしていくことでしょう。 

ジョンくんの幸せを願う声が寄せられています

 退院後のジョンくんを捉えた動画には「とても幸せそう」「ジョンくんが一人でがんばって耐えて来た月日を想像すると涙が止まりません」「ジョンくんに新しい人生を与えてくれてありがとうございます」「毛艶が良くなって、すっかりママさんに甘えっ子になって、幸せだね。これからは安心」「この子が人間嫌いにならなかったことが何よりの奇跡ですよね。これから幸せな時間を過ごしてね」「これから沢山の“楽しい”“嬉しい”に包まれます様に」と、ジョンくんの幸せを心から願う人たちの声がたくさん届いています。

 ワンコや猫ちゃんをはじめ、ハリネズミやカラスに烏骨鶏、カワウソやワラビーなどさまざまな保護動物たちとの日常を発信しているあにまるず(@animals_jp)さん。

 同チャンネルにはジョンくんや、あにまるずで暮らす動物たちとの日常が公開されている他、TikTok(@animalsashi)、X(Twitter/@animals323)でも活動を見ることができます。また、あにまるずの本『あにまるず Animals 大家族は毎日やることがたくさん!』(マイナビ出版)が販売中です。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2409/09/news034.jpg 猛毒ガエルをしゃぶった30分後、口がとんでもないことに…… 直視できない異常症状に「死なないで」「この人が苦しむってよっぽど」
  2. /nl/articles/2409/07/news027.jpg “緑の枝付きどんぐり”をうっかり持ち帰ると、ある日…… とんでもない目にあう前に注意「危ないところだった」
  3. /nl/articles/2409/08/news032.jpg 「コレ入れると草が生えない」 外構工事のプロがやっている“究極の雑草対策”に注目
  4. /nl/articles/2409/10/news035.jpg 米人親友に日本土産を渡したら……「もうアメリカのは食べたくない」と言った食べ物は? 意外な和食への高評価にも驚きの声
  5. /nl/articles/2409/07/news032.jpg 食べた桃の種を土に植え、4年育てたら…… 想像を超える成長→果実を大収穫する様子に「感動しました」「素晴らしい記録」
  6. /nl/articles/2409/10/news083.jpg Apple「iPhone 16」を発表 ピンクなど新色3つ追加、カスタマイズ可能なボタンも
  7. /nl/articles/2407/29/news021.jpg 貝をも砕く怪力魚に“指を砕かれてみる”実験に絶句…… 「親指がしばらく使えない」予想外の結末に「不謹慎ながら草」
  8. /nl/articles/2409/09/news024.jpg 「嘘だろ」ネットで買ったメダカの卵を育てた結果…… ショックが隠せない“事実発覚”に「びっくりしました」「わたしも……」
  9. /nl/articles/2409/10/news147.jpg 本田真凜の『ONE PIECE』ビビ役が再び話題 「まさに王女」「美の極み」と絶賛の声 アイスショーでの美しすぎるコスプレ姿
  10. /nl/articles/2409/09/news010.jpg 妻が自腹で古民家を購入→DIYで“ガタガタのトイレ”をリフォームしたら…… 新築同然の仕上がりに「ここまでできるなんて」「明るくてきれい」
先週の総合アクセスTOP10
  1. “緑の枝付きどんぐり”をうっかり持ち帰ると、ある日…… とんでもない目にあう前に注意「危ないところだった」
  2. 食べた桃の種を土に植え、4年育てたら…… 想像を超える成長→果実を大収穫する様子に「感動しました」「素晴らしい記録」
  3. 「天才!」 人気料理研究家による“目玉焼きの作り方”が目からウロコ 今すぐ試したいライフハックに「初めて知りました!」
  4. 義母「お米を送りました」→思わず二度見な“手紙”に11万いいね 「憧れる」「こういう大人になりたい」と感嘆の声
  5. 「しまむら」に行った58歳父→買ってきたTシャツが“まさかのデザイン”で3万いいね! 「同じ年だから気持ちわかる」「欲しい!」
  6. 猛毒ガエルをしゃぶった30分後、口がとんでもないことに…… 直視できない異常症状に「死なないで」「この人が苦しむってよっぽど」
  7. 33歳の「西郷どん」二神光さん、バイク転倒事故での急逝に衝撃 1年前の共演者は“願い”明かし「叶わないなんて」
  8. 「コレ入れると草が生えない」 外構工事のプロがやっている“究極の雑草対策”に注目
  9. 「へー知らんかった」 わずか7年で“消えた駅” 東京メトロが明かす“知れば納得の歴史” 「だからあんなに……」
  10. 秋葉原のトレカ店が“買い占め被害” 近隣店とその常連客が共謀し“全口購入の人員確保” 「大変遺憾で残念な限り」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ったら……飼い主も驚きの姿に「もはや魚じゃない」「もう家族やね」 半年後の現在について飼い主に聞いた
  2. 「もうこんな状態」 パリ五輪スケボーのメダリストが「現在のメダル」公開→たった1週間での“劣化”に衝撃
  3. 「コミケで出会った“金髪で毛先が水色”の子は誰?」→ネット民の集合知でスピード解決! 「優しい世界w」「オタクネットワークつよい」
  4. 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  5. 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
  6. ヒマワリの絵に隠れている「ねこ」はどこだ? 見つかると気持ちいい“隠し絵クイズ”に挑戦しよう
  7. 「昔はたくさんの女性の誘いを断った」と話す父、半信半疑の娘だったが…… 当時の姿に驚きの770万いいね「タイムマシンで彼に会いに行く」【海外】
  8. 鯉の池で大量発生した水草を除去していたら…… 出くわした“神々しい生物”の姿に「関東圏では高額」「なんて大変な…」
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「なんでこんなに似てるの」 2つのJR駅を比較→“想像以上の激似”に「駅名だけ入れ替えても気づかなそう」