7年かけて300種類の“セーラームーンフード”を作ったオタクを直撃! 「手が動かなくなるまで作る」(1/3 ページ)

オタクらぼ:「セーラームーン」界隈のオタク(1)

» 2024年09月21日 11時00分 公開
[小倉英里ねとらぼ]

 さまざまなジャンルやコンテンツに存在する“オタク”。ねとらぼでは、新企画「オタクらぼ」として、SNSやYouTubeなどを通して“推し活”などをしているオタクの方に迫っていきます!

 記念すべき初回は、1990年代から現在まで世界中で愛されている「セーラームーン」のオタクを直撃。1人目は「セーラームーン」の世界観をモチーフにしたお菓子やフードを7年間手作りし、SNSを中心に話題になっているはなこさん(@hanako_mooon)にインタビューしました!

ogu 圧巻!

“セーラームーンスイーツ”作りで話題に

―― はなこさんのセーラームーンファン歴はどれくらいですか?

はなこさん セーラームーンがスタートした1992年からずっとです。漫画ではなくアニメから入った記憶があります。大好きだったアニメ「きんぎょ注意報」が終わってガッカリしてたのもつかの間、「今度はセーラームーンってのが始まるのか……」と、軽い気持ちで見た1話目で衝撃受け、私のオタク人生の幕が開けました!!

―― セーラームーンの好きなキャラや作品の魅力は何でしょうか?

はなこさん 好きなキャラクターは、(主人公の)月野うさぎちゃんが好きなのですが、年齢を重ねるに連れて敵キャラにも愛情が芽生えてきました。魅力は一言では語り尽くせないですが、憧れやときめきが詰まった世界観でありながら、“セーラー戦士たちが強くてカッコいい!”が根底にある作品だと思っています。

―― はなこさんと言えばセーラームーンをモチーフにしたスイーツ作りで人気ですよね! 以前も取材させていただきました!

はなこさん 7年前からスイーツが中心のキャラフード作りの活動をしています! 最近ついに300作品を突破しました……! 初めて作ったセーラームーンスイーツは、「おうちでセーラームーンカフェもどき」としてピーチムースを作りました。

ogu 記念すべき第1作目!

―― 初めての作品は感慨深いですね……! お菓子制作をしてきてよかったことはありますか?

はなこさん たくさんのセーラームーン仲間と出会えたことです。セーラームーンがきっかけで出会って、プライベートでずっと仲良くしてもらっている友達もいます。

―― お菓子作りをしている中で特別な体験はありますか?

はなこさん セーラームーンのアニメ作画監督の香川久先生にメニューを褒めていただいたことです! とあるイベントでリクエストして描いていただいた「(架空の)カフェのはなこ店長」の色紙は一生の宝物です!

 あと、少しの時間ですが、テレビで作ったスイーツを紹介してもらったことがあります! 恥ずかしくて親には言えずじまいでしたが、今では教えればよかったなと思っています。

原作者や声優に遭遇……!

―― セーラームーンの推し活をしている中で、特別な体験をしたことは?

はなこさん イベント会場で偶然、武内直子先生に遭遇したことがあります。隣にたまたま居合わせた知らないファンの方と泣き崩れました。それと、主人公の声優・三石琴乃さんを近くで拝見できたこと。特に最初は、「本当にうさぎちゃんってこの世に実在するんだな……」と感動しました。

―― はなこさんにとってセーラームーンを推すことは、どんな意味がありますか?

はなこさん 生きている証だと思います。きっとヨボヨボになってもセーラームーンを応援していて、手が動かなくなるまでメニューを作ってると思います(笑)

―― 最後に、目の前に“セーラームーンに沼らせてみたい人”がいるとして、プレゼンしてください!

はなこさん 本来守られるべき存在であるお姫様が自ら戦うんです! しかも銀河一強い。作品を通して女の子の成長する姿を見守っているつもりが、いつしか自分の背中を押してもらっているような感覚に陥ります。今からでも遅くない、今の時代だからこそ読んで欲しい、見て欲しい! 人生の中で出会えてよかった、同じ時代を生きられて良かったと思える作品です。絶対あなたの推しキャラができます!!

はなこさんの作品集

ogu 2018〜2019年 スムージー
ogu 2019〜2020年 食パンアート
ogu 2020〜2021年 パフェ
ogu 2021〜2022年 ランチプレート
ogu 2022〜2023年 ドレスクレープ
ogu 2023〜2024年 白玉フルーツポンチ
ogu 麺シリーズ

 なお、10月から新たなシリーズが開始されるそうです!

画像提供:(はなこさん(@hanako_mooon))さん

読まれている記事

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/19/news150.jpg 「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
  2. /nl/articles/2411/20/news028.jpg 「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
  3. /nl/articles/2411/20/news224.jpg “ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
  4. /nl/articles/2411/19/news169.jpg 高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
  5. /nl/articles/2411/20/news031.jpg 「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
  6. /nl/articles/2411/19/news022.jpg 「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
  7. /nl/articles/2411/20/news042.jpg 「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
  8. /nl/articles/2411/20/news216.jpg “歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
  9. /nl/articles/2411/20/news041.jpg 黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
  10. /nl/articles/2411/18/news107.jpg 走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた